中古住宅を購入してリノベーションする際の強い味方|フラット35リノベ

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中古住宅は築年数が経っているし色々不安だと考える方も多いかもしれません。
しかし中古住宅であっても基礎がしっかりしていれば、リフォームを施すことで長く住むことが可能です。
最近ではあえて中古住宅を買って綺麗にリノベーションして住むということも増えてきています。
今回は中古住宅をリノベーションする場合に受けられるローンの金利優遇制度をご紹介します。
適応は2017年の3月までとなっていますので、現在リノベーションを計画している方は是非検討してみてはいかがでしょうか。

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今後は中古住宅市場が活性化!?

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元来日本の家の価値は築年数に反比例し、20~30年程住んだらそろそろ建て替えを考えるのが通例となっていました。
売るにしても、マンションなら15年、戸建てなら20年程度で建物の価値がぐっと下がってしまいます。

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しかし建築技術やリフォーム技術の向上に伴い、基礎さえしっかりしていれば綺麗にリフォームして長く住むことが出来る建物が増えてきました。
耐震性などの技術も段々進歩していっています。
このような状況も背景に築年数以外の価値判断基準があってもいいのではないかという考えが生まれ始めました。

国土交通省としては、中古住宅市場を活性化させていきたいという考えがあるようです。
今までは殆ど築年数で測られていた家の価値を、家の質という観点からも評価していくことで、中古住宅の価値が上がれば中古住宅市場も活性化していきます。
従来のスクラップ&ビルドではなく、良い家を手入れをして長く使う、というのが今後のキーワードになってくるでしょう。
具体的には以下のような基準で家の質が評価されていきます。

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耐震性
耐久性能(劣化対策)
維持管理・更新の容易性
住戸面積
省エネルギー性
居住環境
維持保全(維持保全管理、住宅履歴情報の整備)

2020年には新たな省エネ基準に基づいた住宅が義務化されます。
長く住める質の良い家、このような考え方が今後の住宅を選ぶ際に必要になってくるでしょう。

リノベーションをするなら注目!フラット35リノベの登場

中古住宅市場の活性化の為の取り組みの一つとして、期間限定で登場したのがフラット35リノベです。
この制度は、「性能向上リフォームをする(した)中古住宅を取得する」場合に適用されます。
現行のフラット35の金利から0.6%も優遇金利が受けられるというかなりお得な制度です。
今の金利も十分低いですが、0.6%も下がるとかなり低い値になります。
(2017年1月時点のフラット35の金利は1.12なので、当初5年または10年間は金利が0.52になります)
2017年3月31日申し込み分までとなっていますので、現在中古住宅購入とリフォームをお考えの方は検討してみてはいかがでしょうか。

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この制度は本格的な制度に向けての試験的な実施という位置づけなので、今後条件を緩和して新たに登場する可能性が高いです。
これからリノベーションをお考えの方にとっては見逃せない制度ですね。

フラット35リノベの対象となるケース

対象となるケースは二つあります。
住宅性能向上リフォームが条件となっています。

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中古住宅を購入後、性能向上リフォームを行う
中古住宅を購入した後に、自分でリフォームを行います。
中古住宅の購入費とリフォーム費用を合わせて借りることが出来ます。

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性能向上リフォーム済みの中古住宅を購入
既に住宅事業者などによってリフォームが行われている中古住宅を購入する場合です。
リフォームを行うことで性能適合基準を満たすようになっていることが条件です。

性能向上リノベーションとは

住宅性能を一定以上向上させるリノベーションを性能向上リノベーションと言います。
性能向上の基準は4つあります。

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省エネルギー性
壁や屋根に断熱材を入れたり、窓ガラスを断熱性の高いものに交換して、冷暖房効率を上げ、冬は暖かく夏は涼しい家になります。
電気代の節約になるので、お財布にも優しいです。
また断熱性能が上がると、健康改善の効果が認められるという研究結果もあります。

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耐震性
筋交いを入れて壁を地震の揺れに強くします。
屋根の軽量化も建物全体の重心を下げて、揺れを小さくしてくれます。
特に関東地域では今後直下型の地震が起こる可能性が高いと言われています。
じぶにゃ家族の身の安全を守るためにも耐震性をしっかりと備えておきたいものです。

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バリアフリー性
段差の解消や手すりの設置などが挙げられます。
車いすでも使いやすいように廊下やトイレを拡張することも含まれます。
特に高齢者の方の場合は、室内での転倒から骨折してそのまま寝たきりになってしまうケースもあります。
転ばぬ先の杖として、高齢者の方がいるお宅ではバリアフリー性を備えていることがお勧めです。

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耐久性・可変性
建物の天敵と言えば、まずは湿気とシロアリがあげられます。
防水性を高め、シロアリへの対策をすることで、家を長く使うことが出来ます。
初期の費用は掛かりますが長期的な目で見るとお得です。

最後に

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フラット35リノベは2017年の3月でいったん締め切りますが、本制度前の試行段階という位置づけなのでまた再登場する可能性が高いです。
国も今後は中古住宅市場の活性化に向けて力を入れていく方針を出しているので、中古住宅を購入してリノベーションするという選択肢が広まってゆくことと思われます。
質の良い家をリフォーム等のお手入れしながら長く使う、こういう考えが今後の住宅市場の基準になっていくと思われます。

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編集責任者

家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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