カーテンボックスをつけて賢く省エネ|種類と商品例を紹介
夏はクーラー、冬は暖房。季節に応じてお部屋は快適な温度にして過ごしたいですよね。でもせっかく快適な温度にしても窓から多くの熱が出入りすることによって、温度が変わってしまったりします。そこで便利なのが窓からの熱の出入りを抑えることのできるカーテンボックスです。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・カーテンボックスの種類は、表に出して見せるタイプと天井に埋め込むタイプの2つがある
・カーテンボックスのメリットは、「断熱効果があるため冷暖房効率が上がる」「遮光性が高まる」「窓のアクセントになる」など
・カーテンボックスのデメリットは、「表に出して見せるタイプの場合カーテンボックス上部に埃がたまり易い」など
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カーテンボックスとは
カーテンボックスとは、カーテンの上部の隙間をなくすために取りつけられた箱型のカーテンの屋根のようなものです。最近のカーテンは断熱素材のものも多いですが、カーテンレールの隙間から熱が出入りしてしまい効果が薄れることも少なくありません。
カーテンボックスはカーテンの隙間からの熱の出入りを抑えてくれます。同時にカーテンの隙間から漏れる光を遮るため遮光効果を高めることもできます。このようにカーテンボックスには「断熱性」と「遮光性」を高める効果があり、うまく取り入れることで快適なお部屋を作ることができます。
カーテンボックスの断熱性はどのくらい
カーテンレールメーカーのTOSOがカーテンボックスを利用した場合の断熱性の効果を実験しています。それによると、単板ガラスの窓でカーテンボックスを利用した場合、5%~19%断熱効果が上がることが分かりました。
断熱効果が上がれば、冷暖房の効果も長持ちし、電気代の節約にも繋がります。そのためカーテンボックスは普通のカーテンレールに比べて、長い目で見ればお得な選択です。
カーテンボックスの種類
カーテンボックスには大きく分けて二種類あります。ボックス部分をどのように見せるかというところで分けられます。
表に出して見せるタイプ
カーテンボックスを表に出してアクセントとすることができます。ボックスを飾ったり、上に小物を置いたりと楽しむこともできます。ただ上部に埃がたまり易いのが気になるところです。
天井に埋め込みタイプ
カーテンボックスを天井に埋め込むことで、表からは見えないようにしています。埃もたまりにくくすっきりとした印象があります。ホテルなどに行くとこのタイプを目にすることが多いかもしれません。
天井埋込はリフォームで検討したい
インテリアのリフォームでは、壁紙や床材などの色柄選びに注意が向きやすいですよね。ここで併せて考えたいのが、カーテンレールの位置です。天井から床までカーテンを吊るすと、天井高さが高く見える効果があります。さらに天井にボックスを埋め込んでレールを隠すと、よりスタイリッシュに高級感も演出できます。リフォームの際には、ぜひ天井埋込みのカーテンボックスも検討されてみてはいかがでしょうか。
監修者:高橋 みちる(一級建築士)
カーテンボックスのメリット・デメリット
カーテンボックスのメリット、デメリットは上記の通りです。検討する際の参考にしてください。
商品例
カーテンボックスの商品をいくつか見ていきたいと思います。
出典:グラビエンス|TOSO
シンプルな形状で木目調の落ち着いたカーテンボックスです。上質な空間を作り出します。
出典:ファセット|TOSO
価格もデザインもスタンダードなカーテンボックスです。どの空間にもお使いいただけます。
出典:ノイボックス|TOSO
シンプルで高級感あふれるデザインながら機能性を重視したカーテンボックスです。
こんな使い方も!?カーテンボックスの楽しみ方
カーテンボックスを表に見せるタイプにした場合、ボックスを飾りつけて楽しむこともできます。小物を置いたりして飾り棚のように利用してもよいですね。またカーテンボックスの上が好きなものもいるようです。カーテンボックスの上でくつろぐ猫たち。こういう場所が落ち着くのでしょうか。「カーテンボックス 猫」で検索すると幾つか画像を見ることができます。猫を飼っている方は、こんな可愛い姿も見れるかもしれないですね。
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アールイーデザイン一級建築士事務所代表。
住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。
著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)
【保有資格】
- 一級建築士(登録番号:第331817号)
- 既存住宅状況調査技術者(証明書番号:第02201400260号)
- 住宅性能評価員(終了証番号:第02170424号)
- インテリアコーディネーター(登録番号:011961A)
- 福祉住環境コーディネーター2級(証書番号:05201851)
- 震災建築物応急危険度判定士(認定番号:730220552)
【所属】
- アールイーデザイン一級建築士事務所:代表
- JIO|株式会社日本住宅保証検査機構:検査員 及び 評価員
- 三井ホーム株式会社:リフォームプランナー
noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note
利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。
大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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カーテンで断熱性能を高めよう
冬の寒さは、窓から冷気を感じることが多いですよね。寒さ対策には窓の断熱化が有効ですが、マンションや賃貸アパートなどでは断熱工事を行うのは難しい場合もありますよね。そんな時は、カーテンがおすすめです。カーテンボックスをつけ、厚めの生地を選び、カーテン周囲の隙間を減らすため窓より一回り大きめのサイズにするなどの工夫により、断熱効果を高めることができます。ぜひ試してみてくださいね。
監修者:高橋 みちる(一級建築士)