実家のリノベーション3パターンと気になる贈与税の話

家を眺める家族

実家のリノベーションを行う際には、どういう家族構成で住む予定なのかを考えておく必要があります。
高齢のご両親だけで住むのか、2世帯住宅にするのか、子供世帯に譲ってリノベーションするのか、パターン別にリノベーションの注意点などを解説します。
気になる贈与税の節税方法についてもご参考になさってください。

実家のリノベーションはいつが最適?

家族集合

お正月やお盆などで家族が集まった時には、実家の経年劣化が気になったり将来の家族の在り方を相談される方も多いでしょう。

何年経ったらリノベーション、という明確な年数はなく、経年とライフスタイルの変化によってご家庭により様々です。
リノベーション後に誰がその家に住むかによって、リノベーションの内容や注意点も変わってきます。

リノベーションとは?

家

「リノベーション」とは、住居の機能や資産価値を高めたり、家族構成やライフスタイルに合わせて行う改修のことを言います。
工事が大規模になるケースがほとんどですので、居住中の場合は工事期間に仮の住居を用意する必要があります。

リフォームと似ていますが、リフォームは原状回復や不具合箇所の修繕がメインになります。

1. 実家のリノベーション|5つのタイミング

経年劣化した家

一般的に実家のリノベーションを検討されるタイミングには次のようなきっかけが挙げられます。

1. 実家の経年劣化が見られる
2. 高齢の両親が使いにくそう
3. 両親に介護が必要になった
4. 子世帯との二世帯住宅を検討
5. 両親が別に住居を構え、子世帯が実家を譲り受ける

2. 実家のリノベーション|3つのパターン

上記の5つのタイミングの中で、リノベーション後に実際に住む人によって分けると下記の3つになります。

1. 実家に住むのは高齢の親世帯
2. 親と子供の二世帯住宅
3. 実家に住むのは若い子世帯

誰がその家に住むのかによって、必要な設備や間取りが異なってきます。

住む人に合わせたリノベーションのポイント

「親世帯」「二世帯住宅」「子世帯」、それぞれに合わせたリノベーションを成功させるポイントを順番に解説します。

1. 高齢の親世帯に合わせたリノベーション

image画像提供:バリアフリーリフォーム「手すり」|TOTO

参照:バリアフリーリフォーム「手すり」|TOTO

高齢の親世帯のための実家リノベーションでは、身体的に負担のない住宅設備や間取り、将来的に介護などサポートが必要になった場合に備えたバリアフリー設計を中心に設計していきます。

バリアフリー住宅は下記のような設備や間取りに注意をしてリノベーションしていきます。

・手すりを設置する
・段差をなくす
・階段の勾配を緩やかにする
・玄関ポーチはスロープにする
・転倒しにくい床材にする
・扉は引き戸にしておく

2. 二世帯住宅のためのリノベーション

実家を二世帯住宅にリノベーションする時のポイントは、親世帯と子世帯がどういう住み方を望んでいるのかを先に話し合って決めておくことです。

二世帯住宅には下記の3つのタイプがありますが、家族間の良好な関係を築くためにもプライバシーを守る家づくりが重要です。

二世帯住宅のタイプ内容
同居型寝室のみを分ける
共用型玄関・リビング・水周りなどを共用
完全分離型同じ敷地内にあるが住居は世帯別に完全に分離する

上から下に順にリノベーション費用が高くなっていき、完全分離型が最も費用が高額になります。

完全分離型の二世帯住宅以外は水廻りは共用ですが、二人以上が使えるようなキッチン空間やシステムキッチンのサイズを選ぶと使い勝手が良くなります。
参照:二世帯住宅のキッチンリフォームはどうする?3つのパターンと注意点

築年数が経過した住宅は水廻り設備の老朽化が目立つことが多く、リノベーションではすべて交換することがほとんどです。

リノベーション箇所費用目安
キッチン20万円~
トイレ13万円~
浴室70万円~
洗面台6万円~

上記費用目安は水廻り設備の下位モデル商品を採用した場合で、上位モデルになると価格がぐっと高くなります。

業者さんによっては大幅な値引きをしてくれることもあるので、複数見積もりをとって比較検討するとお得にリノベーションができますよ。
水廻り設備のリノベーション費用見積もりを無料で比較してみる

