代表的なリペア工事例3選|それぞれのリペアにかかる価格とは?
リフォームとは違い、元あるものを修繕ないしは修理することで、より長く使えるようにする工事のことを、リペアといいます。リフォームが作り直すことだとしたら、リペアはそうではなくあくまで修理・修繕を目的にする工事なのです。愛着があるもの、住宅だからこそ、より長く維持するためにも、リペアは重要な選択となり得ます。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・リペアが可能なものには、ソファ、タンス、床、ドア、サッシなどが挙げられる
・小さな傷やへこみ、変色であればDIYで直すことも可能だが、素人では難しいケースも少なくないため不安な場合はプロに依頼するのがおすすめ
・リペアにかかる費用は工事の箇所や内容によっても異なるが、おおよそ8,000円~9万円程度
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家の中でリペアできるものはたくさん!?
一般的に日常生活で「リペア」という言葉を聞くときは、女性のハイヒールを治すときなど、補修といった意味合いが大きいことかと思います。一方、住宅関連で「リペア」といいますと、家具やフローリングなどの床、取り付けられているドアなどを、交換することなく修繕することを言うのです。
では、どのようなものが住宅関連でリペアできるのかといいますと、多種にわたりますが、多いのがソファやタンスなどの家具関連、もしくはもともとその家に備え付けられている床やドア、サッシなどの住宅建材が対象となります。
具体的にどのようなダメージがリペアの対象になるかと言うと、へこみや傷はもちろんのこと、ペットの粗相などによる変色や、けがの原因ともなるひび割れなど、いろいろな悩みの種が対象となることができるのです。
軽度のものであればDIYでも修復可能
小さな傷やへこみ、変色であれば、ご自身で直すことも可能です。そのための専用の道具や薬品系統のものは、今は大型のホームセンターなどで簡単に手に入れることができますし、わかりやすい説明もついていて、簡単そうに見えるかと思います。
しかし、やはり素人では、難しい部分もあります。一見大丈夫そうに見えても、市販の道具ですとやはり耐久性も弱いですし、何よりすぐに元通りになってしまい、意味がなかった行為になってしまうこともあるのです、
そう考えると、一見簡単そうなリペアでもやはりプロの方々にお願いしたほうがいいかと思います。大体のリペア工事は、新しく相応の家具や住宅建材を導入するよりも簡単な工事で済むほか、費用も抑えることができます。愛着がわいている家だからこそ、その後も長く住めるようにするためにも、リペア工事を必要とし検討する方は多いのです。
リペアできる傷やへこみなどの事例とは?
リペアといっても、先ほどはプロの業者の方に任せたほうが良いと述べましたが。もちろんご自身でできる範囲のものもあります。ちょっとした傷やシミなどは、ご自身で専用のスプレーを使ったりして修復したほうが、比較的安価で済むことは当然です。
しかし、やはりどうしてもプロの力に頼りたいような案件もあるかと思います。ここでは、気になる家具や壁、ドア、床などの住宅建材における、リペアができる範囲の損傷やダメージについてご紹介していきます。
1. 床関連のリペア工事とは?
まずは床関連のリペア工事について見ていきましょう。床といっても、大体悩みの種となり得るのは、フローリング材に関することとなります。フローリング材は、ダメージが目に映りやすいですし、劣化も進みやすいものでもあります。
劣化の原因と考えられるのは、家具を引きずった際などにできる摩擦や傷に始まり、キッチン部分に多い水はねで引き起こされる水分によるもの、または同じくキッチンで多い油汚れも考えられます。一方、家族の一員としてペットがいらっしゃるご家庭は、ペットの粗相によるフローリング部分の変色や傷も気になることかと思います。
これらの床に見られる損傷やダメージは、多くがリペア工事を施すことで改善されます。フローリング部分のリペア工事ですと、大体補修が必要な面積によって価格が左右されていくことがほとんどです。価格帯としましては、以下の具体例をご覧ください。
[A社でフローリングのリペア工事を施した場合]
傷やへこみ、穴などのリペア工事・・・約28,000円~約35,000円
フローリングの変色の改善工事・・・0.5平方メートル未満だと約35,000円~、0.5平方メートル以上だと応相談
2. 家具関連のリペア工事とは?
次に、家具に対してできるリペア工事についてです。多いのが、年代物のソファなどの張替えや、陶器の破損部分の補修などです。これらは、破損部分やシミなどの程度にもよりますが、リペア工事の対象となります。また、アンティークの机や椅子などの修繕や表面加工も対象となります。具体的な費用例は以下の通りです。
[B社で家具のリペアを行う場合の料金表]
机の塗装にかかる費用・・・8,000円~7万円超
ソファ含む椅子の生地張替えにかかる費用・・・8,000円~9万円超
ソファ含む椅子の塗装にかかる費用・・・3,500円~5万円超
キャビネットやチェストの修繕にかかる費用・・・18,000円~6万円超
(材料費他の場合もあり、その他出張費や特殊修復の場合はそのための費用も加算)
扉など、住宅建材関連のリペア工事とは?
最後は、玄関やうち扉をはじめ、水廻り系に関連した住宅建材のリペア工事についてご紹介していきます。ドアに多いのが、やはり穴や傷などの損傷やへこみ、変色などが挙げられます。水廻りとしては、キッチンなどに多いシンクの傷のほか、洗面所の洗面ボウルへの再生加工や傷の補修などが多くみられます。具体的な費用例も挙げておきます。
[C社で住宅建材のリペア工事を施す場合の料金表]
ステンレス以外の扉の傷、へこみ、変色などへの加工にかかる費用・・・約35,000円~
ステンレスの扉の傷、へこみ、変色などへの加工にかかる費用・・・約45,000円~
(場合によっては材料費などが別途かかる可能性あり)
ステンレスのシンクの傷の補修にかかる費用・・・約45,000円~
洗面ボウルの再生加工にかかる費用・・・約40,000円~
(材料費含む)
まとめ
いかがでしたか?リペア工事は、家具や住宅建材などを交換したり新規の購入するよりも、比較的安価であることが多いです。大切にしている家や家具だからこそ、思い入れが多いはずなので、新しく買い替えることに抵抗を感じる方もいらっしゃるかと思います。
リペア工事を施すことで、そのような思い入れが強い思い出の品々も、より一層きれいな状態で長く使うことができるようになるのです。ぜひともリペア工事を検討してみてください。
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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