天井補強・取り付け設置リフォームの価格相場や種類を紹介

天井補強・取り付け設置リフォームの価格相場や種類を紹介

地震など、どうしようもない天災に、襲われてしまうことはあるかと思います。そんな時に身を守ってくれるもののひとつに家がありますが、そんな家もきちんと補強しておかないと思わぬ事故のもととなります。特に天井は補強することで、シャンデリアなどの重量があるものを設置することもできますし、耐震化も期待できます。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・シーリングファンやシーリングライトを設置する際は、一定の天井の強度や環境が必要であり、間違った設置をしてしまうと思わぬ事故につながってしまため、状況に応じて天井の補強工事をすることが重要
・シーリングファン、シーリングライトの取り付け・設置時の注意点には、「平らな天井であること」や「天井にある程度の高さがあること」などが挙げられる
・耐震化を兼ねそろえた天井にする場合は、天井を補修し、金物などを取り付けることで天井補強が可能になる

天井の補強工事、その必要性とは?

普段から、天井に気を配っている方はあまりいないかと思います。しかし、天井は家の構造上も大切な役割を果たしているほか、電灯などを設置するための大事なスペースでもあるのです。

家の中の照明器具は何をお使いでしょうか?素敵なシャンデリアをご使用の方もいらっしゃるかと思いますし、シーリングライトなどを利用している方も多くいらっしゃるかと思います。実は、これらを新しく設置しようと思ったら、まずは天井の補強工事を必要とする場合が多いのです。

例えばシーリングファンやシーリングライトなどは、シャンデリアなどの重量感のあるものと比べて、あまり強度も必要ないのでは?と考える方もいらっしゃるかと思います。

しかし、シーリングファンやシーリングライトを設置するにも一定の天井の強度や環境が必要であり、間違った設置をしてしまうと思わぬ事故につながってしまいます。したがって、それらを設置する前に、きちんと天井の状態をチェックしてもらうことが必要となるのです。

シーリングファン・シーリングライト取り付け・設置の注意点とは?

シーリングライトシーリングライト(※画像はイメージです)

それでは実際に、天井にシーリングファンやシーリングライトを設置する際のポイントや注意点などを見ていきましょう。天井にシーリングファン・シーリングライトを設置する場合は、以下のような状態では設置ができません。

1.傾斜がある天井
2.押すと形が変わるような天井
3.桟があったり、桟が組み合わされている天井
4.突起物がある天井
5.天井の傾度・勾配が39度以上ある場合(国内シーリングファンを使用する場合)


こういった場合では、シーリングファンやシーリングライトは設置が不可能なので、設置したい場合は必ず平らな天井であることが条件となります。

また、シーリングファンやシーリングライトを新しく設置する場合は、配線工事などを必要とするため業者の方の工事が必要不可欠となりますが、シーリングやローゼットなどの配線器具がすでに設置されている場合は、ご自身でも取り付け・設置が可能となります。

加えて、シーリングファンを設置する場合は、天井にある程度の高さも必要となります。あまり低い天井ですと、空間に圧迫感を与えてしまいますし、せっかく設置しても空気循環の面でうまく機能しなくなってしまうこともあります。

一方で、傾斜のある天井へどうしてもシーリングファン・シーリングライトを設置したい、という方向けに、各メーカーで傾斜のある天井専用の別売りのアダプターも販売しています。大体1,000円未満で購入ができますので、ぜひ検討してみてください。

天井の耐震化工事とは?

シャンデリアやシーリングファン・シーリングライトを設置する以外にも、天井補強工事には多くの需要があります。例えば耐震化を兼ねそろえた天井にする場合、天井を補修し、金物などを取り付けることで天井補強が可能となります。

その金物というものが、耐震用のクリップやブレースです。多くのお宅では、天井は「つり天井」と呼ばれる仕組みのものとなっています。これは、その名の通りつり下げられている天井のことで、耐震の面では弱い構造なのです。

というのも、つり下げられている天井に地震が襲った場合、天井は揺れにあらがうことも出来ずに上下左右へ揺れます。その際、壁へ激突する可能性が高く、最悪の場合その衝撃で天井も壁も崩れてしまうことが考えられます。

そうならないためにも、開発されたのが耐震クリップ工法などの耐震化を図る天井補強工事です。この場合、通常の在来工法で建てられた天井の2倍もの耐震化作用があると期待されています。

耐震クリップ工法は、独自の耐震クリップを使用することで、通常使用されているクリップよりも強度が強いことから地震での家屋崩壊を防ぐことができるのです。現在は、個人の家屋だけでなく、人が集まる体育館やエントランスホールなどの広い場所への耐震化も進められています。

また、東日本大震災を受け、国土交通省も天井崩落への規制について法改正を行うなどの取り組みもされていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

天井の断熱加工について

最後に、天井の補強工事の中でも断熱加工についてご紹介していきます。

天井へ断熱機能を持たせるためには、天井の内部もしくは上側に断熱材を敷きこむ工事か、室内側に断熱材を吹き込む方法があります。どちらの方法でも、冷房や暖房の効きが良くなるほか、熱移動を軽減する場度の効果もあるので、家の室温が気になる方はぜひ検討してみてください。

天井補強・取り付け設置リフォームにかかる価格相場とは?

天井補強・取り付け設置リフォームと一概に言っても、いろいろな工事があります。一般的に部分的な修理などの天井リフォームなどに比べてリフォーム費用も高額である場合がほとんどで、その価格相場は10万~20万円ほどと考えられます。その中でも、天井の断熱工事は15万円前後かかることが多いですし、そのほか施工方法によって価格は変動していきますので、注意が必要となります。

まとめ

いかがでしたか?天井補強・取り付け設置リフォームは、天井の内部の補強工事であったり、また断熱加工ならば既存の天井の上からの施工などもありますので、バリエーションに富んだリフォームでもあります。

シャンデリアやシーリングファン・シーリングライトの設置・取り付けのための補強工事のほか、耐震加工など、これからのために必要なリフォームなども多くありますので、しっかりと検討してみることをお勧めします。ぜひ参考にしてみてください。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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