天井塗装の価格相場はどれくらい|塗料の種類とあわせて紹介

天井塗装の価格相場はどれくらい|塗料の種類とあわせて紹介

毎日過ごしていく自宅だからこそ、メンテナンスは大切になってきます。長く住み続けるためには、それなりにリフォームをしないと難しいかと思います。家をリフォームする際、家の設備を変更するか、内装・外装などの見た目を変更するかがあるかと思います。

中には、両方リフォームが必要となる場合もありますが、どちらにせよ必要に迫られたらリフォームが必要になります。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

天井塗装リフォームは、塗装のみの場合はDIYでも行えるが、下地の補修やクロスの張替えが必要な場合は初心者には難しいため業者に依頼するのがおすすめ
・天井塗装で使用される塗装材は、主に「アクリル系塗料」「エマルション系塗料」の2つ
・天井塗装を業者に依頼した場合の価格相場は、6万~10万円ほど

天井塗装リフォームは自分でもできる?

天井塗装といっても、下地の状態で補修が必要になる場合と、気軽に塗装のみを行う場合があります。塗装のみですと、DIYなどの一環で、ご自身で塗装しなおす方も多くいらっしゃいます。その場合、人件費や出張費用などを抑えることもできますので、業者の方にお願いするよりは格段に低価格で施工が可能となります。

しかし一方で、問題なのは下地の補修が必要となる場合です。長く住んでいると、見た目だけではわからないダメージが多く発生していきます。天井もその一つで、内側の下地部分が腐食などのダメージを受けて、放っておくと思わぬ事故の原因ともなります。したがって、不安な方は業者の方にまずはメンテナンスを依頼することをお勧めします。

また、天井塗装リフォームといっても、クロスの張替えが必要となることもあります。クロスの上からそのまま塗装が可能な素材もありますが、そうでないものやクロス部分のダメージが激しい場合は張替が必要となります。

監修者コメント
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「クロスの上から塗装」の注意点

塗装仕上げは独特の美しさがあり、DIYでも取り組みやすい作業なので、根強い人気がありますね。今貼ってあるクロスの上から簡単に塗れる塗料もありますが、クロスは塗装すると、剥がすのが難しくなるというデメリットがあります。今後もずっと再塗装を続けていくなら問題はありませんが、クロスを張り替える工事を行う場合は費用が高額になる可能性があります。ぜひ長い目でみて、ご検討されてみてくださいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

天井塗装で使用されるいろいろな塗料をご紹介!

続いては、天井塗装で一般的に使用される塗料の種類をご紹介していきましょう。

1. アクリル系塗料

まずは、一般的な塗料としてアクリル系塗料についてです。アクリル系の塗料は、十数年前から使用されている塗料で、比較的安価な価格設定となっています。アクリル系塗料は軒天井に最適とされていて、現在は外壁よりも天井への塗装に多く使用されています、

アクリル系塗料の特色としては、透湿性の高さにあります。透湿性とは、湿気を通しやすい性質のことで、湿気が多くたまりやすい天井ではこの性質は重宝されます。逆に湿気に強い塗料を天井に使用してしまうと、天井が膨れ上がってしまったりしてしまうので、注意が必要となってしまうのです。

しかし、アクリル塗料で塗装した場合、耐用年数もあまり長くなく、5年程度とされています。アクリル塗料の一番の魅力はその価格の安さですが、もし機能性をさらに求めたいのなら、違う塗料でも良いかと思います。

一方で、耐用年数の短さを味方につけて使用する方法もあります。塗りなおす周期が短いということは、その分いろいろな色へと塗装できるということです。したがって、店舗やテナントなどで、短い周期で模様替えしたい場合はこちらのアクリル塗料を使用して塗装することをお勧めします。

2. エマルション系塗料

続いては、油や樹脂など、塗料に必要な成分を乳化させて生成されている塗料であるエマルション系塗料についてご紹介していきます。エマルション系塗料は、外壁、内壁問わずに多くの箇所に使用されている塗料で、特に外壁には高い確率で利用されています。

内壁で仕上げとして塗布される場合も多く、天井も例外ではありません。エマルション系塗料は、人体への影響も少ないといわれていて、耐用年数も長めであることが特徴としてあげられます。機能性の優れた塗料なのです。

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塗料にもいろいろな種類がある

塗料には、外部の強力な紫外線がから素材を守るものや、室内で使用するためマイルドで人体に優しいものなど、たくさんの種類があります。材質だけでなく、質感もマットから艶ありまで、色味もビビッド・パステル・アッシュ系など、商品によって仕上がりの印象も大きく変わってきます。塗装の仕上がり見本を有償でつくってもらうこともできますので、ぜひじっくりと塗料選びを楽しんでみてはいかがでしょうか。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

話題の天井材、「ジプトーン」とは?

ジブトーンジブトーン(※画像はイメージです)

天井塗装の場合、塗料のほかに天井材も大事なポイントとなってきます。ものによっては、クロスの上から塗装できるものもできますし、そうでないものもあります。その中で、話題の天井材として「ジプトーン」をご紹介しましょう。

「ジプトーン」は、値段のお手軽さと機能性から、店舗や事務所などで人気の天井材です。これは、下地を作ればすぐに張れるうえに、取り外しも楽なので、メンテナンスもあまり必要としない天井材となっています。また、塗装をする場合でもジプトーンならば、上からきれいに塗装もできますので、使い勝手も良い天井材なのです。

ジプトーン以外にも、天井は多くがクロス張りとなっているかと思います。クロスの場合、天井を塗装する際に張替えも可能となりますので、詳しくは業者の方に問い合わせてみてください。もちろん、クロスの張替えなしで、そのまま塗装のみも依頼できますよ。

天井塗装リフォームを依頼する場合の実際の施工内容とは?

天井塗装を業者の方にお願いする場合、気になるのはその価格と工事費の内訳かと思います。続いては、実際の工事について具体的に見ていきましょう。

例)A社で天井塗装を依頼して施工してもらった場合
天井の面積・・・10平方メートル
工事に含まれるもの・・・天井の塗装、養生、廃材撤去、クロス張替、天井下地処理など
総工事費・・・約12万円
工事費の内訳・・・天井塗装工事(約20,000円)、養生(約5,000円)、廃材処分費(約40,000円)、下地処理費(約20,000円)、足場設置費(約4,000円)、清掃費(約6,000円)、経費(約10,000円

天井塗装、気になる実際の価格相場とは?

それでは実際に、天井塗装にかかる価格相場についてご紹介していきましょう。天井塗装の場合、塗装のみの施工となるのか、張替えなども加えての施工になるかで価格は変動してきます。一般的な価格相場としては、6万~10万円ほどと考えられますが、もちろん状況によっては高額にもなりますので、ぜひまずは業者の方に見積もりを出してもらってみてください。

まとめ

天井塗装は、DIYとしてご自身でも施工できるリフォームでもあります。脚立を使えば高い天井でも対応はできますし、今は大型のホームセンターやインターネットでも業者の方が使っているような塗料を入手することもできます。その方が安価でも済みますし、お手軽でもあるのですが、もちろんきちんとプロにお願いしたい、という方も少なくはないかと思います。その場合は、ぜひ業者の方に依頼して、まずは見積もりを出してもらってみてください。ぜひ参考にしてください。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

編集責任者プロフィール
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編集責任者

家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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