ダイニングのレイアウトのポイントは2つ|配膳の動線を考えてみよう

ダイニングのレイアウトのポイントは2つ|配膳の動線を考えてみよう

ダイニングには、キッチンから食事を運ぶ際の配膳の動線が良く、家族がゆっくりと食事ができる居心地の良いレイアウトが求められます。今回は、「配膳の動線」と「ゆったり座れる」ことを意識して行うダイニングレイアウトを解説します。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。

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POINT この記事のポイント

・ダイニングのレイアウトは配膳する際の動線とゆったり座れるかを考える
・対面式キッチン前のダイニングスペースは家族とコミュニケーションがとりやすい
・ダイニングテーブルとコンセントの位置関係を考慮するのがおすすめ
・エクステンションタイプ(伸長式)のダイニングテーブルを採用するのもおすすめ

1. 配膳する際の動線

ダイニングダイニング(※画像はイメージです)

ダイニングは食事をする場所ですので、キッチンから料理を運ぶ配膳の動線を良くしておきたいところです。キッチンから離れたダイニングテーブルでは、配膳のたびに移動距離が長くなりますし、配膳に時間もかかります。

ダイニングテーブルはキッチンの近くにレイアウトして配膳のための移動が短くなるようにし、椅子の位置にも工夫をすると動線が良くなります。

 

1-1. 対面式キッチンとのレイアウト

対面式キッチンとダイニング対面式キッチンとダイニング(※画像はイメージです)

対面式キッチンは人気のキッチンの形ですが、対面式キッチンの前にダイニングスペースを設けるケースが一般的に最も多いレイアウトです。キッチンから近いので配膳の動線も良く、キッチンにいる人が孤立しないのでご家族とのコミュニケーションもとりやすいレイアウトです。

こちらの記事で簡単な図面がありますので、ご参考になさってください。

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1-2. 「みんなが集う」をコンセプトにしたキッチン

Irori Dining(いろりダイニング)|パナソニック
出典:Irori Dining(いろりダイニング)|パナソニック

家族とのコミュニケーションをとるためには一緒に食事をする時間がとても大切ですが、「みんなが集う」というコンセプトのもとデザインされたシステムキッチンを中心にダイニングレイアウトを考えていくのも新しい方法です。

一緒に料理を作りながら食事ができれば家族間のコミュニケーションもとりやすく、また来客時にもみんなで楽しい時間を過ごすことができるでしょう。

関連記事:パナソニックの「いろりダイニング」がすごい|割引率目安はどれくらい?

1-3. コンセントの位置に注意

コンセントコンセント(※画像はイメージです)

ダイニングテーブルでホットプレートを使用することが多い場合には、コンセントの位置に注意が必要です。人が通る場所にコードがあると引っかかって転倒してしまうことがあり危険です。ダイニングのレイアウトを考える際には、ダイニングテーブルとコンセントの位置関係も考慮しておきましょう。

関連記事:
コンセント増設リフォームを考える|キッチンの動線と安全性を確保しよう
リビングコンセント増設リフォームを考える!事例と注意点まとめ

2. ゆったり座れるレイアウト

ダイニングで食事をする際は椅子を使用しますが、椅子が引き出しにくかったり椅子の背後に壁や家具があるなど、座った時に窮屈に感じるとリラックスして食事を楽しめません。

2-1. ダイニングテーブル+椅子を置いた時のスペース

ダイニングダイニング(※画像はイメージです)

ダイニングテーブルと椅子を置いた時に必要なスペースは下記が目安です。

椅子の種類 椅子を引くスペース 椅子の後ろを人が通るスペース
椅子
(背もたれあり)
約60cm~ 約100cm~
椅子
(背もたれなし)
約50cm~ 約90cm~

背もたれのない椅子のほうが必要なスペースは少なくて済むので、ダイニングエリアがあまり広くない場合には背もたれのない椅子を採用するのも、ダイニングをゆったり使うコツです。

2-2. 家族の人数とダイニングの広さ

家族の人数によってダイニングテーブルの大きさも変わります。一般的に下記のサイズのダイニングテーブルを設置する場合には、ダイニングスペースには下記の広さが最低限必要です。

人数テーブルと椅子のレイアウト必要なスペース
2人2人用110cm×225cm~
2人~4人4人用(長方形)170cm×225cm~
2人~4人4人用(正方形)250cm×250cm~
2人~4人4人用(円形)235cm×235cm~
4人~6人6人用(長方形)235cm×310cm~

4人家族の場合、ダイニングテーブルの形には「長方形」「正方形」「円形」のバリエーションがありますが、「円形」テーブルのほうがスペースが多く必要になります。ダイニングがあまり広くない場合には、コンパクトに置ける「長方形」のダイニングテーブルが良いでしょう。

背もたれのないベンチシートにするのも、使わない時にはテーブルの下に収納できて省スペースになり、見た目にも広く見せることができます。

また、「普段は2人だけど来客が多い」というご家庭の場合は、もともと4人用テーブルでも良いですが、エクステンションタイプ(伸長式)のダイニングテーブルを採用するのもおすすめです。

下記のように使う時だけ4人用に広げられるので、普段は省スペースになります。

4人~6人用のエクステンションタイプのダイニングテーブルもあります。

ダイニングが広く見えるレイアウト

開放的なLDK開放的なLDK(※画像はイメージです)

ダイニングが独立した間取りの場合、広さにもよりますが、圧迫感があって窮屈に感じることがあります。4人以上の家族であればなおさら、全員が集まった時には狭い空間だと圧迫感を感じます。

そのような場合には、壁を撤去してリビングとつなげて大きなリビングダイニングにすると開放感のある広々としたダイニングエリアを叶えることができます。壁の撤去だけであれば約3万円~、壁や床の内装工事も含めて約20万円~程度が費用目安です。

関連記事:リフォームで壁を撤去して広々空間を手に入れよう!価格相場や注意点は?

ダイニングのレイアウトまとめ

家族とのコミュニケーションをはかる上でとても大切な食事の時間。ダイニングのレイアウト次第で楽しい食事のできる居心地の良い空間にすることができます。

そのためには開放感がありゆったり座れることも大切ですが、キッチンからの配膳の動線を考えておくことで家事の効率化にもつながります。現在ダイニングが使いづらいと感じている方は、ぜひプロのアドバイスを参考にレイアウト変更をしてみてはいかがでしょうか。

ダイニングのレイアウトを成功させるには?

ダイニングのレイアウトを成功させるには、プロのアドバイスを聞いてみるのも一つの方法です。「大がかりな工事になりそう」と感じやすい間取り変更なども、意外と少ない費用でできることがあります。家仲間コムの見積もりサイトには約1000社の登録業者さんがいて、いろんな依頼に対応できるのが魅力です。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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