アンテナ工事の基礎知識|設置や修理にかかる価格相場と種類を知ろう

アンテナ工事の基礎知識|設置や修理にかかる価格相場と種類を知ろう

若者のテレビ離れが進んでいるという話も耳にすることがありますが、それでもテレビは一家に一台以上おかれていることが多い人気の家電です。そんなテレビですが、もちろんテレビのみを購入しても番組は見ることができません、いわゆるアンテナ工事が必要となるのです。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・アンテナの種類は、「UHFアンテナ」「VHFアンテナ」「BS、CSアンテナ」の3つ
・アンテナ工事に使うアイテムは、「分配器」「混合器(ミキサー)」「分波器(セパレーター)」「分幅器(ブースター)」「アンテナケーブル」など
・アンテナ工事・取り付け・設置・修理にかかる価格は、3万円前後

気になるアンテナ、種類もいろいろある!?

アンテナの種類

テレビを見るために必要となるアンテナですが、種類もいろいろあります。例えば地上デジタル放送を受信するためには、送られてくる送電所からの距離でアンテナを選ぶ必要があるのです。送電所から家が近い場合は、小型のアンテナや室内に置くことができるアンテナでも十分に対応できますが、距離がある程度あいてしまっている場合は素子数が多いものを選ぶと閲覧できます。

具体的には、送電所にUHFアンテナを向けることで、地上デジタル放送を閲覧することができます。少し前までは、地上アナログ放送が主流でしたが、その時は地上波と呼ばれるものがお宅の近くの送電所から送信されることでテレビ番組を閲覧することができていました。このように、閲覧したいものによってもアンテナの種類は異なっていきます。具体的なアンテナの種類としては、以下のようなものがあります。

UHFアンテナ

極超短波と呼ばれる電波を受信できるもので、正式名称は「Ultra High Frequency」というものです。300MHzから3GHzの電波がこれに当たるもので、13チャンネル以上が振り当てられています。具体的なUHFアンテナの商品としては以下のようなものがあります。

VHFアンテナ

VHFアンテナは、「Very High Frequency」の別称で、超短波と呼ばれるものを受信できるアンテナです。30MHz~300MHzの電波を対象としていて、テレビの場合は1チャンネル~12チャンネルの番号が振り当てられています。VHFアンテナを設置することで、地上アナログ放送や航空無線などの無線系統のものが使用可能となります。

BS、CSアンテナ

地上波ではなく、衛星から送信される電波を受信できるものがBS、CS対応のアンテナです。ほとんどの場合、BSとCSのアンテナを取り付けたい場合は、1つのもので事足ります。また、地上波のものと違って、電波の強弱はあまり関係ないので、送電所の場所を気にすることも必要ありません。したがって、アンテナとケーブルさえ購入すれば、ご自身でも取り付け・設置が可能なものでもあります。

BS、CSのアンテナを設置することで、BS放送やCS放送、スカパー放送を閲覧できるようになります。これ等の放送の中には、一部有料のものも含まれていますので、その場合は加入手続きをする必要はあります。

このように、アンテナを設置すると一概に言っても、アンテナもいろいろな種類があるため注意が必要となります。BSやCS専用のアンテナは、先ほども述べた通りご自身で取り付けもあまり難しくはありませんが、地上波のものは送電所からの電波の程度を知る必要があるので、簡単なものではありません。その場合は、きちんと業者の方に設置してもらうことをお勧めします。

アンテナ工事の際に知っておきたいものを一挙ご紹介!

アンテナ工事に使うアイテム

続いては、アンテナ工事ならではのアイテムなどを詳しくご紹介していきたいと思います。あまり耳慣れないものもあるかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

分配器

これは、受信した電波を分けるための道具で、一家に2台以上のテレビがある場合は必要なものとなっています。電波を分けることで、テレビのコンセントがない部屋などでもテレビ番組を閲覧することができるのです。

混合器(ミキサー)

異なる周波数の信号を、まとめて合成するための道具です。VHFやUHF、BSやCSなどのいろいろなアンテナを設置してあって、それらを1台のテレビで閲覧したい場合はこの混合器が必要となります。

分波器(セパレーター)

混合器で一緒にしたそれぞれの周波数の信号を、また元に戻すために必要な道具が分波器です。

分幅器(ブースター)

それぞれのアンテナで受信した電波は、混合器で一緒にされ、分波器でまた分けられることで弱くなっていきます。中には、ケーブルが長いことで電波が弱くなることも考えられます。このように電波が弱くなってしまうと、テレビにも良く映らなくなってしまうため、弱くなってしまった電波のレベルを増やす必要があるのです。そのための器具が分幅器と呼ばれるものです。

アンテナケーブル

アンテナケーブルアンテナケーブル(※画像はイメージです)

アンテナから受信した電波をテレビに移すためには、専用のケーブルが必要となります。ケーブルは自身での取り付けや修理も簡単に施工できます。

アンテナ工事・取り付け・設置・修理にかかる価格相場とは?

それでは最後に、アンテナ工事・取り付け・設置・修理にかかる価格相場についてご紹介していきましょう。アンテナ工事は、ご自身でも施工が可能なものもありますが、トラブルを防ぐためにはしっかりと業者の方に依頼したほうがよいかと思います。業者の方に依頼すると、その後アンテナに不具合が生じて修理が必要になった際も、保証がある可能性があります。

最近は、街の電気屋さんだけでなく、大きな家電販売店やインターネットでの申し込みによってもアンテナ工事が可能となっています。基本的にアンテナ工事・取り付け・設置・修理にかかる価格相場は3万円前後となっています。

一方、テレビがうまく映らなかったり、エラーコードが出力されてしまった場合は、アンテナの不具合ではなくケーブルやB-CASカードのトラブルであることも考えられます。まずは説明書を読んでみたり、業者の方にメンテナンスを依頼するなどして対処してみてください。

まとめ

いかがでしたか?アンテナ工事といっても、設置や取り付けは比較的高額となる工事となることが多いですし、逆に修理などの場合は1万円以下で工事が可能となることもあります。費用をできるだけ抑えるためには、まずは信頼のおける業者の方に見積もりを出してもらうことをお勧めします。ぜひ参考にしてみてください。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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