仏壇の設置場所まるわかり!「環境」「方角」「宗教・宗派」ごとにわかりやすくご紹介!
日本人と縁が深い仏壇ですが、新しく設置する場合どこに設置すれば良いのでしょうか?
いろんなしきたりがありそうだけど分からない、と言った疑問にお答えします。
今回は、仏壇の設置場所「環境編」「方角編」「宗教・宗派編」に分けてわかりやすいお仏壇の設置方法をご紹介します。
仏壇の設置場所にしきたりやルールはあるの?
仏壇の設置場所は、宗教や宗派それぞれの考えに基づいたしきたりがあります。
また、仏様に失礼のないようにという仏様に対する敬意と配慮から置き場所にルールもあります。
ですが、このしきたりやルールを守ればどこでも良いかというとそうではなく、仏壇も家具と同じように材質によって適した場所がありますので、まずは仏壇の材質から見て最適な置き場所を選択していくのがおすすめです。
1. 仏壇の設置場所|環境編
昔は、新築段階から仏壇を設置する場所として最適な環境である仏間が作られていましたが、現代は仏間がある住宅のほうが少なくなってきました。
仏壇といえば和室のイメージですが、近年では洋室に合う仏壇も販売されていますので、和室・洋室どちらでも設置可能です。
それでもやっぱり和室に設置したいという方のご参考までに和室リフォームの記事をご紹介します。
参照:
・和室リフォーム。参考にしたい和モダンな部屋。
・子供がいるご家庭に最適な和室のリフォームを調査
和室でも洋室でも設置場所は自由に選べますが、下記の3点に注意して最適な環境を決めましょう。
1-1. 湿気の少ない場所
仏壇は木製製品ですので湿気を苦手とします。
家の中でも日当たりの良くないジメジメした場所や水廻り近くは避け、通気性の良い明るい場所に設置しましょう。
1-2. 直射日光が当たらない場所
時間帯によって直射日光が当たる部屋があります。
仏壇に直射日光が当たってしまうと、仏壇の材質である木を傷めることになり装飾品の色あせにもつながりますので、直射日光が当たる場所は避けるか、遮光カーテンを閉めておくと仏壇が長持ちします。
3. 電化製品の近く
熱を発するレンジや冷蔵庫、音の振動が伝わるテレビやオーディオ機器の近くも材質である木材を傷める原因となります。
万が一の火災にも備えて、これらの電化製品から離した場所に設置するほうが良いでしょう。
2. 仏壇の設置場所|方角編
仏壇の設置場所には方角が決まっている場合があります。
一般的には下記の3つの方角が良いとされており、それぞれ呼び名があります。
仏壇の方角 (呼び名) | 方角 |
---|---|
南面北座説 | 南向き |
東面西座説 | 東向き |
本山中心説 | 拝む方向の延長線上に総本山があるように仏壇を置く |
では、次に上記の方角を定めている宗教・宗派をご紹介します。
3. 仏壇の設置場所|宗教・宗派編
仏壇の設置場所として最も気にする点は、宗教や宗派によるしきたりではないでしょうか。
ここでは代表的な宗教・宗派7つについて、それぞれのご本尊・方角・一説をご紹介します。
3-1. 曹洞宗・臨済宗
ご本尊 | 方角 | 説 |
---|---|---|
釈迦如来 | 南面北座説 | 釈迦が説法をするときに南向きに座っていたため |
3-2. 浄土真宗・浄土宗・天台宗
ご本尊 | 方角 | 説 |
---|---|---|
阿弥陀如来 | 東面西座説 | 阿弥陀如来は西方浄土にいるとされているため |
3-3. 真言宗
ご本尊 | 設置場所 | 説 |
---|---|---|
大日如来 | 本山中心説 | 拝む方向の延長線上に総本山がくるように仏壇を置くため |
3-4. 日蓮宗
ご本尊 | 設置場所 |
---|---|
大曼荼羅 | 自由 |
上記の中で唯一日蓮宗のみ仏壇の設置場所は自由とされています。
4. 仏壇の設置場所における注意点
仏壇の設置場所に最適な環境と宗教・宗派により決められた方角が分かったところで、すべてに共通する注意点をお伝えします。
4-1. ご本尊の高さ
仏壇にも大きさがあり、床置きから棚置き・壁掛けなど種類も豊富に揃っています。
どのタイプの仏壇を選ぶ場合でも、必ずご本尊が目線より高い位置にくるよう設置します。
ご本尊を見下ろすような位置にならないよう敬意を払いましょう。
4-2. 神棚がある場合
神仏習合である日本では、神棚のある部屋に仏壇を設置するご家庭も多くあります。
参照:
・人生の転機におすすめ!神棚設置・取り付けの基本知識
・神棚設置・取り付けに向いている場所・避ける場所とは?
出典:神棚|伊勢宮
同じ部屋に設置することは問題ありませんが、下記の2点に注意が必要です。
・上下に並べないこと
どちらも上下の区別なく同じように敬うべき存在であるため。
・向かい合わせにしないこと
どちらかにお詣りしている際に片方にお尻を向けることになり失礼に当たるため。
4-3. 床の間がある場合
昔ながらの住宅には床の間があるお宅も多いでしょう。
床の間は住宅の中で最も上座とされている場所ですので、床の間と向い合せに仏壇を置くと、仏壇が下座となってしまいます。
床の間がある場合は、床の間に仏壇を設置すると良いでしょう。
参照:床の間の施工事例
・床の間を仏間に改装
・住み慣れた旧家にあった様な床の間が欲しい
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