洗濯機防水パンを設置する|種類と交換費用の目安は?

洗濯機防水パンを設置する|種類と交換費用の目安は?

ほとんどのご家庭では、洗濯機の下には防水パンが設置されていると思いますが、最近の新築住宅では、防水パンが最初からついていない住宅もあるそうです。防水パンは万が一の水漏れ防止になります。今回は、洗濯機防水パンの種類と設置・交換費用の目安について調べました。まずはこの記事のポイントです。

匿名・無料の一括見積もり

POINT この記事のポイント

・洗濯機防水パンとは室内に置く洗濯機の下に設置されているトレイのこと
・洗濯機防水パンの種類は「正方形タイプ」「長方形タイプ」「長方形タイプ2」の3つ
・洗濯機防水パンの設置・交換費用の目安は2.4万円~4.8万円が最多価格帯

洗濯機防水パンとは?

防水パン防水パン (※画像はイメージです)

室内に置く洗濯機の下に設置されているトレイのようなものを「防水パン」と言います。防水パンには、洗濯機の排水用ホースを通せる排水口がついていて、洗濯の際に出る水が排水用ホースから直接排水口に流れます。

洗濯機洗濯機(※画像はイメージです)

昨今では、ドラム式洗濯機のように洗濯機の幅が大きくなる傾向にあり、その場合は防水パンが小さくて合わないことも多く、水位センサーがついているから漏水しないだろうと防水パンを設置しないご家庭もあります。

また掃除がしにくいなどの理由から、防水パンがもともと設置されていない、取り外したい、といったケースもあります。

監修者コメント
監修者画像

防水パンはやっぱり安心

洗濯用の防水パンは万が一の漏水を防ぐため、マンションなどの集合住宅では設置されていることが多いです。その点、一戸建ての一階など、漏水が起こっても被害が限定的な場所には設置されていないことも多いようです。最近の洗濯機や水栓は、性能の向上により漏水リスクはかなり減っていますが、ドラム式洗濯機などの操作ミスによって水が漏れるトラブルは、逆に増えています。やっぱり防水パンは、あると安心ですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

洗濯機防水パンは必要?

緊急止水弁緊急止水弁 (※画像はイメージです)

防水パンは、洗濯機の排水ホースが外れたり、破れてしまった場合に起こる水漏れが床や階下へ漏水するのを防ぐためにも設置するほうが安心です。特に集合住宅や、2階部分に洗濯機を設置する場合には必須といえるでしょう。ただし、1階に洗濯機を設置する場合は、設置しなくても良いと考える方もいます。

防水パンを設置しない場合は、排水口の詰まりに注意しましょう。また、「オートストッパー付き給水栓ノズル」蛇口に取り付けておくだけでも安心です。万が一、給水ホースが外れても自動的に水が止まる仕組みになっています。ホームセンターなどで、1,000円~程度で購入することができます。

洗濯機防水パンの種類

標準的な防水パンには主に3つのサイズがあります。

正方形タイプ・・・幅64cm×奥行64cm(一般的なサイズ)
長方形タイプ・・・幅74cm×奥行64cm
長方形タイプ2・・・幅80cm×奥行64cm

防水パンの形状も主に3種類です。もし、新しく洗濯機を買い替える場合は、事前にどのサイズの防水パンが合うのか販売店の人に確認するか、自分で測っておきましょう。

1. フラットタイプ

防水パンTOTO PWP800NW防水パンPWP800NW|TOTO


出典:防水パンPWP800NW|TOTO
メーカー価格:11,000円(税別)

隙間があまりないため掃除がしにくいが、フラットなので洗濯機が置きやすい。
 

2. 四隅が高くなっているタイプ

防水パンPWP740W|TOTO画像提供:防水パンPWP740W|TOTO


出典:防水パンPWP740W|TOTO
メーカー価格:10,900円(税別)

四隅が高くなっているため、洗濯機を置いた時に隙間ができ、掃除しやすい。現在、最も普及している。

3. 四隅が底上げされているタイプ

防水パンPWP740W|TOTO画像提供:防水パンPWP740W|TOTO


出典:防水パンPWP740W|TOTO
メーカー価格:10,900円(税別)

四隅が高くなっているため、洗濯機を置いた時に隙間ができ、掃除しやすい。

監修者コメント
監修者画像

防水パンの新設に必要な工事

防水パンが現在設置してある場合で、同じ型の防水パンに交換するなら、防水パンの交換のみで工事ができます。しかし、防水パンに開いている排水口の位置が変わる場合や、現在防水パンが無いところに新規で設置する場合などは、床下の排水管の配管位置を変更する工事が必要になります。いずれにしても防水パンの設置は床の工事にも関わることが多いため、床の張り替えも一緒に行っておくとキレイに仕上がります。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

洗濯機防水パンの種類と設置・交換費用の目安

グラフ洗濯機防水パンの設置費用グラフ

洗濯機防水パンの設置・交換費用の目安は、2.4万円~4.8万円が最多価格帯となっています。

洗濯機防水パンの設置・交換費用の目安を一括見積り!

洗濯機防水パンの設置・交換費用の見積もりを依頼する際は、一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。業者によって独自のサービスや技術があるので、希望に合う業者を比較検討しましょう。

家仲間コムの見積もりサイトには、約1000社の登録業者さんがいて、いろんな依頼に対応できるのが魅力です。また、匿名・無料で見積もり依頼ができるのでしつこい勧誘などもありません。

洗濯機防水パン設置・交換費用の見積もりを無料でしてみる

完全無料で利用できるので、お気軽にご利用ください。​​​​​​​
 

image

家仲間コムなら
業者の手数料が無料だから安くなるかも!/

一般的に業者さんがサイトに支払う成約手数料
(売上の約10〜20%)が家仲間コムではかかりません。

洗濯機防水パンの
業者さんを匿名で探してみる
監修者プロフィール
監修者画像

一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

編集責任者プロフィール
編集者画像

編集責任者

家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

関連するテーマの見積もり依頼

※価格はこの依頼での一般的な価格相場です。