ドアノブのハンドルは3種類|気になる交換費用はどのくらい?

 ドアノブのハンドルは3種類|気になる交換費用はどのくらい?

ドアノブのハンドルにはいくつかの種類がありますが、大きな力が不要で開けやすいレバーハンドル型ドアノブや、防犯性の高いプッシュプル型ドアノブにしておくと便利で操作が楽になります。特にレバーハンドル型ドアノブは手で直接つかむことなく開閉できるので、昨今の感染症対策としても効果的です。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・ドアノブのハンドルの種類は、「円筒型」「レバーハンドル型」「プッシュプル型」の3種類
室内ドアが円筒型ドアノブの場合は、レバーハンドル型にリフォームしておくと使い勝手が良くなる
・ドアノブをレバーハンドルに交換する費用相場は、本体が約1万円~3万円取り付け施工費用が約2万円~5万円ほど

ドアノブのハンドルの種類

ドアノブのハンドルも年々進化しており、力を入れずに開閉しやすいものやワンタッチで開閉できるものなど、軽く操作ができるように改良されています。では、昔からあるドアノブのハンドルから最新ハンドルまでをご紹介します。ドアノブには、一般的に下記の3種類があります。

ドアノブの種類 特徴
円筒型 ・ドアノブを回して開けるタイプ
・鍵と別タイプ
・鍵と一体型タイプ(インテグラル錠)
レバーハンドル型 ・ドアノブがレバー式
・レバーを下げるだけで簡単開閉
・鍵と別タイプ
プッシュプル型 ・ドアノブがバーハンドル式
・押す引くだけで開閉できる力の要らないタイプ
・鍵と一体型タイプ
・防犯性が高い

1.円筒型ドアノブ

 円筒型ドアノブ 円筒型ドアノブ(※画像はイメージです。)

円筒型ドアノブは昔からあるタイプのドアノブで、玄関や室内ドアに採用されてきました。現在でも見かける円筒型ドアノブですが、手で握って回す必要がありますので、後でご紹介するレバーハンドル型に交換しておくほうが昨今の感染対策としても効果的でしょう。円筒型ドアノブには、鍵と別になっているタイプと、鍵と一体化しているタイプがあります。

監修者コメント
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「握らない」ドアノブでバリアフリーに

握り玉とも呼ばれる円筒形のドアノブは昔からありますが、握らないと開閉ができないというのは、案外不便な場面も多いですよね。両手に荷物を持っていたり、手にケガをして握れなかったり、最近では感染症対策にも気をつけなければいけなかったり…。この握り玉をレバーハンドルに変えるだけでも、解決できる問題は多くあります。将来のバリアフリー対策にもなりますので、ぜひご検討されてみてはいかがでしょうか。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

2. レバーハンドル型ドアノブ

 レバーハンドル型のドアノブ レバーハンドル型のドアノブ(※画像はイメージです。)

室内ドアでは現在でもレバーハンドル型が最も多く、ハンドルを下げるだけで開閉ができるので、力の弱い高齢者にも負担が少ないドアノブです。室内のバリアフリー化として、引き戸に続いておすすめの種類になります。

関連記事:高齢者向けトイレリフォームで外せない4つのポイント

レバーハンドル型ドアノブには、レバーハンドルの上部に別途鍵がついてるタイプと、レバーハンドルと鍵が一体化しているタイプがあります。下記はYKKapさんの室内ドアの一例ですが、ハンドルデザインと鍵に下記のようなバリエーションがあります。


出典:ドアノブのハンドル形状|YKKap

インテリアのテイストに合わせてデザインを選べますし、鍵も防犯性に応じて選ぶことができます。

3. プッシュプル型ドアハンドル

 プッシュプル型ドアハンドル プッシュプル型ドアハンドル(※画像はイメージです。)

プッシュプル型ドアハンドルは、最近の玄関ドアでよく採用されています。室内から外に出る時にはドアハンドルを軽く押すことで開き、外から入る時にはハンドルを引っ張ることで開きます。大きな力が不要で、ハンドルの上下に鍵が取り付けられているため防犯性の高いドアハンドルになります。

玄関のドアノブは最新スマートロック対応がおすすめ!

