和室をリフォームするためには|実際の施工事例を徹底調査

和室をリフォームするためには|実際の施工事例を徹底調査

日本人にとって畳の部屋は、小さい時から慣れ親しんだ空間だという方が、多いかと思います。和室をそのまま残したい、という方のために、住み慣れた和室をさらに快適にするための、さまざまなリフォーム方法もあります。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・和室リフォームの種類は、主に「畳を入れ替える」「天井、壁紙を張り替える」「ふすま、障子を張替える」「和室の照明を交換する」「リビングに隣接した、または小上がりの和室を設える」など
・和室リフォームの費用相場は、16万円50万円程度
・和室を長く快適に過ごせる空間にするのためにも、必要に応じてリフォームすることが重要

畳を入れ替える場合

畳畳(※画像はイメージです)

第一に、和室において最重要箇所である畳についてです。畳は、長年使っていると、老朽化も激しく色あせたりぽろぽろとはがれていったりします。そのため、和室を維持したければ、畳の入れ替えは必ず必要となってきます。

畳を新しくするには、方法は3つあります。畳を裏返して使う「裏返し」、畳の表面である「畳表」のみを交換する「表替え」、新しい畳を入れる「新畳」です。使用している畳の年数によって、交換方法は異なってきますので、畳の状態を確認してから行うことをおすすめします。

また、畳には「畳床」と「畳表」と呼ばれるものがそれぞれにあります。畳床は畳の芯材で、畳表は畳の表面のことを言います。それぞれ、交換することができ、使っている畳の種類によって値段も異なってきます。

ごろんと寝転がれる畳の部屋は、すごく魅力的に映る方が多いかと思います。気持ちの良い和室のためにも、畳の状態のチェックは必ず行うようにしましょう。

天井や壁紙を張り替える場合

天井天井(※画像はイメージです)

次に、和室の天井、壁を張り替える場合についてご紹介していきます。和室の壁で、多いのが砂壁です。そして、砂壁の問題点といえば、時間がたつことでぽろぽろとはがれてきてしまうことが挙げられます。

和室の壁や天井は、土や珪藻土を利用できますが、壁紙を貼ることもできます。また、天井を木材にしたい、という方には、イナゴ天井や目透かし天井を希望する方が多いようです。それぞれ費用は、使用する木材の種類によって異なります。自分の好みのものであったり、吸湿性や断熱性に優れているものを使用することをおすすめします。

ふすま・障子の紙の張替え

ふすまふすま(※画像はイメージです)

あまりお金をかけずに、和室の印象を変えたい方にオススメなのが、ふすまや障子を張り替えるというリフォームです。

もちろん使用する紙が手すきのものだったり和紙でもの高級品の部類だったりすると、値段は段違いになりますが、それでも手軽に和室の雰囲気を変えることができます。

ふすまや障子の紙をモダンでデザイン性が高いものに張り替えるという方も増えてきています。それだけで和室の印象はがらりと変わりますし、和室としての用途もいろいろバリエーションが増えますよね。

古式豊かな和室から、洋室のようなモダンな和室まで、ふすまや障子の柄ひとつで変えることができます気になる方は、いろいろ検索して施工例を見てみることをおすすめします。

和室の照明を交換する場合

和室の照明和室の照明(※画像はイメージです)

続いても、和室の印象をそれだけでがらりと変えることができるもの、照明の交換についてご紹介していきます。和室を寝室にしていたり、客間にしている方が多いかと思いますので、明るさを選べるタイプの照明をつけることをおすすめします。

また、照明器具にもいろいろあります。和室全体を明るく見せてくれる、埋め込み器具による照明もありますし、和室らしさを演出してくれる吊り下がりタイプのものもあります。

自分の家における和室の用途によって、照明を選ぶといいでしょう。照明ひとつ、光の加減で和室の雰囲気も変わりますので、きちんと選ぶ必要があります。

また、「和室が薄暗い・・・」という悩みを持っている方には、窓部分の改築をおすすめします。窓を広くとったり、もしくは手軽に済ませたいなら障子ではなくブラインドを設置することで光の加減を調節することもオススメです。光のたくさん入る気持ちの良い部屋なら、和室の用途も広がるかと思います。ぜひ検討してみてください。

リビングに隣接または小上がりの和室を設える場合

リビング内の小上がりの和室リビング内の小上がりの和室(※画像はイメージです)

後は、最近多い事例としてリビング内に和室を設えるリフォームについてご紹介していきます。

多いのが、和室とリビングの間の仕切り壁を外して、部屋を一体化させる工事です。その場合、それまではあまり使い道がなかった和室の用途も増え、いろいろ使えるようになります。

その場合、和室とリビングの間に段差がない場合が多いのですが、その反対に段差をあえてつけることで、リビングに小上がりとしての和室を設けるケースも増えてきています。

小上がりとして和室を作る場合は、収納や畳などがセットになったものもあります。自分で一から選んで作るよりは安価で済みますし、こだわりたい方にはセミオーダー形式の素材が選べるタイプもあります。

実際の工事例

それでは、実際に和室をリフォームした方の工事例についてご紹介していきます。

例1)A社で和室をリフォームした場合
建物:マンション(築年数30年)
施工面積:約9平方メートル
費用:約30万円
工事内容:戸襖の交換、床・天井のクロス替え、襖表の張替えなど

例2)B社で和室をリフォームした場合
建物:一戸建て(築年数約30年)
施工面積:約10平方メートル
費用:約50万円
工事内容:押入れの撤去によるリビングとの一体化、新規押入れの設置、間仕切り戸の設置、和紙の張替えなど

例3)C社で和室をリフォームした場合
建物:一戸建て(築年数約10年)
施工面積:約6平方メートル
費用:約16万円
工事内容:従来の畳ではなく、デザイン性の高いものへと畳を新調など

例4)D社で和室をリフォームした場合
建物:マンション(築年数薬10年)
施工面積:約10平方メートル
費用:約50万円
工事内容:ユニット畳の設置(リビングの一角)、畳の下の収納スペースの確保など

まとめ

いかがでしたか?和室は日本人にとっては欠かせない要素でもあります。洋室造りの家が多くなってきていますが、やはり和室の部屋もほしい、と希望する方も多いようです。長く快適に過ごせる和室のためにも、和室リフォーム、ぜひ検討してみてください。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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