自宅でネイルサロンを開業したい!メリットデメリットや必要なリフォームは?
ネイリスト人口が増え、自宅でネイルサロンを開業される方も増えています。ネイルサロンへ勤めるよりもご自宅で開業をすることで得られるメリットもあります。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・自宅でネイルサロンを開業するメリットは、「通勤しなくてよい」「予約がない場合は家事や育児の時間を捻出できる」「予約制にしておけば自分のペースで仕事ができる」など
・自宅ネイルサロン開業のデメリットは、「急な体調不良などで予約キャンセルせざるをえない場合がある」「立地条件によっては友人・知人だけにお客様が限定される」など
・ネイルサロン開業に必要な設備は、コンセント換気扇または換気口や窓の2つ
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ご自宅でネイルサロンを開業するメリットやデメリット
ご自宅でネイルサロンを開業するメリットとしては、ご自分の好きなペースや規模で営業できる点にあります。
ご自宅をネイルサロンにリフォームする前に
ご自宅をネイルサロンにリフォームする前に、まずどのようなネイルサロンを作りたいかを具体的に描いていきましょう。
1. ネイルサロンの規模はどれぐらい?
ネイルサロンを開業するにあたり、どれぐらいの規模を想定していらっしゃいますか?
1-1. 本格的にネイルサロンを開業したい
例えば、ご自身以外にもネイリストを雇用または共同経営して複数のお客様に対応できる本格的なネイルサロンを開業したい場合を考えてみましょう。このような本格的なネイルサロンを開業する場合は、ご自宅の1階は全てネイルサロンとしてリフォームしたり大きめの部屋をリフォーム・庭にサロン専用スペースを併設するなど、同時施術に対応できる広さと設備が必要です。
また、お客様用のトイレやパウダールームなども別で作っておきたいですね。
1-2. 小規模なネイルサロンを開業したい
反対に、ネイリストはご自身だけで短時間での営業時間のみというような小規模なネイルサロンを開業したい場合のリフォームには何が必要でしょうか。
小規模のネイルサロンの場合は、リビングの一角や玄関脇にある小部屋を利用し、トイレや洗面台はご家庭用を共用していただくというリフォームでも十分です。実は筆者の妹はネイリストなのですが、自宅のリビングを施術スペースとして使用し、トイレや洗面所は家族スペースを共用していただくという形態でネイルサロンを開業しています。
特に大きなリフォームは行わずリビングの一角に施術用テーブルやソファを用意した程度で、営業時間も子供が学校に行っている間だけという小規模ネイルサロンです。
ネイルサロン開業のためのリフォーム内容と費用目安
では、開業したいネイルサロンの規模が決まったらリフォームに取り掛かりましょう。旅行と同じで準備している期間が一番楽しい時間ですね!
1. ネイルサロン開業に必要な設備
ネイルサロンの規模に関わらずネイルサロンには必要な設備があります。
1-1. コンセント設備
下記のようなネイル施術用品にはコンセントが必要なものがあります。
・爪を削る時に使う電動ネイルマシーン
・爪に塗ったネイル溶剤を硬化させるためのUVライトやLEDライト
・コンセント設置費用目安:2.4万円~3.2万円
関連記事:コンセントは適材適所に設置
1-1-1. コンセント設置の注意点
コンセントは、お客様やご自身が引っ掛からないよう配置には十分注意しましょう。また、施術の際に出る爪の粉などがコンセント部分に溜まっていると火災の原因にもなりますので、毎日コンセント周辺の掃除をしておくことが大切です。
1-1-2. エアコン設置は別電源が必要です
エアコンは消費電力が大きいため、エアコン専用電源を確保する必要があります。専用電源がない場合は増設工事が必要になり、費用目安は1.2万円~1.6万円です。
関連記事:メーカー別エアコンの最新機種を一挙ご紹介!