 スマートロック玄関ドアDA|LIXIL 画像提供:スマートロック玄関ドアDA|LIXIL


出典:スマートロック玄関ドアDA|LIXIL
商品価格:345,000円~

室内と外部を隔てる玄関ドアは、最新のスマートロック対応ドアノブがおすすめです。スマートロック対応ドアノブの場合、多くがプッシュプル型ドアノブなので防犯性が高くて安心です。スマートロック対応ドアノブでは、お持ちのスマートフォンに専用アプリをダウンロードすることで次のような施解錠の操作が可能になります。

・Bluetoothエリアに入るとスマートフォンを取りださずに、ドアのボタンを押すだけで開錠
・アプリ画面で鍵の施解錠操作ができる
・スマートフォンを使用して施解錠を行った履歴がアプリで確認できる
・鍵の閉め忘れなどが外出先で確認できる


上記のほか、来客対応もスマートフォンでできるので、今までの玄関ドアより断然便利になります!

関連記事:玄関にオートロックやスマートロックを後付けするには?

玄関をスマートロック対応ドアに交換する費用

既存の玄関ドアにオートロックやスマートロックを後付けすることも可能ですが、玄関ドアは寒さを室内に伝えやすい場所でもありますので、できるだけ断熱性も高めておきたいところ。高断熱ドアに交換しておけば、家の中があたたかく真冬でも快適に過ごすことができます。

関連記事:玄関の寒さ対策には「高断熱玄関ドア」が最強!

玄関をスマートロック対応ドアに交換する費用は下記が目安です。

費用内訳 費用目安
スマートロック対応ドア本体費用 約34万円~
取り付け施工費用(既存ドア撤去費含む) 約5万円~8万円

スマートロック対応ドア本体は、業者によって割引がありますので複数見積りをもらって、比較検討してみるとお得に取り付けができます。最近では、ご自宅の玄関を自動ドア化される方も増えていますので、同時に見積もり依頼をしてみてはいかがでしょうか。

関連記事:住宅の自動ドアは後付けできる|自動ドアの種類や費用相場をまとめて紹介

監修者コメント
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玄関ドアはカバー工法でお手軽リフォーム

玄関ドアは、プッシュプルハンドルやスマートロックシステム、高断熱のドアなど、昔のものに比べると機能的に大きく進化しています。玄関は家の顔にもなる場所ですので、ドアだけでも変えられたらいいですよね。実は、玄関ドアはカバー工法といって、既存のドア枠の上から新しいドア枠を被せ、交換工事を1日で行うことができるのです。玄関ドアだけのお手軽なリフォーム、ぜひご検討されてみてはいかがでしょうか。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

ドアノブをレバーハンドルに交換する費用

 レバーハンドル型室内ドア|Panasonic 画像提供:レバーハンドル型室内ドア|Panasonic


出典:レバーハンドル型室内ドア|Panasonic

室内ドアが円筒型ドアノブの場合は、レバーハンドル型にリフォームしておくと使い勝手が良くなります。一日に何度も移動するたびにドアノブを手で回して開閉するのは、昨今の感染対策の観点から衛生面でも気になりますし、軽い力で開閉できるレバーハンドル型は高齢者やお子様にも開けやすくて便利です。

関連記事:ドアからの隙間風|原因と6つの解消方法

室内のドアノブはDIYでレバーハンドルに交換することも可能ですが、取り付けの不備があった場合、閉じ込められてしまったりレバーハンドルが取れて出られなくなるケースも多々あります。DIYに慣れていない場合はできるだけ建具リフォームの専門業者さんに依頼しておくほうが安心です。

費用内訳 費用目安
レバーハンドル本体代 約1万円~3万円
取り付け施工費用(既存ドア撤去費含む) 約2万円~5万円

ドアノブのハンドルの種類まとめ

ドアノブは一日に何度も使用する場所ですので、しっかり取り付けしておくほうが安心です。DIYでの取り付けはビスの緩みなどがないように注意が必要なのですが、万が一ドアノブが外れてしまった場合は閉じ込められてしまうリスクがあります。特にトイレのドアノブが外れて閉じ込められてしまった、というお声はよく聞きます。できるだけ建具の専門業者さんに依頼しましょう。

ドアノブをレバーハンドルに変えて家庭内でも感染対策!

ドアノブをレバーハンドルに交換したい場合は、本体価格の割引などを見積書で比較検討してみましょう。玄関ドア本体を交換する時は特に、割引率が業者さんによって異なりますので比較が大切です。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

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noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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