脱衣所リフォームの種類はさまざま|かかる費用はどれくらい?
朝の洗顔や入浴、寝る前の歯磨きなど、1日のうちで脱衣所を利用する機会は少なくはありません。そんな脱衣所も、年月を重ねていくと、家の中のほかの場所と同じくリフォームが必要になります。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・洗面台のタイプは、「システムタイプ」「ユニットタイプ」の2つ
・洗面台をリフォームする際は、「収納スペースの具合」や「洗面ボウル、水栓金具、コンセントの使いやすさ」にも留意することが大切
・脱衣所リフォームの価格相場は、5万円ほど
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使いやすい脱衣所にするために!抑えておきたい洗面台のチェックポイント
脱衣所に欠かせない設備のひとつに洗面台があります。まずは洗面台について、その種類や理想の脱衣所にするために抑えておいてほしい選び方のチェックポイントなどを紹介していきましょう。
システムタイプかユニットタイプか
洗面台はその特徴や形、大きさなどによって2種類に分類することができ、それぞれシステムタイプとユニットタイプと呼ばれています。システムタイプの洗面台は洗面ボウルやカウンター、収納キャビネットなどの色やデザインなどを自由に選ぶことができ、それらを組み合わせたもののことをいいます。
一方で、洗面ボウルやカウンター台、収納キャビネットなどがあらかじめ組み込まれており、決まった大きさ作られた洗面台のことをユニットタイプと呼びます。
ユニットタイプはシステムタイプに比べて価格は抑えめに設定されていますが、その分デザインや色などに自由が利かないことがデメリットとして挙げられます。また、間口の大きさが60センチ、75センチ、90センチとあらかじめ決まっているため、サイズが合わないと設置が難しいので注意が必要です。
収納スペースの具合
化粧品や歯ブラシ、髭剃り用のカミソリなど、洗面台には何かとものが多いですよね。特に家族が多い場合、ある程度の収納スペースがなければものが出っぱなしになってしまい、その整理整頓がされていないように見えてしまいます。
洗面台における収納スペースは鏡の裏か下の場所かになります。鏡を三面鏡にすれば、その裏にかなりの収納スペースを確保できますし、下の部分も配水管に気を付ければ大きなものも収納できます。
洗面ボウル、水栓金具、コンセントの使いやすさ
小さいお子さんがいらっしゃるご家庭の場合、特に洗面ボウルの高さは悩みどころかもしれません。高さは75センチ、80センチ、85センチがあり、その中でも80センチが主流となっていますが、人によっては使いづらく感じることももちろんあります。
洗面ボウルの高さを決める時は、ぜひ実際に洗面台の前に立って、使いやすさを確かめてからにしましょう。
また、水栓金具もシングルレバーのものが主流ですが、シャワー付きのものなども販売されています。そのほかコンセントの有無などもきちんと確かめてから洗面台を選ぶようにしましょう。
脱衣所で何をする?用途別で違うリフォームの注意点とは
脱衣所と一概に言っても、住む人によって用途はさまざまです。例えばマンションにお住みの方は脱衣所に洗濯機を置いている人も多い一方で、戸建の方はあくまで脱衣所としてしか利用していないこともあります。続いては、そんな用途別に合わせた脱衣所リフォームの注意点を見ていきたいと思います。
パウダールームとして脱衣所を使う場合
女性の多くは脱衣所でお化粧やスキンケアをしますよね。ここで大切なのが、収納の有無と照明器具です。メイクをするとき、十分な照明が当たらないと顔色やメイクの色がわかりにくくなります。したがって、自然光に近い照明を採用する、もしくは自然光が入ってくるようにすることは、美しいメイクに役立ちます。
また、メイク道具やスキンケアのためのアイテムなどは、いつでも取り出せるように収納家具を完備させておくと楽ですよね。この時、三面鏡に設計しておくと鏡を自分の顔に近づけることもできます。
脱衣所で洗濯などの家事をする場合
脱衣所に洗濯機を設置し、浴室に乾燥・暖房機能を加えている場合も珍しくはありません。その場合、脱衣所は家事の場所として使われるので、どこに何を置くかをしっかり考える必要があります。例えばお風呂の残り湯を選択に使用する場合は、洗濯機と浴室をできるだけ近く置いておく必要があります。
脱衣所としての本来に機能も忘れずに!
洗面所や家事室として活用もできる脱衣所ですが、脱衣所としての機能を持たせることも忘れてはいけません。例えば寒い冬は特に、お風呂から出る前、出た後に冷えないように寒さ対策をしておく必要がありますし、どうしても濡れてしまう場所なので、床材も工夫する必要があります。
脱衣所の床にはクッションフロアやタイルなどの耐水性が高い素材がよく使われていますし、それ以外にも耐水性が備わっているフローリングなども利用されています。また、脱衣所の壁や天井はカビが発生しやすいので、湿気に強い材質のものを使用するようにしましょう。
現在は、既存の壁の上から塗ることができる塗料も販売されているので、そういったものを活用してカビ対策をしても良いと思います。
脱衣所リフォームの価格相場
脱衣所リフォームは、その規模やリフォーム箇所によって費用が異なります。例えば壁や天井、床などの張替えや交換だけならば、5万円程度で済むので比較的安価となります。一方で、洗面台の交換や設置も合わせて行うとなると、費用は高額になってきます。
全体的な価格相場としては20万円以下といえます。洗面台の交換や設置が入ると、どうしても洗面台自体の値段や設置の際に必要となる水道工事や電気工事の費用がかかります。
洗面台自体は値段は様々ですが、費用をできるだけ抑えたいのなら最新式のものではなく、古いタイプのものを選んだり、比較的安価なユニットタイプのものを選んだりと、工夫してみることをおすすめします。まずは業者の方に相談してみてください。
まとめ
いかがでしたか?脱衣所は1日のうちで何回も使う大切な場所ですが、それ故どうしても年月を重ねるにつれ劣化が目立ってきます。より快適に過ごすためにも、ぜひ脱衣所リフォームを検討してみてください。
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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