屋根塗装を考える|塗料の種類と費用を徹底解説

屋根塗装を考える|塗料の種類と費用を徹底解説

家宅の顔ともいえる外壁、そして屋根。特に屋根は、外壁とは違っていろいろな形状や種類があり、色も豊富なため家宅に彩りを与えてくれます。屋根がきれいに差し色になっている家宅も少なくはありません。そんな家宅の印象をかえる重要な部位でもある屋根は、種類によっては劣化も激しいことがあります。屋根が劣化すると、雨漏りなどの原因になるので、きちんとメンテナンスやリフォームをする必要があるのです。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・屋根塗装に使われる塗料の種類は、主に「フッ素樹脂塗料」「ウレタン樹脂塗料」「アクリルシリコン樹脂塗料」「遮断熱塗料」の4つ
屋根のリフォーム方法には、「塗り替え」、「葺き替え」、「カバー工法」の3つ工法がある
屋根の塗装工事をするうえで重要なことは、きちんと信頼できる業者に依頼すること

屋根塗装に使われる塗料の種類

屋根塗装に使われる塗料の種類

まずは屋根塗装に使用される塗料についてご紹介していきます。塗料を外壁や屋根にする際、目を配りたいと塗料の要素の一つに塗膜があります。塗膜とは、塗料を塗った際にできる膜のことで、これが紫外線や雨などから外壁、屋根を守る一番の防御壁となるのです。それぞれ塗料には機能が異なりますが、塗膜が長続きするかなどを気にかけながら選ぶのも一種の方法だと思います。

フッ素樹脂塗料

フッ素樹脂塗料は、最近主流になってきた塗料の一つです。建築用塗料の中では機能性が高く、鉄塔の塗装などにも使用されることから、特に耐候性が強いことが特徴の一つです。

フッ素樹脂塗料は、なんといっても塗膜が丈夫であることが一番の長所です。塗ると、光沢も違いますし、つやも出てきます。カビや藻の発生も防いでくれるなど、汚れにくいことも一つの長所に挙げられます。

また、フッ素樹脂塗料は塗膜の良さでもわかるように、耐久性も良いです。耐用年数は一本的には20年ほどといわれており、メーカーによっては保証期間が異なりますが、それでも流通している塗料の中では耐久年数が長いほうです。

一方で、フッ素樹脂塗料の短所を一つ挙げるなら、その価格の高さです。建物用塗料の中ではかなり高額な方なので、きちんと業者の方々と話し合って、金額の設定を行うようにしましょう。

ウレタン樹脂塗料

次に、ウレタン樹脂を主成分とするウレタン樹脂塗料についてご紹介していきます。ウレタン樹脂塗料は、少し前までは建物の塗装の際主流に使用されていた塗料で、バランスの取れた機能性の高さが魅力の塗料です。また、塗膜に関しても柔らかく順応性の高いものとなっているので、密着しやすい点でも優れています。

しかし、耐用年数が10年ほどと、少し短めなところが短所の一つです。また、バランスが取れた機能性の一方で、汚れにくさや紫外線への耐用性は他の塗料と比べて一段劣るようです。

そうはいっても価格はフッ素樹脂塗料などと比べると低価格で済みますし、全体的なバランスの良さは事実なので、今も細部を塗装する際などにはよく使用されています。

アクリルシリコン樹脂塗料

次にアクリルシリコン樹脂塗料についてご紹介していきます。シリコン樹脂塗料としてもよく知られているもののことです。塗膜でいえば、性能がフッ素樹脂塗料のものと似ていて、良い塗膜を発揮する塗料でもあります。したがって、天気の変化に強く、耐候性に優れている塗料なのです。

また汚れが付着しにくいため、防汚性も高いことで知られています。こちらのアクリルシリコン樹脂塗料も、少し前までは屋根でも主流に使われていましたが、フッ素樹脂塗料が流通したことで、あまり使われなくなった塗料でもあります。

低価格なことが一番の魅力ですが、屋根の塗装では今ではあまり主流な塗料ではありません。その理由の一つとして耐用年数の低さがあげられます。大体5~7年ほどといわれており、全体的な機能性を上げても、どうしても劣ってしまう点があるのです。

遮断熱塗料

節電や省エネが求められている現在で、最も注目されている塗料が、この遮断熱塗料です。その名からもわかるように、断熱や遮断熱効果が見込まれている塗料で、政府が積極的に取り入れようとしている塗料でもあります。

これを屋根に塗布することで、熱の侵入を防ぎ、夏には涼しい室内を維持できますので、冷房費の節約にもなります。また、屋根だけでなく、室内の塗布することで、熱の放出を防ぐことができるので、冬場には暖房費の節約ができるといった、一貫して機能性の高い塗料なのです。

しかし一方で、その価格の高さが問題視されています。確かに長い目で見れば、冷暖房費の節減にもなりますし、元は取れるはずなのですが、初期費用が掛かってしまうため、あまりまだいまひとつ流通の足掛かりになってしまっているのです。

また、業者からも塗りにくいなどの施工性の問題も挙がってきているので、今後の活躍に期待したい塗料でもあります。

屋根塗装の際、知っておきたいこととは?

次に、実際に屋根を塗装する際に知っておいてほしいことを挙げていきます。一般的に、屋根のリフォームとして挙げられるのが「塗り替え」、「葺き替え」、「カバー工法」と呼ばれる3つです。その中でも、一番お手軽な工事が塗り替えと呼ばれる塗装工事になります。

大体の時期としては、塗り替え工事をしてから、葺き替え工事に入る家宅がほとんどです。葺き替え工事となると、屋根全体を取り外すなど、大掛かりな工事となりますので費用も手間も格段にかかります。

また、どんな屋根でも塗装できるわけではありません。塗り替えができる屋根材は、ストレート屋根材、金属系屋根材、セメント瓦などで、一般的には日本伝統の日本瓦は塗り替えをする必要がないのです。

また、塗り替え工事だけでは済まないケースもあります。屋根の下地部分や防水シートなどが傷んでしまっている場合は、そこから修繕する必要があるので、葺き替え工事が必要となってきます。もちろん、屋根の下地などが傷んでいなく、塗装の禿げた部分のみを塗り替えるだけでいいのなら、塗装工事のみで大丈夫な場合が多いです。

まとめ

いかがでしたか?屋根の塗装工事の際に使用される塗料などについてご紹介してきましたが、大事なのはきちんと信頼できる業者に相談して預けることだと思います。一度塗装して、すぐ塗り替えることのないように、ぜひ自分の目で業者を選んで見極めてください。

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執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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