1-2. 換気扇または換気口や窓
最近のネイル溶剤は匂いの少ないものが主流ですが、人によっては匂いがきつく感じられることもあります。また「ファイリング」といって爪を削る工程がありますが、削った後には白い粉が出ます。部屋を清潔に保ち近隣への配慮のためにも、施術を行う部屋には必ず換気口や換気扇、窓を設置しましょう。
・24時間換気システムの設置費用目安:15万円~25万円
関連記事:
24時間換気の必要性と電気代は?シックハウス症候群とカビの抑制に効果的
出窓を作るときにかかるリフォーム費用と心得|出窓の種類は全部で8つ
2. ネイルサロン開業におすすめのリフォーム
次は、ネイルサロンにとって必須ではありませんがおすすめのリフォームをご紹介します。
2-1. 玄関廻りのリフォーム
ご自宅で開業とはいえ、お客様はネイルサロンとしてご来店されます。玄関廻りは生活感が出やすいので、お客様をお迎えするよう清潔でおしゃれな内装であると印象が良くなります。
・玄関ポーチのリフォーム費用目安:5万円~10万円(タイル張替えの場合)
関連記事:玄関ポーチをリフォームするには|種類と費用を事例別に紹介
玄関には靴は出しっぱなしにせず靴箱へ収納し、玄関の臭いにも気を付けておきましょう。アロマオイルを焚いて良い香りでお出迎えするのもおすすめです。履き心地の良い清潔なスリッパを用意してお客様をお迎えしましょう。
2-1-1. 外階段設置リフォーム
本格的なネイルサロンをご検討中の方は、ご家族とお客様が別々に利用できる完全分離の外階段を設けるのも一つの方法です。
・外階段設置リフォームの費用目安:9万円~
二世帯住宅リフォームが参考になります。
関連記事:外階段リフォームが必要な二世帯住宅のタイプは?
2-1-2. 門柱設置リフォーム
ご自宅に門柱を置くスペースがある方は、ネイルサロンの屋号を門柱に飾るのもおすすめです。
・門柱設置の費用目安:13万円~23万円
関連記事:おしゃれな門柱でワンランク上の住宅造り!家のテイストと合わせて設置するのがポイントです
2-1-3. イルミネーション設置リフォーム
シーズンによっては華やかにイルミネーションを飾るのも素敵なネイルサロンになります。
関連記事:自宅のイルミネーションは2ステップで簡単設置!気になる電気代や注意点も解説します
2-2. トイレや洗面所のリフォーム
ネイリストは施術前にお客様の手を消毒しますが、お客様の中にはご来店前に食事をしたりハンドクリームを塗っておられる方もいらっしゃいますので、出来れば手を洗っていただいてから施術をするほうがより清潔です。ネイルの持ちにも影響しますし、爪へのカビ発生防止にもつながります。
また、施術が始まったら最低でも1時間は手を使えませんので、施術前にお手洗いを済ませて頂いたほうが安心でしょう。美しいネイルが完成したら、お帰りの際にパウダールームで身だしなみをチェックしていただき気持ちよくお帰りいただけるよう配慮しておくといいですね。
関連記事:洗面所リフォーム。最新の洗面台はここがすごい。
水廻りは特に清潔にし、消臭対策は万全にしておきましょう。タオルもまめに取り換えるか、使い捨てのペーパータオルを用意しておくと快適に利用できます。
2-3. 部屋の間仕切りリフォーム
ご自宅の一室をネイルサロンとして使用する場合、部屋を間仕切って設ける方法があります。小規模ネイルサロンを開業したい方におすすめです。
関連記事:部屋を間仕切りにする方法|費用や部屋タイプ別の方法を紹介
あるとうれしいネイルサロン設備やサービス
最後に、お客様目線から見た場合、上記のような設備やサービスがネイルサロンにあると嬉しいのではないでしょうか?ご予算に合わせてご参考になさってください。
・スマートフォンの充電サービス
施術中にLINEやSNSなどを使用していて充電が減ってしまう場合に助かります。
・施術中に見られる映画やテレビ
最近ではタブレットでインターネットの動画配信サービスをご利用されているネイルサロンも多くなりました。
・コーヒーなどの飲み物やお茶菓子
→ネイルは意外と時間がかかるので、お客様にくつろいでいただくためにもあると嬉しいサービスです。
・空気清浄機
爪を削った粉が喉に入ると咳き込んだりしますので空間を清潔に保つ工夫がされていると好印象です。
・フットマッサージャー
施術中座ったままだと足がむくみますので、フットマッサージャーがあるネイルサロンは嬉しいです。
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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