外構アプローチで失敗しやすいポイント3選|改善策はどこにある?

外構アプローチで失敗しやすいポイント3選|改善策はどこにある?

住宅の外構アプローチは、景観を良くするだけでなく玄関へとつながる重要な動線でもあります。しかし、実際に使うシチュエーションを想定して検討される方が少なく「新築住宅で失敗した!」と感じる人は少なくありません。そこで今回は、外構アプローチで失敗しやすいポイントと改善策をご紹介します。後ほど詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・外構には、「門、門柱、門柱灯」「庭」「塀やフェンス」「駐車場」「駐輪場」などの場所が含まれ、外構アプローチと合わせてシミュレーションをしておくのがポイント
・外構アプローチでよくある失敗例には、「動線が悪い」「安全性が低い」「防犯性が低い」の3つが挙げられる
・外構アプローチは動線・安全性・防犯性を重視することが重要

外構アプローチはどの場所のこと?

外構アプローチとは、住宅の門から玄関に行くまでの通路に当たる部分を指します。外構アプローチは「ファサード空間」とも呼ばれ、訪問客が住宅の印象を決めるポイントでもあり、住人にとっては玄関と外をつなぐ重要な動線でもあります。

外構には下記のような場所が含まれ、外構アプローチと合わせてシミュレーションをしておくのがポイントです。

・門、門柱、門柱灯
・庭
・塀やフェンス
・駐車場
・駐輪場

外構アプローチでよくある3つの失敗例

外構アプローチでよくある3つの失敗例

外構アプローチでよくある失敗例は主に上記の3つのポイントです。順番に、改善策とともに詳しく見ていきましょう。

失敗例1. 動線が悪い

玄関に入るまでのルートには下記の3つが考えられます。

・門から玄関
・駐車場から玄関
・駐輪場から玄関


門から玄関までは動線が良くても、自転車や車で帰宅した際にいったん外へ出て外構アプローチを通らなければいけない動線では、使い勝手が良くありませんよね。これら3つのルートのどこから通っても最短距離でスムーズに通ることができる外観アプローチが理想です。

1-1. 屋根の取り付け

また、動線と合わせて考えておきたいのが屋根です。特に車や自転車の場合は荷物が多いこともあるので、傘をさす手間は省きたいところ。外構アプローチには屋根をつけておくと、雨や強い日差しを遮ることができてより快適な動線になります。

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1-2. お子様が道路に飛び出さない動線に



出典:開き門扉|LIXIL

お子様がいらっしゃる場合、自転車や車の乗り降りの際にお子様が道路に飛び出してしまわないような動線を考えておくことも大切です。これは安全性を高める上でも重要ですが、外構アプローチでは門を取り付けておくことで、お子様の急な飛び出しを防ぐことができます。

1-3. 階段よりスロープがおすすめ

スロープのある外構スロープのある外構(※画像はイメージです)

門から玄関までの動線は、できれば階段よりスロープのほうがおすすめです。敷地面積の問題でスロープの設置が難しい場合もありますが、スロープにしておくほうが将来的にバリアフリー化が必要になった場合に車椅子でも通行しやすいです。

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失敗例2. 安全性が低い

外構アプローチの失敗例で多いのが、通路に使用する材質です。見た目だけで選んでしまい、「実は滑りやすい材質だった!」という失敗例も少なくありません。特にDIYで外構アプローチを施工しようとお考えの方は、安全性の高い材質を選びましょう。

2-1. 滑り止め加工を施した材質

洋風住宅でも人気のタイルは、雨に濡れるとツルツル滑って大変危険です。また、和風住宅で人気のある敷石も種類によっては滑りやすいものがあります。万が一滑って転倒した場合には大怪我の恐れもありますので、外構アプローチに使用する材質は必ず滑りにくい材質や滑り止め加工を施したものを使用しましょう。

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2-2. 照明は明るく



出典:エクステリアスポットライト|Panasonic

外構アプローチでは照明も重要な役割があります。次の防犯性にもつながりますが、足元を照らす照明や玄関までの誘導灯はとても大切です。外灯が明るくても、足元はよく見えるようにエクステリア照明を設置しておくと安全に通ることができます。

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照明を設置するためにはコンセントも必要ですので、屋外コンセントも忘れずに設置しておきましょう。

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失敗例3. 防犯性が低い

外構アプローチは玄関とつながっていますので、防犯性を高めておくことが重要です。例えば植栽のある緑の多い外構アプローチは素敵ですが、あまりにも外部から見えにくいと侵入者にとって隠れやすい場所になってしまいます。

また、暗い外構アプローチも人目に付きにくいため不審者の存在に気づきにくいですよね。そのため、外構アプローチの防犯性を高めるためには、ある程度の見通しができて明るい空間を造ることが大切です。

3-1. 植栽は定期的な剪定を

植栽がある場合には、定期的に剪定をして植物が生い茂らないようにしておきましょう。

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きちんと剪定された植栽は、その家に住む人の印象にもつながります。

3-2. 人感センサー付き照明を設置

人が通ったことを感知して点灯する人感センサー付き照明は、外構アプローチに最適です。

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不審者が近づいた場合にも点灯するので、防犯対策として有効です。

外構アプローチの失敗例まとめ

家を建てる時はついつい内装にばかり気を取られてしまいますが、実は外構もよく考えておかなければいけない重要な場所です。今回の失敗例を参考に、外構についても事前によく検討して使い勝手の良い外構アプローチを造っていきましょう。

失敗しない外構アプローチを造るには?

外構アプローチを失敗させないためには、施工経験が豊富なエクステリア業者さんの力を借りることです。今までの施工事例などを元に、ご自宅に合った外構アプローチを一緒に考えてもらいましょう。

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執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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