ベランダ床材におすすめの4つの材質|施工の注意点はここにある

ベランダ床材におすすめの4つの材質|施工の注意点はここにある

ベランダを改造してグランピングを楽しむ「ベランピング」が流行っています。ベランピングをするためには、ベランダの床材にもこだわりたいところ。今回は、ベランダ床材におすすめの4つの材質と施工の注意点を解説します。後ほど詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・ベランダの床材は、主に「天然木」「樹脂(人工木)」「タイル」「人工芝」の4種類
・ベランダの床材を施工する際の注意点は、「既存のベランダ床を補修しておく」「防水処理をしておく」「掃除をしてゴミを取り除いておく」の3つ
・ベランダの床材リフォームにかかる費用は、約0.1万円~2.5万円/㎡

ベランピングってなに?

「ベランピング」とは、ベランダでグランピングをすることを表す造語で、おうちのベランダをおしゃれに改造してキャンプ気分を味わう新しい楽しみ方です。庭がなくても、集合住宅のベランダでも楽しむことができるので人気が高まっています。

ベランピングを楽しむためには床材をチェンジ!

ベランピングを楽しむためには、そのままのベランダでは雰囲気が出ませんよね。そこで、まずはベランダの床材を変えることから始めてみましょう。

4つのベランダ床材

4つのベランダ床材

ベランダの床材には下記の4つの種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

1. 天然木

ウッドデッキウッドデッキ(※画像はイメージです)

天然木はウッドデッキで人気の床材ですが、ベランダに天然木の床を施工すると、ぐっと高級感のあるベランダに!施工費用が高価な点がデメリットですが、その分上質な床に仕上げることができる点が魅力です。

ベランダにつながるリビングなどの居室と高さを合わせて施工すると、リビングの延長として広く使うことができます。

・天然木のウッドデッキ設置にかかる費用目安:約2.5万円~/㎡

天然木には「ハードウッド」と「ソフトウッド」がありますが、ベランダには耐久性の高い「ハードウッド」のほうが長持ちします。その他の特徴は下記一覧をご参照ください。

天然木の種類 樹種 特徴
ハードウッド イペ、ウリン、セランガンバツなど ・耐用年数が約20~30年と長い
・メンテナンスの手間がかからない
・腐食やシロアリなどに強い
・硬いため加工が難しい
・ソフトウッドより高価
ソフトウッド サイプレス、ホワイトウッド、マツなど ・柔らかく加工しやすい
・ハードウッドより安価
・腐食しやすいため防水メンテナンスが必要
・シロアリの心配がある

2. 樹脂(人工木)

人工木ウッドデッキ「レストステージ」|LIXIL画像提供:人工木ウッドデッキ「レストステージ」|LIXIL


出典:人工木ウッドデッキ「レストステージ」|LIXIL

同じウッドデッキでも樹脂製の人工木のものもあります。樹脂が含まれているため、下記のようなメリットがあります。

・耐久性が高い
・耐水性が高いため腐食しにくい
・紫外線に強く色あせにくい
・加工しやすい


デメリットは天然木と比べると高級感が劣る点ですが、その分費用が安くメンテナンスもしやすいです。

・樹脂(人工木)のウッドデッキ設置にかかる費用目安:約2万円~/㎡

3. タイル

タイルデッキ「バーセア」|TOTO画像提供:タイルデッキ「バーセア」|TOTO


出典:タイルデッキ「バーセア」|TOTO

タイルは天然石や陶器などで作られており、ベランダ床への施工を簡単にするためにジョイントタイプの商品があります。耐久性がありメンテナンスも水で流すだけという簡単さで、見た目も高級感があります。大きめのタイルは上品で大人っぽい雰囲気に、小さいタイルはカジュアルな雰囲気に仕上がります。

大小のタイルデッキや違う色を組み合わせて、お好みのデザインに仕上げるのも個性が出ておすすめです。

・タイルデッキの設置にかかる費用目安:約2万円~/㎡

4. 人工芝

人工芝は、お子様やペットのいるご家庭に人気のあるベランダ床材です。ベランダ設置を考えた人工芝キット|ガーデンガーデン
出典:ベランダ設置を考えた人工芝キット|ガーデンガーデン

ベランダには天然芝を施工することは難しいため、植物の雰囲気を楽しみたい場合は人工芝の床材一択です。天然芝より高級感が劣りますが、お手入れがしやすく耐久性に優れているためベランダに最適です。

人工芝は、クッション性があるので万が一転倒しても安心です。雨水を含んでしまわないよう、水はけのよい商品を選びましょう。

・人工芝の設置にかかる費用目安:約0.1万円~/㎡

ベランダの床材を施工する際の注意点

ベランダの床材を施工する際の注意点

ベランダ床はもともとはコンクリートに防水処理が施されている場合が多いですが、先程ご紹介した床材にリフォームすることができます。上から新しい別の床材を施工していくには、既存のベランダ床の状態を整えておく必要があります。特に補修箇所などがなければ、掃除をしてゴミを取り除いておきましょう。

関連記事:ベランダ改造してテイクアウトを楽しもう!増税後のおうちライフアイデアと注意点

1. 既存のベランダ床を補修しておく

既存のベランダ床に下記のような症状が現れていたら、まずは補修を行いましょう。

・はがれやヒビ割れがある
・水たまりができる
・カビが生えている
・階下に雨漏りが起こっている


このような症状があるにもかかわらず上から新しい床材を施工しても、結局すぐに補修が必要となり無駄な費用が発生します。

関連記事:ベランダ修理が必要な5つの症状と費用目安

2. 防水処理をしておく

補修を行ったら、再度防水工事をして防水性を高めておくことも大切です。

関連記事:ベランダ防水・補修工事の3つの工法とそのメリット・デメリット

3. 掃除をしてゴミを取り除く

新しいベランダ床を施工する前に、既存床をデッキブラシでこすって汚れを落とし、よく乾燥させておきましょう。排水溝には枯れ葉やゴミが溜まりやすいのできちんと取り除いて、ごみよけネットなどをしておくと詰まり防止になります。

ベランダ床材をリフォームしてベランピングを楽しもう!

ベランダの床材には下記の4種類があります。

・天然木
・樹脂(人工木)
・タイル
・人工芝

ナチュラルな雰囲気がお好きな方におすすめなのは「天然木」や「人工木」のウッドデッキです。高級感のある大人っぽいベランダがお好みの方にはタイルデッキがおすすめです。人工芝はクッション性があるため、お子様やペットのいるご家庭にも安心。

家族構成やライフスタイルに合わせて、ベランダの床材を選んでみてくださいね。ベランピングを充実させるためには、ベランダ照明もおすすめですよ!

関連記事:ベランダ照明を設置するだけで、おしゃれなベランダに大変身!

ベランダの床材をお得にリフォームするには?

ベランダの床材をお得にリフォームするには一括見積りが便利です。DIYでご自身でリフォームすることも可能ですが、その場合はきっちりベランダの採寸を行うのが成功するコツです。採寸以外にも、ベランダの水はけをよくしたり排水溝や避難ハッチを塞がないなど、ベランダならではの注意点も多くありますので、不安な場合は施工経験豊富な業者さんに依頼したほうが安心です。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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