全館空調は花粉症対策におすすめ|快適な空間づくりのコツは?

全館空調は花粉症対策におすすめ|快適な空間づくりのコツは?

2月~3月にかけては春の訪れが楽しみな反面、花粉症に悩まされて憂鬱という方も多いのではないでしょうか。そんな時強い味方になってくれるのが「全館空調」です。24時間、365日稼働する為、常に家が清潔な空気で満たされます。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・全館空調のメリットは、「家中が適温に保たれる」「花粉、埃等のアレルギー対策に有効」「吹き抜けなどのデザインも可能」など
・全館空調はランニングコストも安く、高断熱・高気密の家に全館空調を導入し、年間の電気代を計算してみると、30%の削減ができたという調査結果もある
・全館空調の空気清浄機能は、「高性能フィルターで空気をろ過」「イオンの力で空気を浄化」の2つ

全館空調とは

お部屋ごとではなく、家全体の空気・温度を調節するのが全館空調です。日本では個別空調が一般的でしたが、全館空調の機能性、快適性に注目が集まり導入される家庭が増えてきています。導入には大きな工事が必要となるので、家の新築時、大規模なリフォーム時に導入を検討される方が多いです。

全館空調と個別空調

私たちが空調と聞いて初めに思い浮かべるのは個別空調の方ではないでしょうか。部屋ごとに温度調節をしていく方法で、日本の住宅では一般的なやり方です。しかし最近の住宅では、全館空調を設置するご家庭も増えてきました。全館空調と個別空調では何が違うのでしょうか。両者を比べてみました。

全館空調

家全体の空気や温度を調節していく方法です。居室、廊下、キッチン、リビングなど家全体が適温に保たれます。また空気も正常に保つことができるので、アレルギーの方や小さなお子さんにもおすすめです。

○家中が適温に保たれる
○花粉、埃等のアレルギー対策
○電気代は節約できる傾向
○吹き抜けなどのデザインも可能
△初期費用が掛かる
△送風が気になる場合もある
△乾燥する時は別途加湿が必要
△床置きタイプの場合はスペースが必要

個別空調

部屋ごとにエアコンを設置して、限られたスペースを調節していく方法です。日本では一般的な方法で、初期の導入も手軽です。部屋ごとの調節になるので廊下やキッチンに移動すると温度差を感じることが多いです。

○初期導入が楽
○必要な時にだけつけられる
△部屋ごとの温度差がある
△吹き抜けを作ると冬場が寒い

電気代は意外にお得

年間冷暖房費の比較

全館空調だと電気代がかかるのではないかと思われますが、意外に電気代はかからないようです。高断熱、高気密の家に全館空調を導入し、年間の電気代を計算してみると、30%の削減ができたという調査結果もあります。

全館空調は初期の導入コストもかかるので、電気代だけで比較はできませんが、ランニングコストが負担にならないのは嬉しいですね。

温度調節だけでなく空気の浄化作用もあり

全館空調は24時間稼働しています。春や秋には温度調節機能はオフにすることはありますが、換気機能は基本的にオンになっています。その為常に家の中の空気が清潔に保たれます。花粉症や埃などのアレルギーにお悩みの方、喉が弱くてPM2.5やカビの浮遊が気になる方にも安心です。また全館空調を付けると家の中に埃がたまりにくくなります。お掃除が楽になる頼もしい効果ですね。

家の空気中に潜む危険

家の中の空気には目に見えない色々なものが漂っています。埃やダニの糞、死骸、花粉、微粒子、カビ、ウイルスなどできればあまり吸い込みたくないものばかりです。免疫のしっかりしている大人なら多少吸い込んでも大丈夫ですが、免疫の弱い子供やお年寄り、病気で体が弱っている方やアレルギーのある方にとっては危険に繋がります。

花粉や埃はアレルギーの原因

アレルギーの原因となる物質は色々ありますが、スギ、ブタクサ等の花粉や埃、ダニなどのハウスダストをアレルギーに持つ方は多いです。自分がどの抗原(アレルギーの原因物質)に反応するのかは、病院で血液検査をして調べることができます。

また今まで全然平気だった人でもある日突然アレルギーになることもありよね。これは抗原が体に吸い込まれ続け、ある一定量を超えるとアレルギーになると言われています。まだアレルギーになっていない人も注意して抗原は吸い込まないようにしたいものです。

PM2.5は呼吸器、循環器に影響

PM2.5PM2.5(※画像はイメージです)

PM2.5とは大気中に浮遊している2.5μm以下の小さな粒子の事です。大きさでいうと花粉の10分の1程度になります。非常に小さい粒子なので肺の奥深くまで入り込みやすく、呼吸器系、循環器系への影響が懸念されています。吸い込むと喉の痛み、目の充血、鼻炎、咳などが起こります。

飛散量は季節によって違い、3月~5月に飛散量が上昇する傾向があります。また大きな道路沿いや喫煙所にも多く飛散しているようです。地域ごとの飛散量は環境省大気汚染物質広域監視システムの「そらまめ君」で調べることができます。

参照:そらまめくん

ウイルスやカビ

ウイルスウイルス(※画像はイメージです)

病気の原因となるウイルスやカビも空気中には潜んでいます。ウイルスは大気が乾燥した冬の時期に感染がピークに達します。また湿度の多い日本の住宅にはカビが発生しやすく、目には見えなくても空気中に漂っていて吸い込んでしまいます。多少のカビでしたら問題はありませんが、長期間に渡って吸い込んでいると気管や肺の呼吸器系に影響が出る恐れがあります。

全館空調の空気清浄

温度調節機能に注目されがちな全館空調ですが、優れた空気清浄機能も持っています。代表的な機能をご紹介していきましょう。

1. 高性能フィルターで空気をろ過

高性能のフィルターを設置し、静電気の力で浮遊物を引き寄せ除去します。細かいフィルターの目により、花粉や埃、PM2.5まで吸着して、空気をろ過していきます。フィルターを交換する際に、フィルターが真っ黒で汚れているので驚かれる方もいるようです。花粉の多い季節やPM2.5が飛散する時期、また幹線道路沿いのお宅でも安心して過ごすことができます。

2. イオンの力で空気を浄化

イオンを噴出することで、カビやダニの糞、死骸等のタンパク質を分解し、除菌します。またウイルスの作用を抑える効果もあります。静電気の発生も抑えることができるので、ハウスダストや花粉が静電気でカーテンなどに付着することを防ぎます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。全館空調は温度調節だけでなく、空気浄化の点から見ても優れています。そして換気システムは基本的に24時間ついているので、季節に関係なく綺麗な空気の元で暮すことができます。花粉症などのアレルギーやのどの弱い方は試してみる価値がありそうですね。ご自身やご家族の健康のためにもおすすめです。

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執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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