コートをかけられる玄関収納アイデア|リフォームにかかる費用とは

コートをかけられる玄関収納アイデア|リフォームにかかる費用とは

コートは薄手から厚手まであり、真夏以外は長い間活躍するファッションアイテムですが、収納場所に困ることはありませんか?実は、コートを収納するのに最適なのは「玄関」なのです。今回は、コートを玄関に収納するためのリフォームアイデアを紹介します。まずはこの記事のポイントをまとめました。

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POINT この記事のポイント

・コートを玄関に収納すると花粉侵入を防ぐなどメリットがある
・玄関のコート収納では収納の高さや湿気対策など押さえておくべきポイントがある
・1帖程度のコート兼シューズクローゼット設置の費用目安は約10万円~30万円

コートの収納場所のお悩み

冒頭でもお伝えしましたが、コートはかさばるうえに丈も長いため、収納場所にとても悩みます。クローゼットに収納しても、オフシーズンの時には場所をとって邪魔になりますし、できればコート専用の独立した収納が欲しいところです。

コートの収納場所には玄関が最適

玄関がコート収納として最適な理由

コートは出かける時にだけ着用するので、玄関に収納するのが最適です。玄関がコート収納として最適な理由は上記の3つです。

1. 花粉の侵入を防ぐ

2月はまだまだ寒い日もあり、コートを着ていることも多いですが、そろそろ花粉が飛び始めるシーズンでもあります。コートを着たまま室内に入ってしまうと花粉を持ち込むことになり、花粉症の方にとっては悪影響です。春先に着るスプリングコートは花粉まみれといってもいいぐらいです。

外でコートを脱いで花粉を払ってから玄関に収納すれば、花粉の持ち込みを最小限に減らすことができますよ。

2. 湿気を持ち込まない

雨や雪の日には、コートの肩が濡れたまま帰宅することもあります。湿気を多く含んだ状態のコートを室内に持ち込むのは、家の中にも湿気を持ち込むことになります。できるだけ早く脱いで乾燥させてあげるとコートも長持ちします。玄関にコートを収納する際にも湿気対策は万全にしておきましょう。

3. 型崩れ防止

寒い冬にはコートを着たままリビングへ直行して、暖房器具で室内が暖まるまでそのままでいるという方もいらっしゃいますが、頻繁に洗濯できないコートは早く脱いでハンガーにかけて収納してあげたほうが長持ちします。型崩れしてしわくちゃになってしまうとクリーニングに出すことになり、維持費が高くつきますよ。

監修者コメント
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外は外、中は中に収納を

玄関は家の中と外を分ける場所ですが、家の中に入れたくないもの(花粉や泥砂汚れなど)は、玄関でしっかりブロックしたいですよね。それを叶えるためには、外でしか使わないものは玄関より家の中に持ち込まないよう、玄関収納を適切なボリュームでつくるのがおすすめです。コートは外でしか着ませんし、他にも帽子やレジャー用品など、案外多くあるものです。中と外をしっかり分け、ぜひ室内を快適な空間に整えたいですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

玄関のコート収納で押さえておくべき3つのポイント

玄関にコートを収納する場合、押さえておくべきポイントは下記の3点です。

1. 収納の高さがあること
2. コートが収まる横幅があること
3. 湿気対策

1. 高さがあること

玄関収納玄関収納(※画像はイメージです)

最近のコートは男性でもロング丈が流行っており、長いものだと丈は130cm程度あります。筆者が持っているロングコートの最長は120cm丈でした。ハンガーにかけてパイプハンガーに吊るすことを考えるとプラス15cm程度は余裕が必要ですので、高さは150cm程度あると収納しやすくなります。

2. 持っているコートの幅に合わせた横幅

コートコート(※画像はイメージです)

コートには厚みがあるので幅も注意が必要です。ビジネスホテルに宿泊すると細長いクローゼットがありますが、1着のコートをかける程度であれば事足りますが、ご家庭ではまったくスペースが足りませんよね。

持っているコートをハンガーにかけた時にどれぐらいの幅が必要になるかあらかじめ計算しておき、それに合わせて玄関収納の幅を決めましょう。とはいえ玄関スペースには限りがあるので、これを機会にお持ちのコートの断捨離もおすすめです。

3. 湿気対策を万全に

カビカビ(※画像はイメージです)

衣類は人が着ているだけで湿気を含みます。特にコートは寒い日に着ることが多いため、雪や雨の日は特に湿気を含むので、早く乾燥させてあげることが長持ちさせるコツです。また、湿気対策をすることによってカビの抑制につながります。

玄関収納に扉を付けている場合は、日中は開けて湿気を逃がしておき、湿気が多くなる夜には閉めておきます。他にも、換気扇を取り付けたり、除湿機や扇風機で定期的に除湿と通風をするのも良いアイデアです。花粉が気になる場合は、除湿乾燥空気清浄機なども併用するといいですね。

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監修者コメント
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玄関の臭い・カビ対策には換気扇を

玄関は脱いだ靴やコート、傘などからの湿気により、臭いやカビが生じやすい場所です。日頃から風通しを良くしておきたいところですが、難しい場合は換気扇の設置がおすすめです。収納内部に換気扇を設置すれば、空気の循環によって臭いやカビ対策に効果的です。マンションでは換気経路が難しい場合もありますので、気になる方はぜひ早めにプロに相談し、金額の目安なども把握できるといいですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

コートがかけられる玄関収納のリフォーム費用目安

コートがかけられる玄関収納のリフォーム費用目安は、サイズやどの程度リフォームが必要かによって変わってきます。玄関にはシューズクローゼットと兼用できるコート収納があると使い勝手が良いですし、広さに余裕がある場合はウォークインクローゼットにするとより多くの物を収納できます。

筆者宅はもともとあったシューズクローゼットを半分つぶしてパイプハンガーを取り付けてコート収納と兼用しています。その他にも棚の上部にサングラスや手袋などの小物を収納して、壁面にはフックを取り付けてバッグやアクセサリーを収納し、空間の有効活用をしています。

リフォーム内容費用目安
1帖程度のコート兼シューズクローゼット約10万円~30万円
3帖程度のウォークインクローゼット約30万円~50万円
パイプハンガーの取り付け約1万円~
可動棚の設置約4.5万円~
照明をつける場合(電気配線、コンセント新設)約3万円~
姿見の取り付け約1万円~

元々の玄関の広さによってリフォームできる範囲が限られますが、廊下の一部を収納スペースとして有効活用したり、玄関横によく設けられている部屋の一部を活用するなど、リフォーム範囲のアレンジが可能です。

まずは希望の大きさを考えて、業者さんに訪問見積りでリフォームの提案をしてもらいましょう。素人では考えつかない、施工経験豊富な専門業者ならではのアイデアがもらえますよ。

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玄関収納をお得にリフォームするなら?

コートがかけられる玄関収納をお得にリフォームするには、一括見積りをして費用の比較検討をしてみましょう。業者さんによって、空間を上手に生かした収納リフォームの方法が違いますので、訪問見積りをしていろいろな意見を取り入れてみるのも、玄関収納リフォームを成功させるポイントです。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。