Pタイルの貼り付けはDIYでもできる|気になるメリット・デメリット

Pタイルの貼り付けはDIYでもできる|気になるメリット・デメリット

「Pタイル」は色やデザインのバリエーションが豊富で、簡単に床のイメージを変えられることからDIYでの貼りかえも人気です。今回はPタイルの特徴や貼り方などを解説します。後ほど詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・Pタイルのメリットは、「色やデザインのバリエーションが豊富」「タイル状なので施工が簡単」「比較的安価で施工できる」「DIYでも施工可能」「部分的に貼り替え可能」など
8帖の部屋に必要なPタイルは約14㎡分で、ホームセンターで45,000円ほどで購入できる
・Pタイル貼り方はたったの6ステップととても簡単

Pタイルのメリット

Pタイルのメリット

Pタイルのメリットは主に上記の5つです。順番に見ていきましょう。

1. 色やデザインのバリエーションが豊富

Pタイルのメリットのひとつは、色やデザインのバリエーションが豊富であることです。またクッションフロアよりは厚みがあるので高級感も出やすい点が特徴です。いくつかバリエーションを見てみましょう。

1-1. 大理石調Pタイル

コンポジションビニル床タイル|東リ画像提供:コンポジションビニル床タイル|東リ


出典:コンポジションビニル床タイル|東リ
商品価格:3,200円/㎡

シンプルな大理石調のデザインが、シンプルナチュラルなインテリアに良く合います。

1-2. フローリング調Pタイル

複層ビニル床タイル|東リ画像提供:複層ビニル床タイル|東リ


出典:複層ビニル床タイル|東リ
商品価格:5,300円/㎡

こちらはフローリングそっくりなデザインのPタイル。材質は塩ビなので万が一液体をこぼしても撥水性があり、フローリングよりもお手入れが簡単です。

1-3. ストーン調Pタイル

複層ビニル床タイル|東リ画像提供:複層ビニル床タイル|東リ


出典:複層ビニル床タイル|東リ
商品価格:4,400円/㎡

こちらは高級感のあるストーン調デザインのPタイルです。色や石目によって印象が変わります。

監修者コメント
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Pタイルはデザインが豊富

Pタイルといえば素材は樹脂ですが、印刷や加工技術の向上により、デザイン性が大変豊かになってきています。フローリングは木材でできているものでも、表面の仕上げはプリント仕上げになっているものも多くあります。パッと見ただけでは、フローリングなのかPタイルなのか、見分けがつかないような商品もあります。今のフローリングの張り替えをご検討なら、Pタイルを上から重ね張りすれば、お洒落にコストダウンができますよ。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

2. タイル状なので施工が簡単

Pタイルはクッションフロアと材質は同じですが、一枚のロール状シートになったクッションフロアと比べると、タイル状にカットされているため施工がしやすい点が特徴です。採寸さえきっちり行えば、クッションフロアよりも施工しやすいでしょう。

3. 比較的安価で施工できる

床材の中ではクッションフロアが最も安いのですが、次いで安価で施工できるのがPタイルです。8帖の部屋に必要なPタイルは約14㎡分、約45,000円で購入可能です。天然素材であるタイルや無垢材は高価になりますが、気軽に模様替えもしたいとお考えであればPタイルはコストパフォーマンスが高いといえます。

4. DIYでも施工可能

Pタイルはタイル状にピースをはめ込んで施工していきます。採寸をきっちり行い、隙間なく丁寧に敷き詰めて作業すればDIYでの施工も可能です。

5. 部分的に貼り替え可能

ピースをはめ込むように施工しているPタイルは、汚れた部分のみ貼り替えが可能です。変色が激しいと新しい部分と古い部分との色に差が出てしまいますが、変色しておらず、同じPタイルが手に入れば部分交換ができるので、リフォーム費用を抑えられます。

Pタイルのデメリット

Pタイルは一枚ずつ貼っていくため、角をきっちり合わせる手間がかかる点がデメリットと言えます。Pタイルの施工を成功させるには、施工する場所の採寸をきちんと行い、基準線を引いて丁寧に作業することです。難しそうだなと感じる場合は、最初から業者さんに依頼するほうが余分な労力がかからず綺麗に施工できます。

Pタイルの貼り方

ではPタイルをDIYで施工したい方のために、基本的な貼り方をご説明します。

1. 用意する物

・メジャー
・カッター
・チョークライン
・圧着ローラー
・接着剤
・スポンジ
・Pタイル


人が歩く部分ですので、しっかりと貼り付けていくために上記の道具は最低限必要です。ホームセンターなどで購入できます。

2. Pタイルの貼り方手順

では、基本的なPタイルの貼り方を順番に見ていきましょう。

2-1. 施工場所を丁寧に掃除

Pタイルを貼っていく場所は丁寧に掃除をしておきましょう。 現状がコンクリートや合板であれば上から貼ることができますが、フローリング・クッションフロア・タイル・カーペット・畳など、すでに何らかの床材が施工されている場合は、いったんすべて剥がす必要があります。

2-2. 施工場所の中央に基準線をひく



出典:ハンディチョークライン Neo 自動巻 太糸 イエロー|シンワ測定株式会社
商品価格:2,700円

施工場所の縦横を採寸し、中央部分に基準線をひきます。この時使用するのが「チョークライン」といわれる、チョークの粉がついた糸で線をひいていく道具です。

2-3. 部屋を半分または3分割して接着剤を塗布

基準線を元に、部屋を半分または広い部屋の場合は3分割して接着剤を塗布します。接着剤は奥から入口側に向かって塗布し、自然に少し乾くまで待つオープンタイムを設けます。完全に乾く直前が一番接着しやすいからです。オープンタイムは約10分が目安ですが、冬場はもう少し長く、反対に夏は乾きやすいのでもう少し短めに設定してください。

2-4. 基準線から部屋の端に向かってPタイルを貼る

オープンタイムを設けたら、基準線にぴったりとPタイルの角を合わせて貼りつけていきます。デザインがある場合は仕上がりデザインが崩れないよう、Pタイルに順番や向きなど目印をつけておくと分かりやすいです。接着剤がはみ出てきたらスポンジで丁寧に拭きとります。一列貼り終えたら、圧着ローラーをかけてしっかりと貼り付けていきましょう。

2-5. 端まで来たらPタイルをカットしてはめ込む

部屋の端はPタイルのサイズが合わないので、採寸してカットします。Pタイルにカッターで切れ目を入れて折り曲げると簡単にカットできます。

2-6. 隅にコーキング材を充填して完成

最後は部屋の隅にコーキング材を充填して隙間を埋めて完成です。広い部屋だと結構な労力かと思います。お疲れ様でした!

監修者コメント
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Pタイルが得意なのは内装屋さん

Pタイルの工事をプロに頼むとしたら、得意なのは内装業者です。内装といえば、他には天井や壁のクロスの張り替え、カーテンレールの取り付け、床のクッションフロアの張り替えなども得意です。これらの工事にご予定があるなら、ついでにまとめてお願いできれば、割安になるかもしれません。関連する工事はまとめてやるのがコストダウンの秘訣ですから、ぜひ他にも内装でやりたい工事はないか、お部屋を見回してみてくださいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

Pタイルの貼り方がよく分からない時は?

Pタイルの貼り方がよく分からない時は無理してDIYにチャレンジせず、専門業者さんに依頼したほうが安心です。DIYで最も失敗しやすいのが採寸誤りと接着の不備です。人が歩く場所ですので、安全を高めるためにもきっちり丁寧な施工が望まれます。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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