和室を洋室にリフォームしたい|気になる工事の種類と価格相場

和室を洋室にリフォームしたい|気になる工事の種類と価格相場

日本人なら誰でも親しみ深いであろう和室。和室にいるとどこか落ち着く、という人も多いのではないでしょうか。しかし一方で、現代社会において、暮らすならば洋室と考えている人は少なくはなく、むしろ大半を占めるようにも思えます。

その中で、和室から洋室へのリフォームを検討している人も珍しくはないようです。とはいっても、和室から洋室へのリフォームというのは部分的に変えるか全体的に変えるかで費用も工事内容も変動してきます。そこで今回は、和室から洋室へリフォームする際に知っておきたい費用の価格相場やいろいろな工事の種類について具体的に紹介していきたいと思います。まずはこの記事のポイントをまとめました。

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POINT この記事のポイント

・和室から洋室への部分的なリフォームの方法は主に5つ
・和室から洋室へのリフォームにかかる費用の価格相場はおよそ80~100万円
・あとから「和室に戻したい」と思うことがないように、しっかり検討する必要がある。

和室から洋室への部分的なリフォーム

和室から洋室への部分的なリフォーム

和室から洋室へリフォームすると言っても、全仕様をチェンジする人もいればパーツだけを洋室仕様にするという人もいます。また、和室の部分的なリフォームであれば、DIYとしてご自身でリフォームする人も多いようです。そこでまずは、和室から洋室への部分的なリフォームについて、その種類と概要、費用の目安などを見ていきましょう。

畳をフローリングへ

和室の畳をフローリングにするだけで、洋室らしさを演出することが可能です。最近は畳の上から敷くだけのフローリングカーペットというものもあり、ご自身でも簡単にフローリングへと変えることができるようになりました。一方で、しっかりと床を畳からフローリングへと張替えたいという人も少なくはないと思います。

畳をフローリングへと張り替えるリフォームは、単に畳をはがしてフローリングを敷き詰めるといった簡単な工事ではありません。といいますのも、元来、和室と洋室の部屋は見た目だけでなく内部も仕様が異なる設計となっているようです。

例えば床ひとつとっても、畳の場合は下に薄い板が貼ってあり、その下に設置されている下地構造材が広めに置かれています。畳ならばこのままでも支障ありませんが、この状態の上にフローリングを張るとなると、床がたわんでしまうことが考えられます。そのため、畳をフローリングへとリフォームする際は下地処理や補強工事が欠かせないようです。

下地処理や補強工事以外にも、場合によっては必要となる工事はいくつかあります。例えばマンションの和室の畳をフローリングにする場合は、マンションの防音規定に定められている防音基準を満たす必要があります。具体的には、畳をはがした後に防音性が高い下地材を張ったのち、フローリングを取り付けることが欠かせないようです。

また、畳はフローリングよりも厚みのある素材であることから、畳をフローリングへとただ張り替えてしまうと、他の部屋や廊下との間に段差ができてしまうことがあります。段差があるとふとした瞬間に躓いてしまったり、車いすを通す際に不具合が生じたりといったこともありますよね。段差を無くすためには、ほかの部屋と床の高さを合わせるために、下地木工事をしっかりと行う必要があるのです。

一方で、フローリングと一概に言っても、現在いろいろな機能を兼ねそろえたものが多く販売されています。使用するフローリングによってもリフォームの費用は変わってくるようです。ちなみに畳からフローリングへとリフォームする際の費用の目安は10~30万円ほどといえます。

壁や天井も洋室仕様に

畳をフローリングに変えるだけでなく、壁や天井も洋室仕様にしたい、という人も多いようです。そもそも壁も天井も和室と洋室では見た目・構造ともに異なるものとなっていますので、リフォームする場合はがらりと仕様を変える必要があります。例えば壁であれば、和室は「真壁」という、柱を露出させる造りとなっているのに対して、洋室は「大壁」という柱を壁で覆い、見えなくさせるような造りとなっています。そのため、和室仕様の壁から洋室仕様の壁へリフォームする場合は、造作工事が必要となります。

また、天井も和室と洋室で基本的に造りが異なります。和室の中には目透かし天井になっているものもあり、この場合直接クロスを張ることができないため、天井を撤去して作り変える必要も出てきます。そのため、決して簡単な工事では済まないことが多いようです。費用を見ても、壁・天井を洋室仕様にする場合は10~20万円が目安といえます。

押入れをクローゼットに

和室から洋室へリフォームする際、押入れをクローゼットへと変更したいという要望も少なくはありません。寝具などを収納するためには押入れが便利ですが、洋服もかけやすく開け閉めも簡単だという面でクローゼットは人気のようです。

押入れをクローゼットへとリフォームする場合、建具の交換や仕切り・ハンガーパイプの取り付けなどが必要になります。クローゼットはどのようなものにするかで費用が変わってくるので、譲れない設備や機能をあらかじめはっきりとさせたうえでリフォームに臨むと良いでしょう。費用の目安は12~16万円ほどといえます。

ふすまからドアへ

ふすまふすま(※画像はイメージです。)

和室のふすまをドアへと変更する場合は、引き戸を採用することが多いようです。引き戸ならば比較的簡単にふすまから交換できますし、洋風の作りのものを選べば支障はありません。もちろん開き戸へとリフォームすることもできますが、その場合は隣の部屋や廊下との床の高さを調整したりといった工事も必要となるので、あらかじめ業者の方としっかりと話し合っておきましょう。ふすまからドアへのリフォームの費用は10~15万円程度といえます。

和室から洋室へ完全リフォームする際の価格相場

部分的ではなく、せっかくだから完全に洋室へとリフォームしたいという人も少なくはないと思います。和室を丸々と洋室へとリフォームする場合、費用も工事の手間もかかるので、簡単なリフォームとは言えません。具体的には、和室から洋室へのリフォームにかかる費用の価格相場はおよそ80~100万円と言えます。そのほか、電気工事や水道工事を必要とする場合は別途工事費がかかるので、なかには100万円を超える工事になることもあるようです。

まとめ

和室から洋室へのリフォームは人気ですが、なかにはリフォーム後何年かたって、和室へと戻したいと思う人もいるようです。その場合はまたリフォーム費用がかかってしまいますし、手間も増えるかと思います。そういった面からも、和室から洋室へとリフォームしたい場合は、しっかりと検討してからの方が良さそうですね。ぜひ参考にしてください。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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