天井解体リフォームを考える|価格相場と工事の種類を徹底調査

天井解体リフォームを考える|価格相場と工事の種類を徹底調査

毎日我が家で暮らしていく中で、どうしても気になる箇所は年々増えていくかと思います。例えば最初は不満もなかった部屋の間取りや、設備など、悩みはつきものです。そんな我が家に対する悩みとなり得るものの一つに天井があります。「もっと天井が高ければいいのに…」など、天井への要望が出てくることもあるかと思います。

そこで今回は、そんな天井リフォームの中でも天井解体が必要となる工事の具体的なケースや、実際にかかる価格相場などを中心に紹介していきたいと思います。まずはこの記事のポイントをまとめました。

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POINT この記事のポイント

・天井解体工事には配線工事などが含まれない場合が多い。
・天井のスケルトン化でさまざまなメリットを感じられる。
・天井をスケルトン化すると断熱・遮音効果が下がる。
・天井の解体工事だけならDIYでもできる。
・天井のスケルトン化の費用相場は10~20万円

天井解体リフォームの工事内容とは?

まずは、気になる天井解体工事がどのようにおこなわれるのか、その例や具体的な業者による施工内容などを紹介していきましょう。具体的な天井解体工事の工事内容は、以下の通りとなっています。

例1) A社の天井解体工事の工事内容
内容・・・天井の仕上げ材の解体、撤去(天井だけの解体)、照明器具の設置
工事に含まれるもの・・・交通費、駐車場費
別途料金が必要となるもの・・・壁の解体や撤去・補修、電気配線処理、エアコンの移設、消火設備・防犯設備に関すること、1部屋以上の部屋数の工事
対応面積・・・20平方メートル(それ以下の場合も、20平方メートル当たりの値段)

このように、天井解体工事は通常配線工事などが含まれない場合が多く、必要な場合は別途費用がかかります。また、天井解体工事をすることのメリットとしては、天井の高さの調節や天井のスケルトン化などが該当します。

天井のスケルトン化とは?

天井のスケルトン化天井のスケルトン化(※画像はイメージです。)

リフォームの中には、スケルトン化といったリフォーム内容も存在します。通常は屋根と天井の間に空間を置いて天井をきれいに見せているのですが、スケルトン化ではありのままの天井をさらけ出すことがリフォームに含まれています。屋根と天井をつなぐ、「天井板」と呼ばれる部分が存在している住宅がほとんどかと思いますが、スケルトン化のリフォームをすることで隠されていた梁の部分などを露出させることができるのです。

天井のスケルトン化のメリット・デメリット

天井のスケルトン化のメリット・デメリット

それでは実際に天井をスケルトン化することで生まれるメリット・デメリットを紹介してきましょう。多くの住宅に存在している天井版ですが、これを外すことで天井に開放感が生まれるため、天井の解体を希望する方々も多いです。

確かに天井を解体・撤去することで、梁などのありのままの天井を見ることができ、開放感やダイナミックな気分を味わえます。実際に天井板を撤去しますので、屋根との間にあったスペースも露出されますし、天井が高くなった印象を受ける方がほとんどかと思います。

また、木造住宅でスケルトン化を希望して施工した場合、木の梁を実際に見ることができ、温かみを感じる木造建築を演出することもできます。レストランやカフェなどは、このような効果を目的にスケルトン化を希望する場合が多いものです。

天井のスケルトン化のデメリット

しかし、ここで忘れてはいけないのが天井板の意味合いです。天井板は屋根の梁の部分を隠すためだけに設置されているわけではありません。きちんと理由があって設置されているのです。

その理由の一つに断熱効果があります。天井板には屋根から侵入してくる熱を和らげてくれる効果を期待できますが、なければそうはいきません。屋根から侵入してきた熱は、そのまま室内へと浸透してきますので、私たちへの影響だけではなく、家への直接的なダメージとなってしまうケースが多いのです。

また一方で、天井板があることである程度防いでくれるものに音があります。天井を解体・撤去することでもともと備わっていた防音設備がなくなり、音が気になるようになったということもスケルトン化でよくある事例となっています。

天井のスケルトン化で気になるデメリット解消術とは?

ここからは天井のスケルトン化で生まれるデメリットとしてあげた断熱効果や防音効果を解消できるテクニックを紹介していきます。

断熱機能に関していえば、屋根やそのほかの外壁部分へ塗布できる断熱塗料が最近はメジャーとなってきています。今までは室内側に断熱効果として天井板を設置するなどの手間が必要とされてきましたが、断熱塗料の登場でそういった構造の必要性が薄れました。

また、断熱塗料の中には遮熱性の高いものや防音機能も備わっているものなど、さまざまな種類のものが販売されていますので、気になっている方は業者に問い合わせてみてください。

また、断熱塗料は色なども選ぶことができます。塗布することで生まれる塗膜には特殊なものが多く、なかには結露の予防効果を期待できるものもあります。最近は匂いなどが抑えめなものも多いので、ご近所トラブルも避けられるでしょう。

天井解体リフォーム、気になるその価格相場とは?

それでは最後に、実際の天井解体リフォームについてその価格相場をご紹介していきましょう。天井解体のみの工事となると、価格相場は5万~10万円ほどとなってきます。

一方で、天井を含め内装をスケルトン化する場合などは、10万~20万円が価格相場と言えます。内装すべてのスケルトンリフォームに関する費用は高額となる場合がほとんどで、数百万円かかることも珍しくはありません。

また、最近は天井の解体をご自身で行う方々も増えてきています。天井の解体だけでしたら問題はないかと思いますが、配線工事などが必要となる場合は専門の業者による施工が必要となりますので、気を付けるようにしてください。

まとめ

天井解体リフォームは、既存の屋根を解体・撤去することで広々とした開放感あふれる空間を演出できることが大きなメリットとなっています。しかし、それにもメリット・デメリットはいくつかありますので、しっかりとそれらを把握したうえで検討するようにしてください。天井解体工事のみでしたら、ご自身での施工も可能となります。もちろん業者の方にお願いすることもできますので、ぜひ検討してみてください。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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