タンクレストイレのメリット・デメリット|各メーカーの人気の種類とは
毎日使うトイレをもっと綺麗で快適な空間にしてみませんか?トイレ空間を広く清潔に使えるタンクレストイレのメリットと価格について調べてみました。まずは、この記事のポイントを以下にまとめました。
POINT この記事のポイント
・タンクレストイレのメリットは空間を広く使え、掃除がしやすいなど
・タンクレストイレは水圧により設置できない場合もある
・タンクレストイレの主なメーカーはTOTO、Panasonic、LIXIL
・手洗い器は主にカウンタータイプ、簡易式タイプ、埋め込みタイプの3つがある
目次 [ 非表示 ]
タンクレストイレとは
タンクレストイレのメリット
1.空間を広く使える
タンクのあるトイレに比べ奥行きが10センチ程狭まります。 その為、限られた空間であっても広々と使うことができます。
2. 見た目がスッキリ
タンクがない分見た目がシンプルでスッキリしています。
3. 掃除がしやすい
掃除する箇所や、埃のたまる隙間が減り、掃除がしやすくなります。 また各メーカーで若干異なりますが、トイレ自体にも汚れの付きにくい素材を利用したり、 自浄機能を付けたりと掃除がしやすいように設計されています。
4. 洗浄操作はリモコンでできる
後ろを振り返ってタンクのレバーを引くのではなく、 リモコンのボタン一つで簡単に洗浄ができます。
1. 手洗いが別になる
タンクレストイレは手洗い用の蛇口がないため、手洗い付きのタンクトイレから変更する場合は注意が必要です。 別途トイレの壁やコーナー部分を利用して手洗い器を設置することもできます。手洗い器を付けない場合は 公衆トイレのようなイメージで 洗面所などへ移動して洗うことになります。
2. 停電のときは手動で洗浄
タンクレストイレは電気で動いているため、停電の時は手動で洗浄します。
3. 水圧による制限があることも
水圧によってはタンクレストイレの設置ができない可能性があります。 ただブースター内臓のものや水圧に関係ないものを選べば殆どの場合は問題ありません。 日頃から水の出が悪かったり、マンションの高層階に住んでいる場合は 見積もりの際に相談してみると良いでしょう。
各メーカーの特徴と代表機種
各メーカーによってそれぞれ特徴があります。 比較して合うものを選びましょう。 ここでは3つのメーカーを取り上げ、「清潔さ」「節水、節電」の2点から特徴を挙げていきます。各代表機種も取り上げていきます。
1. TOTO
◆清潔さ
・「きれい除菌水」で便器内やノズルを自動洗浄
(→きれい除菌水とは水道水に含まれる塩化物イオンを電気分解して作られる、除菌成分(次亜塩素酸)を含む水です。)
・トイレの利用時間を学習し、良く利用する1時間前から自動で脱臭
・便器の陶器表面の凹凸をなくし、汚れを付きにくくする
・洗浄時には水をトルネードのように流すことで少ない水で効率的に洗浄
・ウォシュレットケース、ノズル、便座には汚れの付きにくいクリーン樹脂を採用
・便器、ウォシュレットのフチをなくして掃除しやすいように設計
◆節水、節電
・ 従来品は13Lのところ、3.8Lから4.8Lにまで節水
・ 暖房便座は使うときだけ暖めることで年間1,400円、従来品より4,200円電気代を節約
1-1. ネオレスト(TOTO)
AH、RH、DHの3つの型がありそれぞれ形状が異なります。 好みの形のものを選ぶことができます。
出典:ネオレストの詳細はこちら
[AHタイプ]
直線的なフォルムが特徴です。
出典:ネオレストの詳細はこちら
[RHタイプ]
曲線の柔らかいフォルムが特徴です。
出典:ネオレストの詳細はこちら
[DHタイプ]
快適機能を凝縮したシンプルなフォルムが特徴です。
2. Panasonic
◆清潔さ
・泡のクッションで受け止めることで飛沫による汚れを防ぐ
・便座の形状の設計によりフチからの水垂れを防ぐ
・水を流すたびに泡で洗浄して汚れを落とす
・洗浄時には水を渦巻き状に流すことで少ない水で効率的に洗浄
・有機ガラス系新素材を採用、水アカやヒビ、キズに強く汚れが付きにくい
・汚れやすい隙間をなくし掃除を簡単に
◆節水、節電
・使うときだけ暖めて年間1,800円、従来より9,200円節電
・従来品は13Lところ、3.8Lから4.8Lにまで節水
2-1. アラウーノ(Panasonic)
アラウーノは機能によってタイプが3つに分かれています。
出典:アラウーノの詳細はこちら
[新型アラウーノ]
お掃除機能が充実し、また低水圧に対応しています。
出典:アラウーノの詳細はこちら
[アラウーノS]
よく使われる機能を標準装備しています。
出典:アラウーノの詳細はこちら
[アラウーノV]
後方に手洗い器が付いているタイプもあります。こちらも低水圧に対応しています。
3. LIXIL
◆清潔さ
・プラズマクラスターでいつでも除菌しているので隅々まで綺麗
・トイレ空間内のにおいの原因菌を除去
・勢いのある水流で強力に洗い流す
・汚れやすいつなぎ目をなくし掃除を簡単に