二世帯住宅にリノベーションして水廻り設備を共用する場合には、身体的に衰えが出始める親世帯が使いやすいものを選んでおきましょう。
参照:
高齢者目線で考えるキッチンリフォーム
高齢者向けトイレリフォームで外せない4つのポイント
寒い冬は危険!ヒートショックから身を守る3つのおすすめリフォーム

3. 若い子世帯に合わせたリノベーション

実家を子世帯が譲り受けるなどの理由でリノベーションを行う場合は、最新の住宅設備などを取り入れておくと長く住みやすい住宅を造ることができます。

インターネットが必須の子世帯では、IoT住宅としてリノベーションしておくのもおすすめです。
参照:「IoT住宅」の未来はもうすぐ!IoTの基礎知識と導入に向けた建築プラン

実家のリノベーション費用を子世帯が負担する際の注意

電卓と設計図

実家のリノベーションには数百万円から1,000万円単位の費用がかかる場合があります。
特に完全分離型二世帯住宅や子世帯が居住する場合は、リノベーションする箇所も増えるため高額になりやすいです。

贈与税がかかることがある

実家名義が親世帯の場合で、リノベーション費用を子世帯が110万円以上負担すると「贈与税」がかかります。

贈与税対策としては下記の2つの方法があります。

・実家を親から子へ贈与してもらい子世帯に名義変更をする
・実家を親から購入して名義変更をする

具体的に利用できる節税の方法は下記の3つです。

節税の方法贈与税
相続時精算課税最大2,500万円の贈与分まで無税
特例贈与財産(贈与財産の合計額-基礎控除110万円)×税率-控除額=贈与税
暦年贈与制度年間110万円以内の贈与分は無税

特例税率の速算表などがあったり、素人では計算が難しいこともあるので、税理士さんも紹介してもらえるようなリノベーション業者に依頼すると安心です。

1. 相続時精算課税

「相続時精算課税」は、親がなくなって実家を相続する際の実家の評価額が2,500万円以下であれば贈与税がかからない制度のことを言います。

万が一相続時点での実家の評価額が2,500万円を超えてしまった場合には贈与税が発生しますので必ずしも節税効果が高いとは言い切れませんが、住み続けるうちに不動産の評価額が下がってくるのが一般的です。

2. 特例贈与財産

「特例贈与財産」は、両親・祖父母・祖祖父母から贈与を受ける場合に、贈与税率が低く優遇される制度です。

3. 暦年贈与制度

「暦年贈与制度」は、110万円までは贈与税がかからない制度を利用して、毎年110万円以内を複数年に分けて贈与する方法です。

実家のリノベーションまとめ

いつか訪れる実家の維持や売却に関わる問題は、家族が集まる時にしっかりと話し合っておく必要があります。

近年、空き家問題が深刻になってきています。
老朽化がかなり進んでしまってからのリノベーションは費用も高額になりますので、早いうちから計画を立てておきましょう。

思い入れのある実家は、できればリノベーションをして長く住み続けてあげたいですね。
参照:空き家のリノベーションを成功させて生きた家に生まれ変わらせよう!補助金活用やリノベーションのポイントを解説します

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リノベーション費用をお得にするには?

業者

一般的に、古くなった住宅のリノベーションをしようと思うと費用が高額になることが多いです。
一括見積りでどんなリノベーションを希望するのかを伝えたら、実際に訪問してもらって見積もりを出してもらいましょう。
リノベーション費用を子世帯が負担する時には贈与税の問題も出てくるので、しっかりと資金計画を立てることがお得にリノベーションをするコツです。

家仲間コムの見積もりサイトには約1000社の登録業者さんがいて、リノベーションの経験が豊富だったり、税理士さんともつながりのある業者さんもいますので、できるだけ多くの見積もり依頼をしてよく話を聞いて比較してみましょう

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完全無料で利用できるので、お気軽にご利用ください。