土間リビング設置に迷ったら|プランニングアイデアと注意点を紹介
近年では土間を取り入れた賃貸物件なども増えており、リフォームでリビングに土間を設ける方が増えています。そこで、リビングに土間を設置したい場合の取り入れやすいプランニングアイデアや注意点を調べてみました。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。
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土間リビングのプランニングアイデア
1. 空間を遮ることなく分割
リビングに土間を設置すると、柱や壁の代わりにリビング部分と土間部分で空間を分けることができます。柱や壁のように空間を分割しなくてよいため、スペースを広く使えて、さらに広く見せる効果もあります。
ホームパーティーをしたり人がよく訪れるご家庭には、玄関からリビングまでをつなげる土間がおすすめです。わざわざ玄関で靴を脱ぐことなく土間リビングへ案内しやすくなります。広さに余裕があれば、庭までつなげておくとさらに使い勝手がよくなります。
土間部分とリビング部分の境目に腰掛けられる高さの段差を設けておくと椅子代わりに座ってもらいやすくなります。土間部分を広くリフォームすれば、カフェのようにソファを置いてそのままくつろいでもらうこともできておしゃれですね。
リビングに暖炉を設置しているご家庭は、暖炉を置くスペースを土間にしておくと汚れても掃除がしやすくなります。
2. テラスとつなげて広いアウトドア空間に
テラスと高さを合わせた土間を隣接して作れば、テラスの窓を開放して広々としたアウトドア空間を設けることができます。お子様やペットの遊び場として、BBQの際の一休みスペースとしてリビングに設置した土間が便利です。
リビング土間の天井部分に洗濯用の物干しを設置しておくのもおすすめです。床暖房も設置していれば冬でも洗濯物がよく乾きますし、快適な湿度も保つことができますよ。また、土などで汚れやすいガーデニングもリビング土間でお手入れができれば室内を汚さずに済みます。
3. 趣味のための土間リビング
バイクや車が趣味の方は、リビングから愛車を眺めていたい方もいらっしゃいますよね。そういう方にも土間リビング設置はおすすめです。車やバイクのメンテナンスの際は、ガレージの仕切りを開放して温度管理されたリビングの土間で快適に作業できます。
間仕切り壁を可動ガラス扉にするとショールームのような空間ができます。また、室内には入れたくない自転車や趣味に使う道具・遊具などを収納するスペースとしても便利ですガーデニングや陶芸などの汚れることが多い趣味でも土間リビングで作業できれば、室内で天候に左右されることなく楽しめます。
土間リビングの注意点
土間リビングの注意点は上記の5つです。順番に見ていきましょう。
1. お手入れしやすい土間材を選ぶ
出典:外装床タイル|LIXIL
商品価格:9,200円/㎡(8,000円/ケース)
土足で使う土間はどうしても土や汚れが目立ちます。土間材をタイルにすればお手入れもしやすく、見た目にも高級感がありデザイン性がアップします。
特徴:
・滑りにくい
・汚れを落としやすい
2. 排水溝や水道を設ける
汚れた時に水を流して洗いたい場合は水道設備と排水溝を土間の隅に設置しておくと良いでしょう。特に、ホームパーティーやテラスとつながる空間として土間を設置している場合には、食べ物や飲み物がこぼれてしまう事態もあり得ます。
さっと水で流せれば掃除がとても楽になりますし、ゲストも気兼ねなくパーティーを楽しめますよ。排水溝は使う頻度が低いと匂いが上がってくる場合があります。使用頻度が低い場合は費用のかかる排水溝はあえて設置せず、拭き掃除で済ませるなども検討してみてください。また、防臭構造になった排水溝にしておくことも大切です。
参照:シンクの排水口の防臭構造を知りたい|LIXIL
3. 段差は用途に合わせて
リビングとの一体感を出し空間を広く見せたい場合は、土間との段差は少なくしておきましょう。反対に、リビングに腰掛けて使いたい場合は座りやすい高さの段差を設けておくとベンチのように利用できます。
4. 動線を考慮した間取りを
リビングのどこに土間を設置するかによって使いやすさに差が出ます。土間は土足で歩く部分ですので、いちいち室内履きを脱いだり履いたりしなければいけないのは面倒ですよね。基本的には、土足のままで移動する部分や土足で過ごしても良いスペースに土間を設置しましょう。
参照:土間リビングとロフトのある住まい|Panasonic
5. 冬の寒さ対策をしっかりと
コンクリートで仕上げることの多い土間ですが、リビングに土間があると土間部分から底冷えして暖房効率の悪いリビングになってしまいます。土間には断熱材を施工しましょう。寒さ対策としては、床暖房を設置するか、または断熱効果のあるタイルなどの土間材を採用しておきましょう。
関連記事:土間のメリット・デメリットを知って使い勝手の良い土間を取り入れましょう
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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