浴室のカビ対策リフォーム方法|発生を予防するためには?

浴室のカビ対策リフォーム方法|発生を予防するためには?

浴室で最も気になるカビですが、カビ取り材を使って徹底的にお掃除をしてもすぐにカビが再発してしまうこともあり、悩んでいる方も多いでしょう。では、浴室のカビをやっつけるにはどうしたらよいのでしょうか?この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

匿名・無料の一括見積もり

POINT この記事のポイント

・浴室のカビを予防する方法は、「浴室を使ったら、50℃のシャワーを壁や浴槽、床にかける」「50℃シャワーの後は、水をかける」「湿気をとる」「浴室内に置くものを減らす」の4ステップ
・浴室のカビ対策におすすめの方法は、「ハウスクリーニング業者にカビ取りを依頼」「防カビ塗装をする」「カビが発生しにくい設備へ交換」の3つ
・ハウスクリーニング業者にカビ取りを依頼した場合にかかる費用は、1.5万円~2.5万円程度

浴室に発生するカビの原因

浴室にカビが発生する原因は、圧倒的に湿度の高さによるものです。カビ菌が大好きな湿度が高いうえに暖かく、皮脂や石鹸カスなどの豊富な栄養分もある浴室は、最もカビが発生しやすい場所と言えます。

カビが発生しやすい環境
●20~30℃の温度
●湿度60%以上
●豊富な栄養素(汚れ)

浴室のカビを予防する方法

浴室のカビを予防する方法

浴室は毎日利用する場所であり、上記のカビが発生しやすい環境にもぴったり当てはまるので、日頃のお掃除がとても大切です。では、ご家庭の浴室のカビを予防する方法を見てみましょう。

1. 浴室を使ったら、50℃のシャワーを壁や浴槽、床にかける

カビは50℃で死滅すると言われています。皮脂や石鹸カスの残りやすい部分に50℃のシャワーをかけることで発生を食い止めることができます。

シャワー時には、体にかからないよう十分ご注意ください。シャワーがないお宅は、蛇口に取り付けられるシャワータイプのホースなどを購入するとよいでしょう。バケツでかけると自分にかかりやすく火傷する危険性もあるためやめましょう。

2. 50℃シャワーの後は、水をかける

50℃の熱いシャワーをかけたあと、そのままにしておくと、カビが発生しやすい温度に下がって、またそこから新しくカビが発生してしまいます。熱いシャワーをかけたあとは、必ず水シャワーをかけて、浴室内の温度を下げておくことが大切です。

3. 湿気をとる

「水切りワイパー」や「スクイジー」という水滴を切るグッズで、浴室内の水滴を切っておきましょう。その後、浴室換気扇を回して湿度をしっかりとります。


出典:水切りワイパー50|カインズ

できれば、浴室は24時間換気をすることをお勧めします。換気扇をつけっぱなしにしておくと、電気代が高くなるのでは?と心配される方もいらっしゃいますが、24時間つけっぱなしにしておいても、1ヵ月の電気代は"56円~373円"程度です。

カビが発生しにくくなればお掃除も楽になるので、このぐらいの電気代であれば、そこまで大きい負担ではないのではないでしょうか。

浴室が乾いたら、換気扇を止めるというご家庭もありますが、新築住宅は気密性が高いため、ほとんどが24時間換気システムがついており、浴室だけでなく、トイレやリビングなどの各部屋も24時間換気がついています。

浴室は他の部屋よりも湿度がとても高くなる場所なので、24時間つけっぱなしのほうがカビの発生を防ぐことができて良いでしょう。

4. 浴室内に置くものを減らす

エタノールエタノール(※画像はイメージです)

浴室内には、シャンプー・トリートメント・ボディーソープ・洗顔料・ボディースポンジ、掃除グッズなどなど、たくさんのバスグッズを置いていることと思います。これらは、容器の底に水が溜まりやすく、菌が発生しやすい場所となります。

少しぬるっとしたピンク色のぬめりを見たことがありませんか?このピンク色のぬめりの正体は「ロドトルラ」と呼ばれる酵母菌の一種で、非常に繁殖力が高く、水気があれば繁殖するので、3日もあればもう繁殖しているのです。

このピンク色のぬめりを放置しておくと、次に発生するのが黒カビです。なので、ピンク色のぬめりを見つけたら、エタノールをふきつけてブラシでこすって退治しておきましょう。このぬめりは、さっと手でこするだけでも取れますが、菌が死滅するわけではないので、エタノールで殺菌することが大切です。

浴室内に置くバスグッズは、持ち運びできるカゴなどに入れて、入浴時に浴室に持ち込み、使わない時は、カゴごと浴室の外に持ち出しておくと、ピンク色のぬめりの発生も防ぐことができます。

浴室のカビ対策は?

浴室のカビ対策

では、これらの予防を行ってもカビが発生してしまった場合はどうすれば良いのでしょうか?まずは、徹底的にカビを除去することが大切です。

1. ハウスクリーニング業者にカビ取りを依頼

費用目安:1.5万円~2.5万円程度

カビの除去ができないほどにカビだらけになってしまった場合は、オプションでカビ除去材を使用したうえで防カビ塗装をする方法もあります。この場合の費用目安は、おおよそ2.5万円~3万円程度です。

2. 防カビ塗装をする

防カビ塗装は、費用がかかりますが、カビだらけの浴室も新品のように美しく生まれ変わるので、カビの大量発生で手が付けられずに困っているというご家庭におすすめです。施工期間は3日程度で、費用目安は10万円前後となっています。

防カビ塗装の手順

1.浴室の掃除
2.浴室の換気をして乾かす
3.カビを除去するための下地材を塗布
4.防カビ塗装
5.乾燥

3. カビが発生しにくい設備へ交換

浴室の床を丸ごと交換するには、工事が大規模になり費用も高額になるため、手軽に床をキレイに出来る床シートを採用すると、お手軽です。ただし、元の床のカビを綺麗に取り除いて防カビ剤を塗布しておかないと、床シートに下がカビだらけになってしまいますので、下地処理を丁寧にしてくれる業者さんに依頼しましょう。

・タイルをパネルへ交換:おおよそ15.8万円~17万円
・水はけの良い床シートを貼る:おおよそ5万円~10万円

浴室のカビ対策リフォーム業者を一括見積り!

浴室のカビ対策リフォーム業者の費用見積もりを依頼する際は、一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。業者によって独自のサービスや技術があるので、希望に合う業者を比較検討しましょう。

家仲間コムの見積もりサイトには、約1000社の登録業者さんがいて、いろんな依頼に対応できるのが魅力です。また、匿名・無料で見積もり依頼ができるのでしつこい勧誘などもありません。

浴室のカビ対策リフォーム業者の費用見積もりを無料でしてみる

完全無料で利用できるので、お気軽にご利用ください。

家仲間コムなら
業者の手数料が無料だから安くなるかも!/

一般的に業者さんがサイトに支払う成約手数料
(売上の約10〜20%)が家仲間コムではかかりません。

浴室の
業者さんを匿名で探してみる
編集責任者プロフィール
編集者画像

編集責任者

家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

関連するテーマの見積もり依頼

洗面台の欠け(リペア) ¥9,000 ~ ¥50,000
浴室の扉取替 ¥83,000 ~ ¥100,000
トイレ・フロ換気扇の修理交換 ¥20,000 ~ ¥46,000
脱衣所 ¥60,000 ~ ¥72,000
洗面台の、割れひび修理 ¥60,000 ~ ¥150,000

※価格はこの依頼での一般的な価格相場です。