間取り変更リフォームを考える|工夫と注意点のまとめ

間取り変更リフォームを考える|工夫と注意点のまとめ

これからも長く付き合いたい部屋だから、もっと快適に住めるようにしたい・・・そういったときに、気になりがちになるのが、家の各々の設備、または間取りです。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・よくある間取り変更リフォームの内容は、「キッチン」「子供部屋」「廊下の幅を広げる」「階段を移動する」など
・部屋の間取り変更リフォームは、手間・時間・お金がかかる大工事となるケースが多い
・間取り変更リフォームをする際は、一から十までこだわると、かかる費用が大きくなるため、ある程度割り切ることも大切

目次 [ 非表示 ]

- [1. よくある間取り変更リフォームの事例~キッチン~](#section-9810)
    - [間取り変更の際、キッチンの位置を変える場合の問題点](#section-9812)
    - [キッチンの間取り変更リフォームの際、LDKにする場合の問題点](#section-9816)
- [2. よくある間取り変更リフォーム~子供部屋~](#section-9822)
- [3. その他の間取り変更リフォームの場合](#section-9826)

* まとめといろいろな工夫 * 間取り変更リフォームをお得に行うには?

1. よくある間取り変更リフォームの事例~キッチン~

間取りを変更するリフォームの中で、多いのがまずはキッチンです。既存のキッチンの位置を変えたり、キッチンとダイニングの間の仕切り壁をなくして広々とダイニングキッチンとして生まれ変わらせるパターンがあります。リビング、ダイニング、キッチンを一体化させる、いわゆるLDKにするためのリフォームのことです。

しかし、このキッチンの間取り変更リフォームには、いろいろ問題もあります。まずはそこからご紹介していきます。

間取り変更の際、キッチンの位置を変える場合の問題点

一番の問題点としては、キッチンの間取り変更リフォームの場合工事費用が結構かかってしまうということです。給排水管の撤去や新しく設置するなど、手間もかかりますし、こういったキッチンの間取り変更リフォームの場合、どうせなら新しくキッチンを買い替えたい、という方も多いようです。

その場合、キッチンリフォームと同じく、既存のキッチンの撤去から、新しいキッチンの設置工事まで、手間も時間もダブルでかかるようになってしまいます。

給排水管撤去の話に戻りますが、その工事の場合、それだけでは済まされない場合も多いです。水廻りの工事というものは、大変なもので、単に給排水管の位置を変えればいい、といったものではありません。給排水管、電気配線、ダクトなど、さまざまな箇所での工事が必要となってきます。

もし、キッチンの間取りリフォームをする際、コストをなるべく抑えたかったら、キッチンの位置を変えない、あるいは水廻りに関する場所だけは変えないようにするといいでしょう。

キッチンの間取り変更リフォームの際、LDKにする場合の問題点

次に、キッチンの間取り変更リフォームのもう一つのケース、LDKにする場合についてご紹介していきます。LDK、いわゆるリビング、ダイニング、キッチンを一体化している大きな部屋にする場合、大きな工事となるのは間にある仕切り壁を取り外すことにあります。

この壁の撤去工事、一見簡単そうに見えるかもしれませんが、実はいろいろ大変なのです。

住宅において、一つ一つの壁が耐力壁となっている場合が多いです。特に間にある仕切り壁は、重要な耐力壁の場合が特に多いです。したがって、これを撤去する場合、構造を新しく計算しなおしたり、新しく補強工事のために設えたりする必要が出てきます。その場合、間の仕切り壁一つ取り去る工事でも、天井や床の補強工事や、新しく柱や耐力壁を設置するなど、かなり複雑な工事となってしまうのです。

もちろん方法や住宅の構造次第で、そこまで大がかりな工事を避けることもできます。まずは、希望を業者に相談して、話し合うことをお勧めします。

2. よくある間取り変更リフォーム~子供部屋~

後は、既存の子供部屋に間の仕切り壁を設置するケースもあります。お子さんが大きくなったり、多くなってことで、既存の1つの大きい子供部屋を2人で使えるように二部屋にするために間に仕切り壁を設置するご家庭が多いです。

しかし、壁を新たに設置すると、のちに「また部屋を広くしたい・・・」といった場合に、かなり不都合があります。壁を増設は簡単でも、撤去するには時間も手間も先ほど同様にかかってしまうのです。

したがって、おすすめなのは間を仕切り家具でわけてしまう方法です。完全に二部屋にする必要がないなら、二段ベッドや大きな洋服たんすなど、両方向から利用できるものを置くといいでしょう。その場合、ほとんど家具の料金のみで済むので、工事に比べてかなり安価で済みます。

もちろん、新しく壁を設置してもいいと思うのですが、その場合は両部屋にドア、窓を設ける必要も出てきます。それだけでも費用は結構掛かりますので、コストをもしできるだけ抑えたいなら、新しく設置する壁にドアや窓を設けることをおすすめします。出入りする際、必ずどちらかの部屋を行き来しなければいけなくなる、というデメリットもありますが、それならまだドア、窓を新設するより安価で済みます。

3. その他の間取り変更リフォームの場合

他にも間取り変更することでできるリフォームはあります。主に廊下の幅を広げたり、階段を移動する工事です。

これらも先ほど挙げたと同じく、壁を撤去したり新設する必要が出てきますので、大掛かりな工事となります。また、間取りを変更することで、窓を新しく設けたりサッシを移動する必要も出てきます。これは外壁の工事もかかわってきますので、また費用はかさみます。

まとめといろいろな工夫

いかがでしたか?部屋の間取りを変更すると一概に言っても、かなり手間も時間もお金もかかる大工事となるケースが多いです。一から十までこだわれば、かかる費用は大きいので、ある程度割り切ることも必要かもしれません。

たとえば大掛かりな工事ではなく、ドアを入れ替えてスライド式にすることでわかれている部屋を一部屋に見せる工夫をしたり、一体感を持たせるために工夫すれば、コストがかかる工事をしなくても見栄えや部屋に対する気の持ちようが変わってくると思います。

また、ある程度費用を抑えるための工事例もあります。先ほど言ったLDKにするための工事なら、台所、中でも水廻りの場所は替えなかったり、あるいは既存のキッチンをそのまま使うといった場合ですね。

子供部屋に至っても、二つ分けても、子供の独立に合わせていつかは一部屋に戻したい、と思うこともあるかもしれません。間の仕切り壁の問題においては、仕切り家具を代わりに設置したり、小窓やドアを壁に設置することでコストは抑えることができます。

いずれにせよ、しっかり業業者と話し合って決めたほうがいいと思います。ぜひ参考にしてみてください。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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