庭の池づくりは思ったよりも簡単|施工事例と費用を紹介

庭の池づくりは思ったよりも簡単|施工事例と費用を紹介

池のある庭って憧れますよね。池といっても大きな錦鯉が泳ぐような大きなものでなくても、小さいサイズの池なら低予算で簡単に作ることができるんです。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・庭の池づくりの目的は、「魚を飼育するため」「生植物を育てるため」「水の流れを鑑賞するため」など、人によってさまざま
・庭に池づくりをするときの注意点は、「エサやりはしない」「メンテナンスを心掛ける」「直射日光を避ける」「動線を考える」の4つ
・庭の池を作る予算は2万円~50万円

池を作る目的はなんですか?

ハス園|三室戸寺

出典:ハス園|三室戸寺

一口に池と言っても、魚を飼育するための池なのか、水生植物を育てる池、水の流れを鑑賞するための池、など池を作る目的が違いますよね。池を作る目的によって少しずつ作り方やポイントが異なりますので、まずは池を作る目的を先に決めてしまいましょう。

ちなみに筆者は蓮の花が好きなので、庭に池を作るなら蓮を育ててみたいです。

参照:ハスの育て方・栽培方法|NHKみんなの趣味の園芸

庭に池を作るのに望ましい条件

庭に池を作るのに望ましい条件

庭に池を作るには、まずは庭のどの部分に池を作るかが大切です。一般的には、以下のような条件がそろっている場所が望ましいです。

いかがでしょうか?条件に当てはまりそうな場所はありましたか?良い場所が定まったら庭作りに取り掛かりましょう!

庭作りに必要な道具

庭作りのために下記の道具を揃えましょう。

・シャベル
・シートタイプのプールライナーまたはプラ池
・クッション材(防水シートの下の池の底部に敷く資材)
・排水用PVCパイプ
・岩やレンガなど縁石
・底砂(できれば麦飯石など多孔質の砂利)
・植栽や水草(アオコの抑制のため)

庭作りの手順

1. シャベルで土を掘る
2. 段階の高さに掘り、浅い部分には植栽ができるようにします。
3. 穴を掘ったら大きな石などを取り除き形を整え、クッション材→ライナーシート(またはプラ池)の順に設置します。
4. U字溝や駐車スペースなどの舗装されて一段低くなっているところへ向けて傾斜をつけ、排水用パイプを設置します。
5. 水を入れ、浅い部分に植栽をします。
6. 池の周りに縁石を置き、縁石の下に防止シートを畳みこんで入れしっかり固定します。
7. 魚を飼育する場合は魚を入れ、水生植物を育てる場合は鉢ごと池に沈めて完成です。

魚を飼育するための池

魚を飼育するための池を作る場合のポイントは下記の通りです。

・池の形を少し複雑な形に成型し、生き物の隠れ場所や異なる環境が育つ状態にする
・水をきれいに保ってくれる赤玉土を採用し、さらに水を浄化する微生物が育つ環境にする
・蚊が発生しないよう、ボウフラを食べるメダカを入れる
・フィルターのろ材交換と底にたまった汚れの除去をして、定期的にメンテナンスする

水生植物を育てるための池

ご家庭でビオトープを楽しまれる方も増えています。

関連記事:ビオトープって何? 小さな生き物たちが集まるお庭づくり

大きめの鉢で作ることもできますが、庭に作った池でビオトープを楽しんでみてはいかがでしょうか?水生植物を育てる池作りのポイントをいくつかご紹介します。

・池底に敷く土は栄養分の含まれていないものを選ぶ。
(栄養分の多い土だと水生植物が繁殖しすぎるため)
・水生植物が増えすぎたら間引く
・アオミドロが発生しやすい春から夏は水の循環を良くする
・水をきれいに保ってくれる赤玉土を採用し、さらに水を浄化する微生物が育つ環境にする
・蚊が発生しないよう、ボウフラを食べるメダカを入れる

水の流れを鑑賞するための池

水のある庭水のある庭(※画像はイメージです)

魚も植物も育てなくていい、ただ水の音に癒されたい!という方もいらっしゃると思います。水の流れを鑑賞するための池といっても、多少の植栽をすることでさらに癒しの空間になりますので上記の「水生植物を育てるための池」をご参考になさってください。

水は流れがないとよどんでしまいますので、流れを作ってあげることが大切です。滝のように水の流れを作ることのできる水景システムを採用してみてはいかがでしょうか。

参照:水景/景観資材|グローベン

1. エサやりはしない

まずはじめに挙げられるのは、「池で飼っている魚には、エサをあげない」ということです。池には、植物性プランクトンをはじめ、魚たちの餌となるものが豊富に存在しています。ここに、餌を入れてしまうと水が富栄養化し濁りを引き起こします。魚たちが生きにくい環境を作り出してしまうことにつながるため、エサは原則として与えないでください。

2. メンテナンスを心がける

定期的なメンテナンスを心掛けることもポイントです。メンテナンスの内容としては、フィルターのろ材交換や底に蓄積した汚れの除去などが挙げられます。掃除に必要なグッズは、いずれもホームセンターやペットショップなどで購入できます。なお、池の水替えも1ヶ月を目安に行うと、より良い状態をキープできます。

3. 直射日光を避ける

池の水は直射日光に長時間照らされていると、次第に水温が上昇します。池の中で魚を飼っている場合は、体調不良を引き起こしてしまう原因になりますし、アオコが大量発生してしまう可能性も高めます。そのため、池はなるべく直射日光の当たらない場所に作りましょう。

4.導線を確認する

「導線をきちんと確認する」ことも、池をつくるうえで留意しておきたい項目のひとつです。導線が適切でない場合、子供やペットが誤って池に落ちてしまうリスクを完全に否定することができません。また、洗濯物を干すスペースなどを考慮できていなければ、家事負担の増加を招いてしまいます。そのため、普段の通り道を考えて邪魔にならないところに設置してください。

庭に池を作る費用目安

庭に池を作る費用目安は、シンプルな2m程度の大きさの庭であれば2万円~50万円ほどの低予算で作ることができます。本格的に庭のデザインから業者に依頼したり、錦鯉を飼育するような大きな池であれば50万円~100万円と高額になります。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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