3人の子供部屋リフォームを考える|スペースを確保するアイデア4選

3人の子供部屋リフォームを考える|スペースを確保するアイデア4選

子供部屋リフォームで3人の子供のためのスペースを造ってあげたいけど、そんな広さも部屋もない!とお悩みの方は少なくないのではないでしょうか。実は、子供部屋や子供用スペースとしてリフォームできる空間は意外と多いのですよ!この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・「廊下の一部」「リビングの一部」「押入れやクローゼット」「吹き抜け部分」など、スペースの一部を撤去・拡張・増設することで子供部屋として利用できる
・子供部屋をリフォームする際は、男女別にしたほうがいいのか、別々の子供部屋を与えたほうがよいのかなど、長期的な視点でプランを検討することが重要
・困った時には、様々な施工例と実績のある業者に相談してプロのアイデアを参考にするのもひとつの手!

子供部屋としてリフォームできるスペースは意外と多い

子供部屋としてリフォームできるスペース

お子様が3人いらっしゃる場合、子供部屋をリフォームするのも一苦労。よほどの広いお宅でない限り、個別の子供部屋を造ることは難しいというご家庭も多いのではないでしょうか?子供部屋にリフォームできるスペースはすでに部屋として完成しているところだけとは限りません。

例えば、廊下の一部・リビングの一部・押入れやクローゼット・吹き抜け部分など、スペースの一部を撤去や拡張したり増設することで新しい部屋を作り出すことができます。では、これらのスペースを活用して3人のお子様が使える子供部屋リフォームのアイデアを見てみましょう。

1. 廊下の一部を子供用スペースに

リビングをちょっと出た廊下に設けた勉強スペース|ROOMIE
出典:リビングをちょっと出た廊下に設けた勉強スペース|ROOMIE

ご家庭の子育て方針にもよりますが、子供部屋は個室にしなければいけないというものでもありません。家族とのコミュニケーションも取りつつプライベートな空間も設けられる、オープンタイプの子供用スペースを作ってみてはいかがでしょうか。スペースを区切ってあげることで3人それぞれの空間ができます。

上記の写真のように、リビングと続きになっている廊下であれば家事をしながらお子様が勉強している様子が見えるので安心です。子供たちは狭い空間が大好きですし、自分用スペースが確保されたこの空間にきっと喜んでくれることでしょう。

狭いスペースには昇降式収納棚がおすすめ

オートダウンウォール|LIXIL
出典:オートダウンウォール|LIXIL

こちらはキッチンによく取り付けられる自動昇降式の収納棚ですが、廊下に勉強道具などを収納したい場合は、このような収納棚を活用してみてはいかがでしょうか。取り付け時には、壁や天井の下地の強度に十分注意し必ず下地補強を行ってください。

下記リンクは廊下の収納スペースリフォームのアイデアですが、子供用スペースとしてアレンジする際の参考になります。価格相場などとあわせてご参照ください。

関連記事:廊下収納スペースリフォームのアイデア5選!本棚からキャットウォークまで設置できます

足元が寒い時は床暖房を

もともと廊下には暖房設備を設置していないことが多いので、冬場は寒い場合もあるかもしれません。予算に余裕があれば足元に床暖房を設置してあげるとさらに快適に過ごせます。

関連記事:床暖房リフォームの流れと施工例を調べてみました

2. リビングの一部を子供用スペースに

リフォームにもおすすめ「畳が丘」|Panasonic
出典:リフォームにもおすすめ「畳が丘」|Panasonic

集中力が身につくといわれている「リビング学習法」を取り入れるご家庭も増えています。住宅の中でもリビングは広めに作ってあることが多いのでリビングの一部を子供用スペースとしてリフォームしてみましょう。個室の子供部屋を3つ作るためには広さが必要になりますが、勉強スペースや収納なら作ることができます。市販のユニット畳を設けると、複雑な工事をせずにリビングと分けた空間を作ることができます。

廊下のリフォーム同様、3人それぞれの空間を区切ってあげることで一人ひとりの独立した場所を作ります。また畳ユニットは中に収納することができるので、増えやすいお子様のおもちゃやスポーツ用品なども収納できます。カーテンやパネルなどで部屋を間仕切ると、個室のようにも使用可能です。

関連記事:部屋を間仕切りたい!部屋の間仕切り方法と間仕切りにかかる費用

監修者コメント
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「個室」ではなく「ゾーン」という考え方も

子ども室にはベッドと机とクローゼットを、と個室を完成させるのもいいですが、それでは個室に必要な面積が大きくなり、家族が増えるほど、限られた面積での間取りが難しくなってきます。そんなときは「ゾーン」という考え方がおススメです。家全体を「勉強ゾーン」「クローゼットゾーン」「遊びゾーン」と分けていくと、個室は寝室として最小限にすることができ、増える家族にも対応しやすくなります。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

3. 押入れやクローゼットを子供部屋に

押入れは間口も広く奥行きがあるので、子供部屋へのリフォームにぴったりと言えます。クローゼットは押入れと比べるとやや狭くなりますが、まだ小さいお子様であれば十分子供部屋として有効活用できるでしょう。

関連記事:押入れリフォームの様々なバリエーションをご紹介!

ベッドを3台置くためには広いスペースが必要になりますが、壁面に収納できるタイプのベッドを設置すれば狭いスペースの中でも3人それぞれの睡眠空間ができあがります。

監修者コメント
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吹抜けに床を張って増築できるか?

吹抜けに床を張ってお部屋にする場合、気を付けなければいけないのが、床面積です。吹抜けは新築時には床面積に参入されていないため、床を張れば「増築」になってしまいます。床面積には容積率による上限があり、オーバーすることはできません。しかし、容積率を緩和する規定もあるため、もしかしたら増築が叶う可能性もあります。ご検討中の方は、まずは信頼できるプロにご相談されてみてはいかがでしょうか。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

成長に合わせたリフォームプラン

子供部屋リフォームをするにあたり考えておかなければいけないことは、お子様の成長です。いつまでも小さくてかわいいままでいてほしいという親御さんの願いもむなしく、子供たちはどんどん成長していきます。

また、3人のお子様の年齢差や性別も考慮しなければいけない点です。思春期に入る前には男女別にしたほうがいいのか、年齢が離れたご兄弟であれば別々の子供部屋を与えたほうがよいのかなど、長期的な視点で子供部屋のリフォームプランを検討しましょう。

4. 吹き抜け部分を子供部屋に

吹き抜けのある住宅は明るく開放感があるので人気ですが、その吹き抜け部分に床を増設し子供部屋としてリフォームすることができます。広さによっては、3人それぞれに個別の子供部屋を造ってあげられる場合もあります。

関連記事:【価格例あり】吹き抜けを作って後悔、吹き抜けをなくすには?

プロにアイデアをもらおう!

大人の居室と違って子供部屋の在り方は成長に伴い変化していくものです。子供部屋リフォームを検討する際には、様々な施工例と実績のある業者に相談してプロのアイデアを参考にしてみてはいかがでしょうか。見積もりは無料ですので、多くの業者に依頼してみるとご家庭にピッタリの子供部屋リフォームプランが見つかりやすくなりますよ!

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

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アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

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noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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