室内塗装をするときの注意点とは|塗料の種類と実際の工程を紹介

室内塗装をするときの注意点とは|塗料の種類と実際の工程を紹介

ガラッとお部屋の雰囲気も変えることができる室内塗装リフォーム。その具体的な注意点と実際の工程についてご紹介していきます。室内塗装におすすめの塗料もご紹介します。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。

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POINT この記事のポイント

・室内壁の塗装は約10年したら塗り替えるのがおすすめ
・室内壁の塗装時には下地処理をしっかりしてもらう必要がある
・使用する塗料は刺激性が弱い水溶性タイプを使用する
・塗料の種類には漆喰や圭藻土、メタルファス、ガイナなど

室内壁のリフォーム

毎日暮らしている家だからこそ、小さな違和感は気になるところですよね。特に、劣化に目が行きやすい室内の壁なんかは、気になりだすと止まらない方も多いのではないでしょうか?

室内の壁のリフォームに関しては、最近ではホームセンターなどで売っている道具や塗料を購入すれば、素人でも塗装しなおせることで、気軽にできるようにもなっています。

しかし、どうせならプロの業者にしっかり任せたい、という方は、やはり専門家にお願いして、壁の状態などしっかり見ていただくことをおすすめします。

塗り替えの時期とは?

日本の家の寿命と比べて、内壁の塗装の寿命は短く、約10年したら塗り替えるほうが良いとされています。塗り替えをすることで、部屋の見た目も雰囲気もリフレッシュできるほか、建物の老化を防ぐこともできます。

部屋の内壁を変えたいとき、壁紙を張り替えるのと塗り替えるのでどちらにしようと悩む方が多いかと思いますが、こだわって高い壁紙を貼る場合ですと、内壁塗装の方がお手軽にできます。

しかし、壁紙の張替えと比べて、貼ったらすぐに実用化できる、という訳でなく、塗装したら乾くまで半日ほど置かなくてはいけないといった問題もあるので、あとは業者に相談して希望や壁の下地に合ったものを選んで施工してもらった方がいいかとは思います。

下地処理をしっかりしてもらおう!

室内を塗装してもらう場合、しっかり下地処理を行ってもらえるかどうかで、壁の長持ち度が違ってきます。また、下地になっている素材と、合っている塗料をしっかり使っているかどうかも、チェックすべき項目となってきます。

もし下地となる素材と塗料の相性が悪かったり、適さないものを使用してしまったりすると、長持ちさせるためにした下地処理のせいで、逆に短期間しかもたなかった、ということになってしまいます。

使用する塗料にも気をつけよう!

また、使用する塗料にも注意が必要です。外壁と比べて、室内では刺激性が弱い水溶性の塗料をつかう業者がほとんどですが、中には油性の塗料をつかってしまう業者もいるので、注意しましょう。

油性塗料は、水性のものと比べて化学物質が多い為、室内の壁に塗布すると、部屋の中が乾燥したときに揮発してしまいます。

室内の場合、外壁と比べて外に広がることができないので、揮発したものが部屋の中に充満し、こもってしまいがちになります。その場合、たびたび換気する必要が出てきてしまうのです。

あまりにそれが続くと、シックハウス症候群と呼ばれる、健康に害をなす症状が出てくることもありますので、油性塗料を用いる場合は特にしっかりチェックしましょう。その点、水性の塗料だと、油性に比べて含まれている化学物質の量が少ない為、安全性も高いです。

また、水性塗料の方が、塗料の匂いも気になりませんし、塗った後の乾燥も早いという利点もあります。

具体的な塗料の種類とは?

塗料の種類

次に、具体的に内壁の塗装で使用される塗料についてご紹介していきます。

1. 漆喰

塗料の中でも、高級なものとして、日本では古くから使用されているものです。100%天然壁材なので、接着剤などもいらないことが特徴です。新しいものとしては、漆喰のいいところを最大限に引き出している漆喰塗料なども開発されています。

漆喰のいいところは、アルカリ性の成分が強いので、カビが生えにくい上、抗菌作用が強く、調湿作用や消臭作用など、効能が高い所です。有害物質を吸収分解してくれるという作用も最近わかり、注目を浴びている塗料でもあります。さらに効用を求める方は、さまざまに改良された漆喰塗料の方をおすすめします。

1-1. アレスシックイ

漆喰系の壁材を塗料化したものです。有機溶剤を一切含んでいなく、8~10年ほど耐久性がある丈夫な塗料となります。壁紙の上から塗装が可能なので、工程も簡単に済みます。それぞれの下地材による、塗装方法もあるので、専門家にきちんと聞いて業者に頼むようにしましょう。

2. 珪藻土

珪藻土珪藻土(※画像はイメージです)

珪藻土は、元は植物性プランクトンの化石だったもののことで、古くから七輪や耐火レンガなどの原料として使われてきたことから、防火性が高いものを言います。保温効果や防露作用に優れているほか、自然素材という特徴を持ちます。

珪藻土の一粒一粒には微細な孔があり、そこからの吸排湿効果が高く、また防臭性も高いことが長所といえます。

3. メタルファス

こちらも珪藻土の一種なのですが、新しい塗料として注目されています。メタリックな色調が特徴で、メタリック素材を含んだ塗料となっています。ゴールドヤシルバー、パールなどがあり、それぞれ空間を彩ってくれます。

4. ガイナ

何よりも断熱性が高く、ロケット開発によって培われた技術を搭載している塗料です。特殊セラミックを塗料化しているもので、省エネにも一役買ってくれる塗料として、利用されています。

このように、塗料にもいろいろあるので、色や感触などをそれぞれ確かめたうえで、きちんと専門家に見てもらい、業者と話し合って決めることが大事になってきます。

実際の内壁塗装の工程とは?

では、内壁塗装の際の工程を見ていきます。

家具の移動→掃除→壁の養生→実際の塗装作業→養生をはがす→確認、家具戻し→終了

この一通りの流れで工事がされる場合が一般的です。実際に内壁を塗料するのにかかる費用は、使用する塗料や処理方法などによって変わってくるため、専門家や業者に相談して見積もりをきちんと出してもらうことをおすすめします。

その際、既存の壁紙の上から塗布する場合でないのなら、壁の下地の状態なども見てもらいましょう

まとめ

いかがでしたか?既存の内壁を塗り替えることで、部屋の雰囲気は随分と変わってきます。それまでは少し薄暗いと感じてた部屋でも、塗装しなおすだけでずいぶん明るい部屋へと様変わりすることもあります。

部屋の雰囲気が変わるだけで、気分も明るくなりますし、それまで以上に快適に我が家で過ごせるようになることもあります。ぜひ室内の塗装を考えている方は、参考にしてみてください。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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