階段下を有効利用して収納スペースを作ろう|気になる費用や気をつけるポイント

階段下を有効利用して収納スペースを作ろう|気になる費用や気をつけるポイント

ご自宅に収納スペースを増やしたいとお考えの方は階段下を有効活用してはいかがでしょうか?階段下にはある程度の幅と高さがあるため思ったより収納ができる場合が多く、階段下のデッドスペースを有効に活用することができます。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・階段下を収納スペースにするメリットは、デッドスペースの有効活用ができるという点
・階段下収納を造る際の注意点は、「階段の強度に注意」「湿気対策」「照明」など
・階段下収納リフォームの価格相場は、およそ0.5万円~2万円ほど

階段下を収納スペースにするメリット

階段下を収納スペースにするメリットとしては、デッドスペースの有効活用ができるという点が挙げられます。階段下は階段の段差があるため、天井部分が斜めになっていて小さな居室として利用するのは難しいですが、収納スペースとしては十分利用価値があります。

階段に近い部屋に関するものを収納することで動線も良くなります。玄関そばの階段なら季節物の靴やゴルフバッグなどのアウトドア用品を収納、キッチンそばの階段ならパントリーとして保存食や調理器具を収納、という風に活用アイデアが浮かびます。

階段下を収納スペースにするデメリット

階段下を収納スペースにする場合、階段の形状によってデメリットになる点があります。階段幅が収納の入口幅となり奥に行くほど天井が低くなって、さらに奥行きも深い形状の場合です。大きな物を収納するにも入口が狭いため入れづらく、奥行きが深いと奥の物を取り出すのが面倒になり、結局物をしまわないかしまい込んだままになる可能性があります。

では、次の項目でデメリットの対策や階段下収納の注意点などを見ていきましょう。

監修者コメント
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未利用空間を活用しよう

家の中には、わずかな隙間も含めると、使われていない空間が案外多くあります。階段下だけでなく、床下、天井裏、壁厚の内部等々。そんな場所にちょっとした収納をつくることができたら、片付けもはかどりそうですね。しかし勝手に収納をつくると建築基準法に違反してしまったり、場合によっては耐震性を損なってしまう場合もあります。計画の際には信頼できるプロに相談し、間違いのないプランを立ててもらいましょう。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

入口が狭く、奥行きが深い形状

階段下を収納スペースにするデメリットでもお伝えしたように、このような形状の階段の場合は、収納スペースを造るだけでは、うまく活用できない可能性があります。奥には棚板を設置して収納したものがよく見えるようにし、手前はキャスター付きの可動棚を置いて動かしやすいようにすると奥の物の出し入れがしやすくなります。

また、階段の正面から出し入れできるよう引き出しタイプの収納にすることもおすすめです。

入口が広く、奥行きが浅い形状

階段の側面を活用できる場合には、このような形状の階段下収納を造ることができます。収納したものが見やすいのがメリットですが奥行きのある物は収納しにくいため、奥行きを必要としない本棚やおもちゃ収納、掃除道具入れなどとして活用してみてはいかがでしょうか。

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使いやすい棚をつくろう

収納をつくるには棚が欠かせませんが、棚の使いやすさは「奥行き」と「高さ」で決まります。可動棚用レールを使用すれば、収納するものに応じて1段づつ高さを変えられるので便利です。狭い場所に設置する場合は、膝から頭までの高さの棚は奥行きを浅く、ひざ下と頭上の高さの棚は深めにすると、出し入れの作業にも邪魔にならずに効率よく収納できます。ぜひ一段一段工夫して、使いやすい棚を計画してみてくださいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

階段下収納を造る際の注意点

階段下収納を造る際の注意点

1. 階段の強度に注意

階段は一日に何度も人が利用しますので、階段下収納を造る際はまず階段の強度が低下しないよう気を付けなければいけません。階段下に収納を造るために土台や壁を撤去して階段の強度が落ちてしまう可能性があるなら、階段ごとリフォームする必要があります。

階段の強度を保ちながらどの程度の収納スペースがとれるのか、業者に相談してみましょう。

2. 湿気対策

次に、湿気対策も大切です。階段下には換気口がないため収納する物から発生する湿気によってカビが生えてしまうことがあります。特に衣類や靴を収納する場合は要注意です。

新たに壁や床に換気口を設けると大がかりな工事になることもありますので、防湿性や調湿性の高い壁紙や床材を用いたり、扉部分に隙間を設けて通気できるようにすると費用を抑えられます。

3. 照明

奥行きのある階段を収納スペースにリフォームした場合、照明があると中の物が見えやすく使い勝手が良くなります。照明の取り付け費用は2~3万円程度です。

関連記事:照明器具工事リフォームは自分でできる?業者に依頼する事例と相場

電池式や充電式センサー照明であれば照明器具代だけで済みますので、取り付け費用がかかりません。

階段下収納リフォームの価格相場

階段下収納リフォームの価格相場は、階段の形状や希望する収納の形によって大きく異なります。おおよその価格相場は下記をご参考になさってください。

リフォーム内容 価格相場
解体費用 約3万円
壁造作 0.5万円~2万円
床造作 1万円~2万円
扉やドアの取り付け 1万円~4万円
照明の取り付け 2万円~3万円
棚の取り付け 1万円~

家仲間コムでの過去の事例

階段下の収納がつかいづらいので何とかしたいとのご要望です。可動棚やハンガーパイプを設置し壁はクロス仕上げで施工しました。価格相場は5万円でした。

階段下に収納スペースを作成したいとの見積もり依頼です。築3年木造二階建て、階段下に幅50〜60cm、高さ130〜140cm程度の収納をご希望。価格相場は5万円~12万円でした。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

編集責任者プロフィール
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家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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