雨戸のリフォーム方法とは|チェックポイントと費用相場

雨戸のリフォーム方法とは|チェックポイントと費用相場

雨戸の部分リフォームならDIYでも行うことが可能です。この記事では、雨戸のチェックポイントや、雨戸リフォームの方法など、費用目安とともにご紹介します。後ほど詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・雨戸は10年から15年ほどで可動部の不具合が出てくる
・雨戸の不具合チェックポイントは5つ
・雨戸リフォームの方法は3つ

雨戸の不具合チェックポイント

雨戸の不具合チェックポイント

雨戸は、だいたい10年から15年で、可動部の不具合が出てくると言われています。こんな症状、当てはまりませんか?雨戸が調子悪いなと感じた時のチェックポイントを見てみましょう。また、それぞれの雨戸の不具合の改善策も参考にしてみてください。

1. 雨戸の開閉がしにくい

手動の雨戸の場合、開閉がスムーズにいかない場合があります。昔ながらの木製雨戸の場合、経年劣化によって、木部が腐食したり、湿気を含んで膨張していたりすると、開閉がしにくくなることがあります。

<改善策>
・敷居に潤滑油を塗ってみる(ロウソクなどでもOK)


アルミなどの金属系雨戸の場合は、留め具の緩みや、戸車の摩耗などが原因になることが多いようです。

<改善策>
・留め具の緩みを確認して締める
・潤滑油を塗ってみる
・戸車の摩耗の場合は、部品を交換する

2. 雨戸の戸板に劣化が見られる

木製雨戸は、雨風によって劣化しやすいので、戸板が割れたり、反ったりといった症状が見られます。金属系雨戸は、木製雨戸と比べると耐久性に優れていますが、排気ガスや海沿いの場合は塩害などで腐食しやすいので、日頃のお手入れが大切です。

<改善策>
・木製戸板は、部分補修か全面交換
・金属系戸板は、腐食部分を削り錆び止めを施して塗装処理
・アルミ戸板の腐食の場合は、補修が出来ないため全面交換

3. 雨戸が外れる

木製雨戸が外れる場合は、主に、経年劣化によって木部が収縮したり、摩耗していることが原因です。金属系雨戸が外れる場合は、留め具の緩みや戸車の摩耗などが考えられます。

<改善策>
・木製雨戸は、全面交換
・金属系雨戸は、留め具の緩みを締める
・戸車の摩耗の場合は全面交換

4. 雨戸の鍵がかかりにくい

木製雨戸の場合は、敷居や鍵を留めている木部に腐食などがあり、鍵穴がずれて鍵がかかりにくくなったり、かからなくなったりします。金属系雨戸は、留め具の緩みや、戸車の摩耗により、鍵穴と鍵部分がずれてしまうことが原因です。

<改善策>
・木製雨戸は、腐食があれば全面交換または、鍵穴の位置を調整。なければ全面交換
・金属系雨戸の場合は、留め具の緩みを締める。
・雨戸本体の位置を正しくしてから、鍵穴の位置を調整。

雨戸リフォームの方法

雨戸リフォームの方法

雨戸リフォームは、部品の交換か全面交換が基本です。近年人気の金属系雨戸の場合は、上から塗装をする場合もありますが、シャッタータイプの場合、上部に巻き込んで格納するため、塗装は向きません。

雨戸リフォーム・部品交換

雨戸の部品交換は、DIYでも可能です。ホームセンターなどで部品を購入し、雨戸リフォームにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。重いものの取り外しや、高所の作業が不安な方は、無理をせず雨戸リフォームの業者さんに依頼してくださいね。雨戸の部品交換を行う場合は、できる限りすべての雨戸の部品を交換しておきましょう。

戸車

戸車とは、雨戸を動かすための土台の部分ですが、ここが歪んでくるとスムーズに開閉できなくなったり、鍵がかかりにくくなることがあります。戸車は、おおよそ3~4年で交換や調整が必要になってきます。

戸車の調整方法
1.ドライバーで戸車のネジを緩める
2.戸車が平行になるよう位置を調整する
3.平行になったら、戸車のネジを締める

戸車の交換方法
1.雨戸を外す
2.古い戸車のネジの両側を、金づちで叩いて外す
3.新しい戸車を下から差し込んで、戸車の両側を叩いて入れ込む

●戸車の価格:800円程度

レール交換

1.マイナスドライバーで古いレールを外す
2.新しいレールを、2cm程度の真ちゅう釘で釘穴に打ち込む
3.レールから釘が出ないよう、叩いてレールになじませる

●雨戸レールの価格:500円程度~

落とし錠の交換

雨戸の鍵は、下部にロック棒を差し込んで施錠する「落とし錠」と呼ばれるタイプがついています。鍵穴と落とし錠がずれた場合には、落とし錠の位置を変えて調整します。ロック棒が折れた場合には交換が必要です。

●落とし錠の価格:1,400円程度~

雨戸リフォーム・塗装にかかる費用

雨戸リフォームで塗装を行う場合、足場を組む必要がありますので、雨戸リフォームだけを行うと費用が高くなります。足場代はおよそ15万円かかりますので、この費用プラス雨戸の費用がかかることになるんです。

ですので、雨戸に塗装をする場合は、外壁や屋根の塗装リフォームと同じタイミングで行うほうが費用を抑えられます。

●雨戸塗装の費用目安:雨戸一枚あたり、およそ2,000~3,000円
雨戸塗装だけをする場合は、足場代として、プラス15万円程度が必要です。

雨戸塗装の施工手順

1.サンドペーパーで表面のサビや汚れを落とす
2.雨戸本体と雨戸周辺を掃除して、油膜や汚れを落とす
3.下地を調整する
4.プライマーを塗る
5.塗装する
6.乾いたら、2度塗りをする
7.乾かして完成

家仲間コムの過去の雨戸リフォーム・雨戸の交換事例

既存の雨戸がある場合は、雨戸の枠や下地などの劣化がなければ、サイズが合う新しい雨戸を交換するだけでOKです。雨戸の交換には、いろんなパターンがありますので、過去に家仲間コムに寄せられた施工事例をご参考になさってください。

●木製の雨戸を軽いものに交換したい
築80年の木造住宅、1階の木製雨戸
"11万円~16万円"

●雨戸の修理または交換
築32年木造2階建て、1階の雨戸に隙間ができている
"1万円~9万円"(築年数を考えると交換が必要な場合もあり)

●シャッター雨戸の修理か交換
築13年軽量鉄骨2階建て、シャッター雨戸のストッパーが効かない
"15万円~16万円"(内部スプリンクラー故障の可能性、交換の場合)

●木製雨戸の交換
築50年木造二階建て、2階ベランダの雨戸4ヶ所
"10万円~12万円"(4枚分)

●木製雨戸の交換
築27年鉄骨2階建て、1階
と2階の雨戸9ヶ所

"13万円~15万円"(戸板の交換のみ、9ヶ所)

まとめ

雨戸は、部分リフォームであれば、部品を購入してDIYでも可能ですが、雨戸の交換の場合は、重い雨戸を取り外したり、枠組みから交換したりと、思いのほか力がいる作業になります。2階部分は足場を組む必要もあるため、雨戸交換をする場合は無理をせず、雨戸リフォーム業者さんに依頼したほうが安全です。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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