納戸とクローゼットの違いとは|リフォームにはどっちがおすすめ?

納戸とクローゼットの違いとは|リフォームにはどっちがおすすめ?

昔ながらの納戸とクローゼットにはどんな違いがあるのでしょうか?納戸とクローゼットは両方とも収納スペースですが、これからリフォームするにはどちらがおすすめなのか、それぞれの特徴と共に解説します。後ほど詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容のまとめを簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・納戸とクローゼットの違いは、収納空間の広さや天井高など
・納戸は、建築基準法により居室として認められていない
納戸とクローゼットのどちらが良いかを悩んだら、「どんなものをどんな状態で収納するか」や「使う頻度」を踏まえたうえで検討すると良い

納戸とクローゼットの違いは何?

納戸 納戸(※画像はイメージです。)

納戸とクローゼットはどちらも収納スペースですが、下記のような違いがあります。
 

納戸 ・居室としてみなされない窓や換気のない部屋
・大型家具なども収納できるほどのスペースがある
クローゼット ・主に衣類や小物を収納するスペース
ウォークインクローゼット ・歩き回れる天井高とスペースのある大きな収納部屋


クローゼットは小スぺースであることが多いですが、ウォークインクローゼットになると3帖程度の広さと天井高もあるので広々とした収納空間になります。窓や換気をつける場合もあります。納戸とウォークインクローゼットはよく似ていますが、納戸は天井高が低いことと窓や換気はついていない点がウォークインクローゼットとの違いです。

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納戸は居室として認められていない

建築基準法で、居室は「窓や換気があり最低限の天井高を要する空間」として定義されていますが、納戸は高さがなく窓や換気もないため居室としては認められていません。

居室として認められていないことで何か不具合があるとすれば、例えば、【3LDK】として使えるにもかかわらず【2LDK+納戸】という図面表記になり資産価値が下がることがあるという点です。そこまで気にする人は少ないですが、もし売り物件として出した場合に、部屋数が少なく見えるのでイメージに影響することがあります。

納戸とクローゼットはどちらがおすすめ?

納戸とクローゼットは収納スペースとしては同じ使い方ができますので、どちらがおすすめというよりかは、設置できる環境に左右されるといったほうが決めやすいかもしれません。納戸・クローゼット・ウォークインクローゼットの環境の違いを一覧にしました。
 

納戸 ・天井高が低い(立って歩けない)
・窓がない
・換気がない
・居室ではないためコンセントがない
・大型家具も置ける広さはある
・階段下に造ることも可能
クローゼット ・天井までの高さがある
・窓がない
・換気がない
・主に衣類収納として使う
ウォークインクローゼット ・人がたって歩けるスペースがある
・3畳ほどの広さがある
・窓や換気をつけることもできる
・エアコンや照明も設置できる


上記の環境の違いから、納戸とウォークインクローゼットには広さが必要、クローゼットは狭くても設置可能、ということが分かります。さらに収納するものによって下記のように収納スペースのおすすめを分けてみましたのでご参考になさってください。

収納するもの 収納スペース
大型家具、季節家電、布団 納戸、ウォークインクローゼット
衣類 クローゼット、ウォークインクローゼット(窓なし)
納戸、ウォークインクローゼット(窓なし)
頻繁に使うもの クローゼット、ウォークインクローゼット
滅多に使わない物 納戸

納戸を造る際の注意点

納戸を造る際の注意点

納戸には窓や換気がありませんので、日当たりと通気性が悪くなります。その分、温湿度の変化が少なく日焼けの心配もない点はメリットです。納戸を造る際の注意点は上記の通りです。

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クローゼットを造る際の注意点

クローゼットを造る際の注意点

クローゼットは、居室の一部分に造ることができるので設置は簡単です。スペースが広くないため季節家電の収納や布団収納には活用できませんので、衣類専用として想定しましょう。パイプハンガーを取り付けて置くと衣類が収納しやすくなります。

関連記事:押入れをクローゼットにリフォーム!湿気対策を忘れずに。

ウォークインクローゼットを造る際の注意点

ウォークインクローゼットウォークインクローゼット(※画像はイメージです。)

ウォークインクローゼットを造る場合は、2~3畳ほどのスペースが必要になります。狭い部屋を1つウォークインクローゼットとしてリフォームするか、居室の一部分を活用した場合には居室が狭くなることを考慮しておきましょう。

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頻繁に利用することが多いウォークインクローゼットは、エアコンを設置しておくと快適に利用できます。エアコン用のコンセントを設置しておくのがおすすめです。

納戸やクローゼットの設置にかかる費用目安

納戸やクローゼットの設置にかかる費用目安は下記の一覧をご参照ください。
 

リフォーム内容 費用内訳
納戸を造る費用 30万円~(2帖の場合)
クローゼットを造る費用 15万円~(1帖半程度の場合)
ウォークインクローゼットを造る費用 20万円~(2帖の場合)
パイプハンガーの取り付け 2万円~(1本あたり)
吊戸棚の設置 5~10万円(一つあたり)
棚の設置 2万円~
コンセントの設置 1万円~(1ヶ所あたり)
エアコンの設置 2万円~(コンセント+設置費用、本体代別途)

納戸とクローゼットの違いまとめ

納戸は、階段下や廊下の一部などの有効活用に最適です。温湿度管理もして頻繁に使うことが多い場合は、ウォークインクローゼットにしておくと使い勝手が良いですね。納戸とクローゼットのどちらが良いか悩んだら、どんなものをどんな状態で収納するか、使う頻度はどれぐらいかをまずは考えてみてくださいね。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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