・プロガードコーティングで汚れが付きにくい
◆節水、節電
・従来品は13Lのところ、3.3Lから4Lにまで節水
・利用していないときは省エネで運転し、年間89kWh/年、従来品の350kWh/年より5,800円節約
3-1. サティス(LIXIL)
サティスは本体の形によって3タイプに分かれています。好みの形状のものを選ぶことができます。
出典:サティスの詳細はこちら
[サティスGタイプ]
丸みを帯びた柔らかいフォルムが特徴です。
出典:サティスの詳細はこちら
[サティスSタイプ]
直線的でスタイリッシュなフォルムが特徴です。
出典:サティスの詳細はこちら
[サティスEタイプ]
カジュアルでコンパクトなフォルムが特徴です。
手洗い器について
タンクトイレからタンクレストイレに変更するときに、気になるのが手洗い部分についてではないでしょうか。トイレを出て洗面所で洗うようにしても良いですが、この機会にトイレ内に手洗い機の設置を検討しても良いでしょう。
手洗い機は大きくカウンター(キャビネット)タイプ、簡易式タイプ、埋め込みタイプに分けられます。デザインやトイレの広さにあわせて選ぶと良いと思います。またトイレ本体の機種に専用手洗いがついているタイプもあり(panasonicのアラウーノ等)、その場合は同一機種でないと利用できないこともあります。
[カウンター(キャビネット)タイプ]
カウンターやキャビネットの上に手洗い器が乗る形です。ある程度スペースが必要となりますが、トイレと合わせて空間をお洒落にコーディネイトすることができます。幅広のカウンタータイプと、幅が狭いキャビネットタイプがあります。
[簡易式タイプ]
手洗い機だけをコンパクトにまとめた形です。空間に限りがある場合は、コンパクトにまとめられたこちらのタイプや、埋め込み式のタイプが良いでしょう。限られたスペースを上手に利用することができます。
[埋め込みタイプ]
手洗い機のキャビネットを壁に埋め込んだ形です。壁に埋め込むことで、見た目もスッキリして、空間を広く使うことができるようになります。
取り付け時の工事費用
実際にトイレを取り付ける際にかかる費用はどのくらいになるのでしょうか。かかる費用の例をご紹介します。 費用はトイレ本体価格+トイレの設置工事価格となり、セットで注文することでトイレ本体価格は値引きされることが多いです。
また同時に手洗い機も付ける場合は、手洗い機の本体価格+手洗い機の設置工事価格が追加されます。
1. タンクレストイレのみの取り付けの場合
◆A社
・ネオレスト RH(TOTO)
本体価格 税込 216,432円~(値段は設置場所の排水方式により変動)
工事費用 税込 29,800円(※出張費、止水栓、追加部材費、廃棄費、諸経費含む)
・新型 アラウーノ タイプ1(Panasonic)
本体価格 税込 217,080円~(値段は設置場所の排水方式により変動)
工事費用 税込 29,800円(※出張費、止水栓、追加部材費、廃棄費、諸経費含む)
・サティス Sタイプ S&Aグレード(Lixil)
本体価格 税込 201,700円〜(値段は設置場所の排水方式により変動)
工事費用 税込 29,800円(※出張費、止水栓、追加部材費、廃棄費、諸経費含む)
・サティス Sタイプ S5グレード(Lixil)
本体価格 税込 151,588円〜(値段は設置場所の排水方式により変動)
工事費用 税込 29,800円(※出張費、止水栓、追加部材費、廃棄費、諸経費含む)
◆B社
・ネオレスト RH(TOTO)
本体価格+工事費+処分費 税込 258,000円 (排水方式が壁排水の場合はプラス10,000円)
・サティス Sタイプ SR5(Lixil)
本体価格+工事費+処分費 税込 198,000円
・新型アラウーノ(Panasonic)
本体価格+工事費+処分費 税込 198,000円
2. タンクレストイレ+手洗い器取り付けの場合
◆C社
・ネオレスト RH 手洗い付き(TOTO) ※手洗い機はコーナーに取り付ける簡易式タイプです。
本体価格 税込 215,136円~(値段は設置場所の排水方式により変動)
工事費用 税込 59,400円(期間限定の割引適用した値)
アラウーノ S 手洗い付き(Panasonic) ※手洗い機はコーナーに取り付ける簡易式タイプです。
本体価格 税込 246,300円〜(値段は設置場所の排水方式により変動)
工事費用 税込 59,400円(期間限定の割引適用した値)
タンクレストイレ価格の匿名見積もりが可能
トイレを広々と綺麗に使えるタンクレストイレ。少しでも気になったらまずは見積もりを取ってみましょう。 タンクレストイレ設置の場合、配水方式や手洗い機設置の有無やタイプで値段が変わってくるので、色々と相談しながら決めることが大切です。
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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