吹き抜けのメリット・デメリット|リフォームの種類と価格相場も解説

吹き抜けのメリット・デメリット|リフォームの種類と価格相場も解説

1階部分の天井と2階部分の床が無く、そのまま上層部の天井まで同じ空間でつながっていることを「吹き抜け」と言います。今回は、吹き抜けにすることへのメリット・デメリットやリフォームの種類、費用の価格相場などを紹介していきたいと思います。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・吹き抜けのメリットは「開放感がある」「おしゃれな部屋をつくることができる」「採光しやすくなる」「風通しが良い」など
・吹き抜けのデメリットは「窓や照明器具の掃除が大変」「匂いや音が届きやすくなる」「別途耐震工事や断熱工事が必要になることもある」など
・吹き抜けリフォームの価格相場は100万円程度

メリット

・開放感ある空間を演出できる
・現代的でおしゃれな部屋を演出できる
・シャンデリアなどのインテリアが映える
・陽の光が部屋の奥まで届きやすくなる
・部屋の中の風通しが良くなる


一般的に、吹き抜けにすることで「部屋が広々としている」「開放感がある」といったメリットを感じる方が多いようです。確かに天井部分が取り除かれている状態なので、部屋自体の圧迫感が無くなりますし、特に玄関部分を吹き抜けにすることで来訪者の第一印象が良くなることもあります。

さらに、吹き抜けにしたうえで天井に窓を設置すると、採光しやすくなり部屋の奥まで陽の光が届きやすくなります。また、吹き抜けにするとシャンデリアをはじめとするおしゃれな照明器具が映えますし、吹き抜け自体が現代風でおしゃれな空間というイメージが強くなります。また、吹き抜けは洋風だけでなく和風のお部屋にもマッチするため、人気の設計となっていると言われています。

デメリット

・シャンデリアなどの照明の交換や掃除に手間がかかる
・別途耐震工事や断熱工事が必要になることも
・吹き抜け部分がキッチンと隣接している場合は特に匂いが広がりやすくなる
・テレビの音などが響きやすくなる


一時的にカフェやレストランなどで吹き抜けの空間を体験した時とは違って、実際に自分の住んでいる家を吹き抜けにしてみると今まで想像しなかったデメリットが生じることも。

例えば吹き抜けにすることで、構造上天井部分や高い位置に設置した窓、さらには照明器具の掃除がしにくくなります。なかにはどうしても手が届かないため、定期的に業者の方へ掃除を依頼しなければいけないケースもあります。

さらに、吹き抜けにすることで広々とした空間ができあがりますが、その分匂いや音が届きやすくなってしまうこともあります。

また最近は新築で最初から断熱対策や耐震対策を施していることが多いようですが、そうではない場合は特に、吹き抜け工事に合わせて床や壁、天井への断熱工事耐震工事を必要するケースもあります。

吹き抜けとセットで考えたい便利なリフォームとは?

吹き抜けを新しく設ける以外にも吹き抜けに関連した便利なリフォームは数多くあります。その例をいくつか紹介していきましょう。

吹き抜けの一部へ床や廊下(キャットストリート)を設置

先ほども紹介したように、吹き抜けにすることで天井や窓に手が届きにくくなってしまい、掃除や部品の交換などが困難になるケースは珍しくありません。この場合、吹き抜けの一部分に床や廊下を新しく設置するというリフォームが有効です。

このような吹き抜け部分への小さな床や廊下の設置だけならば100万円ほどがリフォームの相場となります。

ロールスクリーンやカーテンシェードの設置

吹き抜けにすると部屋の低いところから高い所へと空気が流れていきますので、通気性が良くなるというメリットもありますが逆に冬場に暖房の効率が悪くなる可能性もあります。

そこで1階部分と2階部分の間にロールスクリーンやカーテンシェードを設置することで空間自体を仕切ることができるため、空調を調節しやすくなります。こういったロールスクリーンやカーテンシェードの設置リフォームは費用もそれほど高額ではなく、冷暖房の空調管理だけでなく夏場の日差し対策としても有効です。

シーリングファンの取り付け

先ほど吹き抜けのデメリットでも紹介した通り、吹き抜けにすると匂いが充満しやすくなる傾向があります。この場合、天井部分にシーリングファンを設置することで効率よく喚起できるようになるほか、冷暖房の風も循環しやすくなるため室温を一定に保つ効果が期待できます。

関連記事:シーリングファンの取り付け方法や天井高にあった種類は?

吹き抜けリフォームの価格相場は?

吹き抜けを新しく設ける場合は100万円程度(4畳ほど)が価格相場と言われています。一方で上記で紹介したような吹き抜け関連のリフォームはそれぞれ費用が異なるため、まずは気になる点も合わせて信頼できる業者の方に相談してみると良いでしょう。そのうえで、複数の業者の方から見積もりを出してもらい比較検討してみることをおすすめします。

自宅でもできる?吹き抜けトラブルのDIY対処法

業者の方に依頼してリフォームする以外にも、上記で紹介したような吹き抜けのデメリットを改善する方法はいくつかあります。具体的に紹介していきましょう。

小さな子供がいるので吹き抜けが危険に感じる場合

小さなお子さんがいるご家庭では特に、「吹き抜け部分から万が一転倒・転落してしまったら・・・」と心配になりますよね。この場合、危険な場所にあらかじめ転倒防止用のネットを張っておくことで転倒・転落のリスクが減らせます。ネットや設置に必要な工具はホームセンターやインターネットショップでも気軽に購入できるので、お子さんが小さいうちだけでも自分で取り付けておくと良いでしょう。

冷暖房の効きが弱い場合

吹き抜けにすることで「冷暖房にかかる光熱費が高くなった」という声も良く見かけます。この場合、床や壁に断熱工事を施すことで高い効果は期待できるようですが、それだと手間も費用も掛かりますよね。

そこでおすすめしたいのが窓やカーテンに断熱対策を施すという方法です。例えば断熱効果や遮光効果といった高機能のカーテンを取り付けたり、窓を二重窓にしたりすると暖房や冷房の効きが良くなると考えられます。

まとめ

いかがでしたか?吹き抜けがある家にあこがれを抱いている方は多いようですが、実際に暮らしてみると不自由に感じることもあるようです。そういった点も考慮したうえで、吹き抜けリフォームを検討するようにしましょう。ぜひ参考にしてください。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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