ヒートショック対策3選|寒い冬に身を守るおすすめリフォームとは
冬に増える家庭内の事故のひとつに、ヒートショックによるショック死があります。これは、居室と浴室の急激な温度差によるもので、特に、寒い冬になると、ご高齢の方によく起こるので注意が必要です。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・ヒートショックを起こしやすい人は、「65歳以上のご高齢者」「高血圧の人」「糖尿病や動脈硬化、不整脈などの持病がある人」などで、ヒートショックが起きやすい状況は、「脱衣所や浴室に暖房器具がなく寒い」「熱い温度のお風呂に入ることが多い」など
・ヒートショックを予防するには、「脱衣所や浴室を暖房器具で暖める」「お湯張りをする際にふたを開けてお湯を溜める」「入浴前にシャワーでお湯を出しておく」などの工夫をすることが重要
・ヒートショック対策におすすめのリフォームは、「浴室暖房を設置」「洗面所暖房」「洗面所暖房」の3つ
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ヒートショックとは?
リビングなどで暖房器具をつけていると、室温は20℃以上になりますが、浴室に暖房は入れないため、リビングとの温度差は10℃以上にもなります。さらに、40℃以上ある湯船につかるという急激な温度変化の影響で、血圧が一気に上昇・下降すると、「ヒートショック」という現象が起こります。
血圧が急上昇すると、脳梗塞、脳出血、心筋梗塞が起こりやすくなります。逆に、血圧が急降下すると、脳貧血を起こしてめまいで倒れることが考えられます。このように、血圧の急上昇・急下降は身体に大きな負担をかけ、突然死を招くのです。
万が一異常が起こったり、倒れてしまっても、基本的に一人で入ることが多い入浴中は発見が遅れ、そのまま死亡してしまうということが少なくありません。
ご家庭での死亡事故の1/4がヒートショックによるものと言われており、交通事故の2倍にものぼります。特に、真冬の12月から1月にかけては、ヒートショックに要注意です。
ヒートショックを起こしやすい人や状況とは?
統計的に、ヒートショックを起こしやすい人には、ご高齢者が多く、高血圧であったり肥満気味の方も注意が必要です。
<ヒートショックを起こしやすい人>
・65歳以上のご高齢者
・高血圧の人
・糖尿病や動脈硬化、不整脈などの持病がある
・睡眠時無呼吸症候群などの呼吸疾患がある
ヒートショックを予防するには?
ヒートショックを予防するには、急激な温度差にならない工夫をすればよいわけですが、ご家庭でできるヒートショック対策にはどのようなものがあるのでしょうか?
●脱衣所や浴室を暖房器具で暖める
●お湯張りをする際にふたを開けてお湯を溜める
●入浴前にシャワーでお湯を出しておく
●外気温の高い日中に入浴する
●食後や飲酒後の入浴は避ける
●かけ湯などで手足の末端部分を先に温めてから入浴する
●入浴中は家族に様子を見に来てもらうようにする
ヒートショック対策リフォーム3選
ご自宅にヒートショック対策リフォームを施すこともおすすめです。洗面所や浴室にヒートショック対策リフォームをすることで、居室との温度差を少なくし、ヒートショックの事故を減らしましょう。
1. 浴室暖房を設置
出典:天井埋込み型浴室換気暖房乾燥機|TOSHIBA
ヒートショック対策として、まずお勧めするのが、浴室暖房の設置です。入浴前に浴室暖房で暖めておくことで、居室との温度差を少なくし、ヒートショックを予防することができます。
浴室を暖めるだけでなく、洗濯物を乾かすことのできる浴室乾燥機能もついているので、洗濯物が乾きにくい雨天時にも役に立ちます。
●浴室暖房設置の費用目安:"5万円~15万円"
2. 洗面所暖房
出典:脱衣所暖房衣類乾燥機 換気扇連動形|Panasonic
洗面所は、入浴時に衣類の着脱を行うだけでなく、お化粧やヘアセットなどの身支度、洗濯など、何かと多く過ごす場所でもあります。洗面所に設置する洗面所暖房で、洗面所を暖かく、また衣類乾燥としても使えます。
●洗面所暖房設置の費用目安:"3万円~5万円"
3. 断熱リフォーム
住宅内の熱の約58%が窓から出て行ってしまうので、住宅全体の断熱性能を上げることで、出来るだけ温度差をなくすことができます。ただし、断熱リフォームは施工費用が高くなるのがデメリットで、現状や使う素材や範囲などによって大きく異なります。
●窓断熱リフォームの費用目安:"8万円~30万円"程度
●床断熱リフォームの費用目安:"20万円~120万円"程度
●天井断熱リフォームの費用目安:"15万円~30万円"程度
●外壁断熱リフォームの費用目安:"80万円~500万円"程度
まとめ
ヒートショックは身近に起こりやすく、ある日突然ご自身が危険にさらされる可能性もあります。ご高齢のご家族がいらっしゃる場合は、できるだけ早くヒートショック対策リフォームをして、命の危険から守ってあげたいですね。
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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