廊下の床材の種類は家族構成に合わせて選んでみよう

廊下の床材の種類は家族構成に合わせて選んでみよう

一日に何度も通る廊下は使用頻度が高いため、他の場所より劣化が早く進んでしまう場所と言えます。新しい床材に張替えたいけど、どんな種類の床材を使えばいいのでしょう?この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・廊下の床材に求められる機能は「耐久性」「素材」「滑りにくい」「防音性・遮音性」の4点
廊下に一般的に採用される床材の種類は、カーペット​​​​​​​・クッションフロア・コルク・複合フローリングなど
・廊下の床材張り替えの価格相場は8万円〜26万円ほど

1. 耐久性

廊下は玄関から各部屋へ移動するために家族が一日に何度も歩行する場所ですので、その使用頻度に耐えうる耐久性が必要です。

2. 素材

廊下は玄関と違い素足で歩くこともあるため、肌ざわりの良い素材であると良いでしょう。また、玄関から続く廊下の場合は訪問客の目につきやすい場所でもあるので、高級感のある素材やデザインのものを使ったり、明るい色調のものを採用すると家のイメージもグレードアップして見せることができます。

3. 滑りにくい

廊下を走って転んでしまっては危険です。滑りにくい素材や加工が施されている床材を選びましょう。お子様や高齢者がいらっしゃるご家庭では最優先したい機能です。

4. 防音性・遮音性

2階以上に設置された廊下の床材の場合は、階下へ歩行時の音が響かないよう防音性・遮音性のある床材を使うのがおすすめです。特に二世帯住宅などの場合、上階の音は思った以上に階下へ響いてくるものです。家庭内トラブルにつながる騒音対策はしておくほうが良いでしょう。

監修者コメント
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素足なら、踏み心地のいいものを

家ではスリッパ派ですか?それとも素足派でしょうか?
もし素足派なら、ぜひ踏み心地の良いものを選びたいですね。感触がヒヤッとするものは不快に感じやすいですし、表面のコーティングなどでベタベタしやすいものは、こまめな拭き掃除が必要になって大変です。おすすめは、無垢のフローリングやコルクタイルなどの自然素材の床材です。ぜひサンプルを取り寄せて、踏み心地なども試して選んでみてくださいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

床材の種類

廊下に一般的に採用される床材の種類と価格相場は下記をご参考になさってください。

床材 価格相場(1帖あたり)
カーペット 0.1万円~
クッションフロア 0.8万~1.3万円
コルク 1.5万円~2万円
複合フローリング 1.8万円~2.5万円
無垢フローリング 2.2万円~3万円
タイル 2.5万円~4万円

それぞれの床材の特徴などは下記のリンクをご参照ください。

関連記事:床リフォーム/床材の種類と張替え工程を調べました
 

高級感を求めるなら大理石も

上記6つの床材以外に、美しい光沢で住宅を一気に高級感あふれる空間にできる「大理石」がありますが、大理石は廊下にも取り入れることができます。大理石は、高級なイメージがありますが価格相場は0.8万円~1.3万円/1帖程度で、グレードによってはフローリングと同程度の価格帯で導入することができます。

大理石のメリットは、その光沢感によって高級感が出るところです。光沢があるためゴミやほこりが目立ちにくい点も助かりますね。デメリットは、冬場に歩くと冷たいことです。床暖房を設置するなどの対策がありますが、廊下に床暖房を取り入れるかどうかは予算次第です。また、材質が硬いため走り回るようなお子様や足腰の弱い高齢者のいらっしゃるご家庭に導入される場合はご注意ください。

お子様に適している床材の種類

お子様がいらっしゃるご家庭では、滑りにくく防音性・遮音性に優れた床材が最適です。まだ小さいお子様が1人で廊下を歩くことはあまりないと思いますが、将来成長した時のことを考えて廊下の床材を選択しておきましょう。

おすすめの床材の種類は、「カーペット」「クッションフロア」「コルク」です。フローリングでも、滑りにくく防音性・遮音性を高めた商品もあります。

バリアフリーに適している床材の種類



出典:おもいやりフロアⅡ|DAIKEN

昨今の高齢化に伴い、廊下の床材をバリアフリーに適した種類にリフォームしたいとのご要望が増えています。以下の条件を満たしている床材はバリアフリーに適していると言えるでしょう。

・滑りにくい
・クッション性がある
・車椅子でも使用できる


関連記事:バリアフリー リフォーム|バリアフリーリフォームの内容と費用

ペットに適している床材の種類

室内でペットを飼われているご家庭の廊下には、バリアフリーと同じく滑りにくい床材がおすすめです。滑りやすい床材だとペットにとってはかなりの足腰の負担になってしまうのです。家族が帰宅すると玄関まで迎えに来てくれるペットが、廊下を歩くたびに足腰を傷めてしまうのはかわいそうですね。

また、ペットが粗相した場合でもサッと拭き取れて掃除のしやすいメンテナンス性に優れた床材を選びましょう。

おすすめ床材 メリット
タイルカーペット ・衝撃に強く滑りにくい
・汚れた部分だけ洗える
クッションフロア ・衝撃に強く滑りにくい
・水拭きできる
タイル ・表面がザラザラしているので滑りにくい
・水拭きできる

廊下の床材張り替えの価格相場

廊下の床材張り替えリフォームの価格相場は、採用する素材や廊下の広さにもよります。過去に家仲間コムに寄せられた事例をご紹介しますのでご参考になさってください。

玄関前廊下のフローリング張り替え
築10~20年の分譲マンションにお住まい、約6帖の廊下フローリングの張り替えをご希望とのこと。価格相場は8万円~21.6万円でした。工法によるメリット・デメリットを伝えてくれた業者もあったので納得して依頼ができますね。

踏むとたわむ廊下のリフォーム
8~10帖程度の廊下の床材が踏むとたわむので、修繕か補強をしてほしいとのご要望です。現状の写真を添付しての見積もり依頼は、業者にも状況が伝わりやすく施工内容も判断しやすいですね。価格相場は13万円~26万円で、廊下の劣化の原因・対策・費用・補助金等の説明を具体的に連絡してくれた業者もいたので分かりやすく安心できます。

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床に付加したい機能

「床」には見た目や使い勝手だけでなく、機能を付加させることもできます。1階の床なら、足元が寒い場合には床下に断熱材を追加すると、寒さを解消することができます。2階の床なら、階上での足音や生活音が気になる場合は、床に遮音性能を付加することで伝わる音を減らすことができます。床下断熱や遮音工事は、床の張り替えと同時に行うことで費用を抑えることもできますので、お悩みの方はぜひ検討なさってみてくださいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

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廊下リフォーム業者費用見積もりを依頼する際は、一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。業者によって独自のサービスや技術があるので、希望に合う業者を比較検討しましょう。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

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noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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