中古アパートをリフォームしたい|経年劣化・空き家対策に有効な方法

中古アパートをリフォームしたい|経年劣化・空き家対策に有効な方法

中古アパートをリフォームする理由は「経年劣化」「空き室対策」「中古アパート購入」の3つが考えられます。今回は、3つの理由別に貸主さんのための有効な中古アパートリフォームについて解説します。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・中古アパートをリフォームする主な理由は「アパートの経年劣化によるリフォーム」「空き室が多い場合のリフォーム」「中古アパート購入に伴うリフォーム」がある
・アパートの経年劣化によるリフォームは「耐震補強工事」「24時間換気システムの導入」「外壁塗装リフォーム」などがある
・空き家が多い場合のリフォームは「間取り変更リフォーム」「水廻りリフォーム」「トイレリフォーム」などがある

1. アパートの経年劣化によるリフォーム

アパートの経年劣化によるリフォームの場合、どのタイミングで住宅設備のリフォームが必要になるのでしょうか。築年数による主なリフォーム箇所と費用目安を一覧にしてみました。
 

築年数 リフォーム箇所 費用目安
5年~10年 ハウスクリーニング
畳の表替え
壁紙クロス(部分)
7万円
3万円
10万円
10年~15年 (※上記に追加して)
壁紙クロス(全室)
温水洗浄便座

40万円
5万円
15年~20年 (※上記に追加して)
給湯器
ユニットバス
洗面台

15万円
65万円
10万円
20年~25年 (※上記に追加して)
トイレ
キッチン
フローリング

10万円
60万円
45万円


※費用目安は70㎡のアパートの場合

上記のリフォームとは別に、築年数によって発生する外部リフォームがあります。

耐震補強工事

1981年6月以前に建築されたアパートの場合、現行の耐震基準を満たしていない建物が多いため耐震補強工事が必要になります。耐震補強工事にかかる費用目安はアパートの規模にもよりますが150万円程度です。

耐震補強をしていないアパートが万が一地震などにより倒壊した場合、貸主に対して損害賠償責任が発生する可能性があります。入居者の命にもかかわりますので、必ず耐震補強工事は行いましょう。耐震補強工事には自治体からの補助金が出るケースや減税制度があります。

関連記事:耐震リフォーム|耐震リフォームの内容と費用

24時間換気システムの導入

2003年7月以降に建築された建物には24時間換気システムの導入が義務化されています。特に、断熱リフォームで気密性を高めたアパートには導入する方が良いですが、気密性の低い木造アパートでは必要ありません。

外壁塗装リフォーム

外壁塗装は築10年を目安にリフォームを検討しましょう。見た目も美しくなるので入居者が増える可能性が高まります。

アパートの外壁塗装リフォーム費用の目安は、二階建てアパート(500㎡程度)の場合で200万円~300万円です。

関連記事:外壁塗装リフォーム/外壁材別塗装リフォームのポイント

2. 空き室が多い場合のリフォーム

アパートに空き室が多い場合は、築年数があまり経っていなくても早急にリフォームされることをおすすめします。空き室対策におすすめのリフォームとしては、先述した外壁塗装があります。第一印象である外観が美しいと入居にもつながります。

では、その他のおすすめリフォーム内容を見てみましょう。

間取り変更リフォーム

和室から洋室へのリフォーム和室から洋室へのリフォーム(※画像はイメージです)

古いアパートでは狭い部屋が隣接した2DK・3DKタイプが多いので、間取り変更リフォームをして広々とした1LDKタイプの洋室にしてみましょう。

水廻りリフォーム

水廻りリフォーム水廻りリフォーム(※画像はイメージです)

「アパートの経年劣化によるリフォーム」の項目にある一覧表をご覧いただくと、築15年以上経過したアパートでは水廻りリフォームが必要になります。

水廻り設備の劣化は部屋の印象や住んでからの生活の質にも大きく影響しますので、アパート内覧の際にチェックポイントとして挙げる人は多いです。

トイレリフォーム

和式トイレから洋式トイレへのリフォーム和式トイレから洋式トイレへのリフォーム(※画像はイメージです)

特に和式トイレの場合は洋式トイレにリフォームしておくと、印象が大きく変わります。

関連記事:和式トイレから洋式トイレへリフォームする際の費用目安と注意点

水廻りリフォームは費用がかかることが多いですが、リフォームしておくことで賃料をアップしても入居者が決まる可能性が高くなります。

3. 中古アパート購入に伴うリフォーム

購入した中古アパートの築年数がどれぐらいかによってリフォーム内容が変わってきます。

築年数が経過しているほどリフォーム箇所が増え費用もかかりますが、単純にすべてリフォームすればよいというものではありません。アパートには賃料があり、採算を取るためにはどの程度のリフォームをすれば良いのかを考えましょう。

中古アパート購入後のリフォームのメリット

中古アパート購入後のリフォームにはメリットがあります。それは、入居前に全面リフォームを行える点です。入居後のリフォームは入居者の都合と調整しながらリフォーム工事を進めなければいけませんが、入居前であれば一気にすべてのリフォームを進めることができます。

特に外壁塗装リフォームや騒音の出やすい工事でも、入居者に気遣うことなくリフォーム工事ができます。※ただし、近隣へは騒音対策などの配慮しましょう。

また、まとめてリフォームをすることでリフォーム費用を安く抑えることが可能です。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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